Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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面接。
 いよいよ、面接試験。

 受験仲間に最後の練習を手伝ってもらう。 本当にこの期間、多くの人の援けをいただいた。 感謝しきれない。 

 場所は、目黒の雅叙園。
 昔通った中学の近くで、とても急な坂の間に建っている。 中学時代に、雅叙園と言うと、恐怖のしごきコースであった。
 
 実は、入ったのは初めて。 面接時間の1時間半前には着いたので、館内を探検する。 
 そして、内装に正直感動した。 こんなホテルがあるんだなー、と、ただただ感動。 丸の内にあるホテル達よりはるかにすばらしい。 遊びに行ってコーヒーを飲むだけでも、行く価値があるのかもしれない。

 あれよあれよと言う間に、5時。 

 面接開始。

 伝えたい事は全部言えたので、後悔はない。 これでだめなら、かかってくるのは職歴だろう。
 面接官は日本の人だったのだが、とても理解がある人で、面接後も2時間ほど世間話をした。 個人的に食事会に誘われたということは、気に入ってもらえたのかな?、と思っている。

 結果は2週間くらいで出るそう。 さてさて、どうなることやら。
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前夜。
 面接の準備をお世話になった英語の先生に手伝ってもらおうと、母校に行っていたのだが、ここ2日間で10人以上の人間から嘘つき呼ばわりされてしまった。 予報としか言ってないのに… でも、しょうがない。言う人の気持ちもよくわかる。 予想はしていたこと。 来なかった喜びに比べれば、多少の顰蹙もなんのその。 もし来た時に、誰にも告げずにいたら、絶対にいたたまれない気持ちになるはずであるし。

 さてさて、いよいよ明日の面接で、この長~~~~かった受験もおしまい。 
 
 目黒の雅叙園にて。 悔いの無いように、話せることを、全て話そうと思う。 寝ます。
武蔵に学ぶ。
 面接までもうすぐなのだが、面接の準備をする傍ら、吉川英治の宮本武蔵全8巻を一気に読みきった。
 話す練習も大切乍ら、精神を研ぎ澄ます作業の方がより重要と考えたからである。 言葉は、精神を伝えるもので、その逆では無い。 もちろん、面白かったので一気に読んでしまったというのも事実だが。 

 武蔵の求道の姿から色々なことを学ぶことが出来る。
 一つは、己の未熟を知ることの大切さ。 
 事実はどうかわからないが、小説では、佐々木小次郎は、驕慢の天才であり、武蔵は、刻苦の天才であった。 武蔵は、己の未熟なる事を常に考え、その未熟を克服するために常に励んだ。 
 次に、万事は一事に通じるということ。
 当時の剣客の中で、武蔵ほど、剣以外の事柄にも打込んだ人間は少ないと思われる。 たとえば、途中で武蔵は、3年間晴耕雨読の生活をした。 しかし、常に問題意識は剣にあったため、なにをしても、剣に関する新たな発見をそこから見出した。 所々に出てくる、「我が剣は天地と一つ」という言葉は、それに対する悟りの極地であると思われる。 
 
 現代風に言えば、自己の認識と、鋭い問題意識の所有とでもなるのだろうか。 実際、この2点は、人間を向上させる上でとても貴重な要素だと思う。
 鋭い問題意識を持ち、片方で自分を信じつつも、他方で自分の未熟を認識することを一生やめたくないものである。 いつまでも、人の批判やアドバイスに対して真摯な態度をとれる様になりたい。 謙虚でありたい。
列車事故に思うこと。
 福知山線の脱線事故。 僭越かもしれないが、亡くなった人々の冥福を心から祈る。

 起きた時にちょうどテレビを見ていた。 そのまま、特集番組が組まれ、午前・午後と延々と報道をしていた。

 それにしても、報道のあり方が、相変わらずである。 実況中継をするのはよいが、現場の状況以外に、その日、帰路について心配する人たちのために、交通の状況などを報道すればよいのに。

 しかも、時間が経つごとに、早速原因についての憶測が飛びまくる。 自らの発言の責任を省みずに、憶測を垂れ流していく。
 典型的な、「誤報」のメカニズムである。 他社に出し抜かれまいとあせる心が、報道人の真偽の判断を鈍らせる。 疑わしいというだけで、うらをとらずに、そのまま報道してしまう。
 メディアの公共性を叫んでいたフジテレビも、利益志向性のみならず公共性を叫ぶのなら、もうすこし、慎重に報道すれば、以前の発言に真実味が少しでも増したのに。
地震予報の難しさ。
 口コミ、地震最終情報。 ちなみに、口コミとは、「口コミュニケーション」の略語だとの事。 マスコミに倣ってつけたのだとか。

