Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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よく見える目と強い心が欲しいです。
専門学校の講師に、本物の英語力をつけるために何が良いかと聞いたところ、タイムを読みなさいと言われた。 アメリカの雑誌である。 この雑誌の英語は一流の英語らしい。 確かに、文のかたち、語彙ともに、水準が高い。 薄い雑誌なのに800円とべらぼうに高いし、1週間で読みきれるわけでもないので、たまに買っている。

 あるイラクの親子の記事であった。 親は、子がフセイン政権の影響から逃れられるように、遠くの職業学校にて学ぶようにさせた。 子は、親から離れた学校で過ごすことになるのだが、そこでイスラム原理主義に傾倒していく。 定期的に親に送る手紙も、イスラムの原理に反する親の行為に対して批判するものへと変わっていった。
 卒業して帰郷した時、子はいでたち、思想、ともに完全なイスラム原理主義者のそれになっていたという。 家族の間での口論は絶えない。

 今のイラクでは、このような家庭が少なくないという。 毛沢東時代の中国における、紅衛兵の少年たちと、その親たちとの間の悲劇を髣髴(彷彿)させる。 いや、それよりも、もっと身近にあった。 考えるたびにやるせない気持ちになる。
 
 思えば、少年たちの純朴な気質から、彼女・彼らが歴史における悲劇の主体となった例は少なくない。 現代でも、ヒトラーユーゲントからはじまり、件のイスラム原理主義の少年まで。
 共通点があるように思われる。国際・国内政治の緊張した状況である。他にもあるのかもしれない。
 少年たちを直接そのような行動へと仕向けた人々への怒りを禁じえない。 しかし、この怒りは、この外的状況を作った人々へも同様に向けられるべきであろう。 タイムの記事はこのような外的状況の要因を9月11日のテロとしていたが、他にもあるのではないだろうか。


 蔓延する悲劇には、必ず構造的な問題が潜んでいる。 それを見つけて、否と言える人になりたい。
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