 26日(明日&満月)、午後6時から、28日までは、警戒したほうが良いそう。 可能性で言えば、4分の1程度だが、用心するに越したことはない。

 ちなみに、静岡で地震が起きたら、それはリーチだとの事。 もし、静岡で地震が起きたのなら、ドカーンと東京に地震が来る可能性は一気に高まるのだそう。 

 噂であれ、こういう話を聞いてから、地震予報の難しさを思う。 天気予報が外れる程度の被害ではすまないからである。 予報を打ち出してしまえば、都市はパニックになり機能がストップしてしまう。 しかも、予報の精度は天気予報に比べはるかに低い。 幾度も予報を出すことは、経済の発展に大きなマイナスとなってしまう。 しかも、ここは地震都市、東京。 キリが無い。

 ちなみに、東京における安全地帯は、東京23区と三鷹市、武蔵野市以外。 

 あー、なんだかなあ。 とりあえず、予報が外れることを心から祈る。
万事に通じる面接能力。
 今日は、夜に面接の訓練。 きびしめバージョン。
 今までで一番しんどかった。 涼しいはずなのに、鋭い質問に汗がたらたら。 録画しておいた自分の姿、しょぼすぎる。 
 
 どのような質問に対しても、答の要旨を1文章で話せること。 答の全てを、1分以内で話せること。 きわどい問いに対して、常に己のポジションを崩さないこと。 動揺していても、それを表に出さないこと。
 
 面接だけに関した話ではなくて、常に必要な能力である。 

 さて、この能力、いかにすれば身につくか。 

 考え抜くこと、そして、ものの本質をつかむこと、と考える。 そのための過程は、3種類が考えられる。 
 第一は、人と問題意識のある分野について話し合うこと。 
 第二は、問題意識を書き止め、それを読みかえすこと。 
 第三は、問題意識をもちながら、関連した書籍を読むこと。

 幸い、英語の会話自体はあまり問題はないらしいので、その点に思考を集中させようと考える。 と言うわけで、今日のブログは、このような感じである。 
ハウルの動く城。
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 恥ずかしながら、今日になってようやく、「ハウルの動く城」を見てきた。 出た当時は、受験で一番精神的にキテいる時期だったので、放映されていることすら忘れていた。 虎ノ門での仕事の帰りに、フラット歩いて有楽町まで。
 いつも思うのだが、映画館がどこでも料金が同じと言うのは、とても不思議である。 画面の大きさ・音響・椅子の座りやすさなど、場所によって差は格段である。 東京で見るのなら、お勧めは有楽町。 あとは、六本木ヒルズ。


 見た後に、ああ、これはウケないだろうな、と納得した。 宮崎駿作品は、どんどん哲学的な色合いを深めている気がする。 名声を得たアーティストが良くやることで、ウケる作品から、やりたい作品への転換の典型かなとも思った。 他のわかりやすい典型といったら、椎名林檎、ミスチル、ジュディマリあたりか。 才能があるので、ヒット曲の作り方は知っているが、やりたい曲は違う。 ある程度の名声を得たら、作風をそれに切り替える。

 
 さて、いよいよ本題の感想に入る事にする。 原作を見ていない人は、ネタバレ含んでいるので、ご容赦ください。
 パンフレットも買いそこねたので、かなり主観も入るかもしれない。

 ハウルの動く城のテーマは、現代の人々かと感じた。

 ハウルの動く城は、ハウルと言う人格の別の表現なのだと感じた。
 ハウルの城の動力は、ハウルの心臓である。 さらに言えば、悪魔と契約して渡した自分の心臓である。 カルシファーは、その売り渡した自分の心の象徴。 いうなれば、ハウルのこころの一つのありかた。 それなら、カルシファーがハウルの城へ入る人を選別する権限を持っていることもうなずける(ハウルは幾度となく来客について、カルシファーに「入ってくるのを、よく君が許したね」と言っている。)。 
 城には、4つのドアがある。 それぞれ、別の場所へと通じている。 これは、社会において、人々がとる姿かたち。 さらには、本当の姿(城)は、荒野をさまよっている。 さらに、途中から、ソフィーの為に、ドアを一つ設けている。これは、ハウルの心の中に、ソフィーの場所が出来たということを表現しているのだと思う。 最後あたりのシーンで、ソフィーのための場所のみに通じるドア以外が閉ざされる。 これは、対する世間に応じて己を変えてきた、ハウルの心のあり方への決別と感じた。 
 ハウルの魔法で変えてある外見。 「美しくなければ、生きる意味がない」という発言。 これは、もう。 そのまんま。
 
 次に、ソフィーの呪いの解け方についての考察。
 1.寝ているとき:完全に若返っている。 髪の色も昔のまま。
 2.恋→愛となる度合いにより若返っている。 ときめいたり、恋愛感情が具体的にハウルを救うという行為にうつされた時、ソフィーは若返っている。 ただし、髪の色は老人の時のまま。 
 
 呪い→自分の価値の喪失感とすれば、2については、わかりやすい。 どのような状況にあっても(髪の色がそれをしめす)、人には自己の実現への道が残されていると言うことか。 しかし、それだけだと、1.の場合を説明できない。 
 

 他にも色々あるが、そろそろしんどい。 
 あと、全般的な共通点として、
 愛と自己の価値の発見が、諸問題解決の主な要因となっているなあ感じた。 これも、現代人にはなかなか焦眉の問題である。
 
 
 ああ、「嘔吐」、「異邦人」、「変身」などの感想文を書いているような気分になってきた。 個人的には、こういう考えさせてくれるものも悪くないが、わかりやすいものがいいかなと。
地震。
 言っちゃいます。 はい、言っちゃいます。 ほら吹きと言われてもかまいません。 

 関東大震災、4月末に来るという予報が有力。
 遅くとも、5月初旬だそう。

 まあ、そろそろ来ないとおかしいであろう。 関東に住むものの宿命である。 とはいいつつも、なんてタイミングに来るのだ、と言いたくなる。。

 特に、面接の4月29日の前に来てしまったら、自分の面接は、一体どうなってしまうのだろう。 震災のどたばたで、どうなるともわからない。 今から、それが不安になってきた。 明日当たり、恥を忍んで、面接官の緊急の連絡先について教えてもらおうかと考えている。 ちなみに、面接中に来たら、真っ先に面接官をかばう。 これで合格間違いなし(笑)。

 防災グッズは、そろえてもキリが無いと思うので、適当に。 水とカロリーメイトと、コートと傘。 あと、ipodに貴重な情報は全て詰め込んでおく。 あ、あと、携帯電話の充電用の電池。 震災時でもメールだけはつながるらしいので。

 地震経験者の方、持っておいたほうが良かったと思うものがあったら、教えてください。

 25日以降は、できる限り、都心部から離れた、津波のおそれが少ないところにいることにしようと考え中。 

 タイピングしながら、小学生の頃に習った、「空気がなくなる日」を、思い出す。 信じるも、信じないも可。 それでも、用心するに越したことは無いと思う。

 こんなところで死んでたまるか。
ライブドアのニッポン放送株式取得について総括⑨ちゃんちゃん♪
 ライブドア、フジテレビ、ついに基本合意に至ったようだ。

 最近のライブドア関連のニュースは、報道側も事実と推測が入り混じったものが余りにも多いため、まずは、プレスリリースを読むことにしている。 研究類をするに当たって、最も重要性を持つのは、第一次資料(原文)である。 これを殆ど読まないで、ものを書く人が、ジャーナリズムの世界のみならず、学問の世界にもかなり増えている気がする。 たとえば、立花隆はメディア ソシオーポリティクスに掲載したライブドア関連の文を、他のブログでたたかれまくっている。

 
 閑話休題(それはさておき)。
 
 ライブドア側としては、ホッとしたというのが本音であろう。 もう少し長引いていれば、いよいよ資金難におちいり、大変なことになっていたと思われる。 それでも金額の収支は大きなマイナスであるが、当時の公約であった「メディアとネットの融合」を勝ち取ったのは大きい。 (ただし、本人にこの融合をする意思が本当にあったのかは、微妙なところのようである。)

 解せないのは、フジ側の譲歩。 どうしても、疑問符がついてまわる基本合意文である。 ニッポン放送を子会社化するという基本方針を貫くとしても、ライブドア側の体力切れを待っていれば、もっと良い条件を勝ち取ることは、いくらでも可能であったと思うのだが。

 今回の問題について、間にはいったのが、日興プリンシパルだということである。おそらく、このあたりに、疑問符に対する答えがあると思われる。 以前、フジテレビが奇形的な株の持ち合い関係をとってまで、鹿内一族を追い出した時に暗躍したのは、日興証券であった。 また、日興は、ライブドアの主幹事でもある。 

 また、今回の合意に基づき、ライブドア株がまた反発し、一時は350円にまで戻った。 MSCBにより新しく発行された株式を取得した人々にとっては、なんともおいしい話であると思われる。 元の株は450円だったので、元々の株主たちには、それでも大きな不満が残る。

 
 純粋にマネーのみで見た場合、今回の勝者はリーマンと村上。 敗者は、フジとライブドアである。

 裏で日興が絡んでいたので、意思決定をする余地がなかったのかもしれないが、それにしても、今回の基本合意は、まずい結果を惹起しうる。 海外の投資家たちに、日本の企業に対する敵対的買収はしやすいと考えさせるに十分な基本合意であった。 現状で、買収に対する防衛策をサクサク策定できる柔軟性を、日本の企業は持ち合わせていないので、事前に防衛策をとらなければいけない。 皆さん大変である。 今、M&A関連でコンサルタントでもしていたら、儲かるのだろうなあ。
こころ。
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 自分は、何を読むにしても、古典的なものを好む。 勘違いされることもあるようであるが、古典的といって、万葉集などをさすわけではない。 いつまでも読み続けられる価値のあるものに対しても、古典と呼ぶのである。
 古典の古典たるゆえんは、己の鏡として作用するところにあると思う。 己の精神の発達に伴い、古典からより深く感じるようになる。

 久しぶりに、古典的日本文学、「こころ」を読む。

 まずは、美しい日本語に見とれる。 言語と言うものは、多くの場合、一人の偉大な文学的天才により急速に発展する場合が多い。 朝鮮におけるチョ・ギチョン、ロシアにおけるプーシキン、ドイツにおけるゲーテ、英国におけるシェイクスピアなどなど。 夏目漱石も、間違いなくそのうちの一人であろう。 「あなたは女の黒髪で縛られたことがありますか」の表現などに、幾度と度肝を抜かれる。

 また、「先生」の自殺した理由について、考える。 「先生」の自殺した理由に、漱石が訴えたかったものがあったと思うからである。 「先生」が手紙で「私」に語っている大部分は、自殺までの文脈であって、理由ではないと思う。 なぜなら、「先生」は、友を裏切り(そうしたと自ら信じ)、死について考え続けながらも、その後生きてきたのであるから。 死について考えながらも、生を引きずり生きてきた「先生」に、自殺のきっかけ、すなわち、理由を与えたものは、次によるのだと思う。 また、これこそが、漱石が読者に投げかけたいものだったのではなかったと、素人ながらに思うのである。
 「あなたにも私の自殺する訳が明らかに呑み込めないかも知れませんが、もしそうだとすると、それは時勢の推移からくる人間の相違だからしかたがありません。」
 時勢、すなわち、「先生」が生きた明治、日本に未曾有の変化を与えた明治が、この「こころ」の問題の根底にあるのだということ。 それを、漱石は訴えたかったのではないだろうか。


 こういう小説を読んだ時に感じる、人の世の不条理。 論理や、呪文のような哲学的概念や、モデルを策定するための数式では、解くことができない。 人のこころとは、そういうものなのだ。 それを、いつまでも忘れてはいけないと思う。
強さの源。
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 ニョメンにて、オモニたちと子供たちのバーベキューモイムが開かれる。 人手が足りないということで、お手伝い。 

 恥ずかしながら(?)、子供たちの流行のものについて多少嗜んでいて(マジック&ウィザーズや、たまごっち(今流行っているとは!)、ポケモンなど)、さらに、サッカーは、リフティングだけは結構得意だったので、子供たちのハートをキャッチ(したはず)。 
 写真の子、近所に住んでいたお姉さんの子なのだが、とてもなついてくれた。 イェプダ、という表現が、本当にしっくりくる。 実は、小さい子供の甲高い泣き声は余り好きでなかったのだが、それをあまり苦としない親の心情がかなりわかった気がする。 何回か転んで大泣きしてしまったのだが、イェプミョン違った風に聞こえるものなのである。 
 日ごろ、親になった時、子供の甲高い泣き声にイライラしてしまうのではないかと、内心心配に思っていたのだが、それは杞憂に終わりそうである。
 
 
 オモニ達にかなり元気をもらった。 
 やはり、情報が早いようで、自分の留学の話にも突っ込まれた。 アボジが朝高の先生で知られていて、なおかつ、4人兄弟みんな男で、顔がクローン、オモニはパワフルだという事で、地元では結構有名な我が家である。

 「いえ、まだ面接がありますから…」
 と、答えても、
 「大丈夫、大丈夫。」
 とのお答え。 根拠は一切なくても、不思議とかなり元気が出る。 昨日の模擬インタビューの出来もかなり良かったし、いい風が吹いているようである。
 自分の小学校時代、試合の応援で子供たち以上に熱血し、学校の経営を助けるためにキムチを作り、定期券差別を廃止する為に奮闘したオモニたちを思い出した。 命を育むための強さだったのかもしれない。 守るべきものを持つことと精神の強靭さとの相関を感じた一日であった。 
めちゃくちゃ長いレス。
 コメントのレスを書いていたら、とんでもない長さのレスになってしまったので、こっちに書いておくことに。 内容は、敵対的買収についてです。 興味のない人は、読み飛ばすことを強くお勧めします。

 文体は、レスのままです。


-------------------------
 M&A全般に関しての考えは、3月25日に書いたブログの通りです。  特に建設業界などですが、非効率化してしまった業界の効率性を上げ、結果経済全体の活性化を図るのなら、結果的に敵対的買収となろうとも、ガンガン進めるのも、アリかもしれません。 敵対的買収と言うのは、買収される企業の、特には取締役会の合意を得られないまま行われる買収ですから、非効率を生んでいる業界において、片方が合意に基づいて行おうとしても、敵対的買収となってしまう可能性は大いにありえます。
 ですが、このような業界の再編のためのM&Aの場合、失業者が生じることも十分予想されます。 ですから、政府がM&Aによって生じるであろう失業者に対するセーフティネットをしっかり張っておいて、M&Aを促進するというスタンスがベストかと思っています。

 以上、全般的な考えです。 


 次は、アメリカの事例ですね。
 おっしゃるとおり、
 >実際アメリカでは90年代以降、80年代とは比べ物にならないくらい敵対的買収の件数が激したようです。

 です。 さて、問題は、その理由はどこにあるのかです。 素人考えとしては、以下のものが浮かびます。

 1.構成に問題のある業界再編がある程度終わったため、「結果」敵対的M&Aとなる事例が減少したため。
 2.敵対的買収にたいする防衛策が発達したため、買収のコストが増したため。
 3.敵対的買収がある程度うまくなされた後でさえも、買収企業が長期的な成功を収めることが難しいことがわかってきたため。 これがわかるのに、大体10年ほどを要したため。

 1.は、詳しくは、3月25日のブログ(下の方)をご参照ください。

 3.は、(名前が打ち込まれてないので呼び方がわからない・・・)あなたの、
 >「会社がいくら利益を追求する集団だとは言っても、「人」あってこそ形成させるもの。
人間は色んな感情を併せ持つ生き物であり、決して機械なんかじゃないですよね。
個人的には、敵対的買収って響きからもう、うまく行く想像なんてつきません。
今回のように関わる人間の規模が大きければ大きいほどそうだと思います。」
 に通ずるところがあると思います。


 そして、2について、せっかくの蛇足ですから、さらに蛇足します。。 代表的防衛策です。 


予防型
①ポイズンピル:買収費用が上がる仕掛け全般を指す。 さらに、
 フリップイン・ポイズンピル:被買収会社の株を第三者が安価で購入できるようにするもの。
 ポイズン・プット(デット):会社が買収されると償還期限が来る社債を発行すること。 
 バックエンド・ピル:株式を債権もしくは現金と交換する権利を株主に付与すること。

 ②ゴールデン・バラシュート:直訳、金の落下傘。 買収されたら役員に高額退職金を支払うよう定款(会社内の決まりごと)をさだめておくこと。
 ③ティン・パラシュート:直訳、ブリキの落下傘。 買収されたら従業員に割り増し退職金を支払うよう定款をさだめておくこと。
 ④シャーク・リベラント:直訳、鮫よけ条項。 敵対的買収が仕掛けられにくいように定款を定めておくこと。
 決議条件加重条項:株主総会の合併承認要件を増やす。
 スタッガード・ボード条項:取締役の選任時期をずらす条項
 グリーンメール禁止条項:買収者が取得した株の高値引取りを禁止する条項(ライブドアが今やっているニッポン放送の株の高値売却は、この防衛策をニッポン放送がとっていたら出来ませんでした。 でも、完全に買収したら、株主総会を通じてこの条項を変えられるのでは? そこんところは、勉強不足です。)
 超議決権株式:友好的株主に、1株当たり議決権を多く付与する株式を発行する。
 ⑤フェアプライス:一定の株価で株を買い取らなければいけないように決めること。
 ⑥スーパー・マジョリティ:株主総会で合併などの議決をするのに3分の2以上を必要とすること。
 ⑦チェンジ・オブ・コントロール:企業の主要株主の異動や、経営陣の交替の際に、取引先とのライセンス契約や代理店契約等の重要契約が終了したり、長期債務の即時返済が発生するような仕組みを、当該契約の中に盛り込んでおくこと。


 ふー、、もうちょい。

 同盟型
 ①ホワイト・ナイト:より好ましい友好的な買い手に買収を依頼すること。
 ②ホワイト・スクワイヤ:少数株主に新株を割り当てて、現状維持契約を締結すること。
 ③第三者割当増資:特定の第三者に新株を割り当てること。
 
 積極型
 ①パックマン・ディフェンス:買収会社に逆に買収を仕掛けること。
 ②クラウンジュエル:被買収企業の優良資産を第三者に譲渡してしまうこと。
 ③スコーチド・アース:資産を処分して、買収対象会社の価値を大きく下げること。
 ④リバース・ベアハグ:交渉を通して売却価格を吊り上げ断念させること。 
 ⑤ゴーイング・プライベート:上場廃止し、株式を公開市場で買えない様にすること。
 ⑥サンドバッグ:敵対的買収者との交渉を意図的に遅らせること。
 ⑦ジューイッシュ・デンティスト:買収者の弱点など、ネガティブな広報キャンペーンを展開。 ちなみに、直訳したら、「ユダヤ人の歯医者」。。  

  

 なんだか、プロレス技の名前みたいですね・・・
 実際にアメリカではじめから予防策を取り入れている企業は上場企業全体の18%だそうです。 アメリカにおいては、取締役会の決議がスムーズなため、買収を受けても、次の日までにすぐ対抗策を導入できることが、大きな理由だそうです。

 ちなみに、最強の対抗策は、ゴーイングプライベートです。 上場を廃止したら、買収のしようがあるはずありません。 ただ、全ての企業がこれをやったら大変なことになりますね・・・
 株式会社はゴマンとあるのに、その株を購入できない社会。。
面接練習中。
 面接の練習中である。 当然ながら、言語は英語。 面接時間は、1時間もある。 英語圏に住んだ経験が一切ない自分には、なかなかしんどい。 
 
 入学の動機から、プロフェッショナルな内容まで色々と聞かれる。 さらに、「なぜ?」、「どうやって?」、「あなたの意見に反対なのですが、もうすこし詳しく説明してくれませんか?」などなど、つっこまれる。 疲れる。

 何を言われても、真摯に、冷静さをキープし、どっしりと構え、自分の論理的なポジションを外さないのが一番大切。 これは、いつどこでも同じことなのかもしれない。 知るは易し、行うは難し。

 この頃気付いたのは、英語で話すときに、思考のレベルが、知っている英語の枠内に落ち着いているということ。 やはり、単語は一つの事象などと己の思考を結びつける、重要な役割を果たしているのだな。 日本語とウリマルは文法や単語が類似しているので、そういった感覚が余りなかったから、ちょっとした発見であった。 
  
 帰りに、おいしいお店に連れて行ってもらう。 博多のモツ鍋屋の支店らしいのだが、本当においしい。 しかも、安い。 さらに、マスターがとても気さくな人。 関東のお店には珍しい。 場所も中目黒なので、代官山でぶらりとした後に歩いて行くのもいいかもしれない。 おすすめです。
ライブドアのニッポン放送株式取得について総括⑧-MSCBその5
 シリーズも、ここまで来ると、さすがに書くほうもしんどくなってきた。 読むほうも、ごちゃごちゃして、かなり読みづらいかもしれない。 
 お手数おかけします。 MSCBの説明は、今日で終わりですから。。 あとは、近況の中継をしていきたいと思っています。

 

ライブドアのニッポン放送株式取得について総括⑥の続き。
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さて、さすが切れ者の新入社員、気付いたようです。


 新「転換する際には、議決権のある株式を発行するわけですから、どんどん株価が下がる間に、一方では、転換&売却である程度の利益を確保しつつも、他方でその株を買い占めておくという方法がありますね。それも、会社の経営に影響を及ぼせるレベルで。
 現在、STJ本人が持っている株式数は10000株にしか過ぎないわけですから、方法によっては、我々がSTJの会社の株式を過半数保有してしまうことも可能なのですね。」


 上「その通り。 では、君なら、過半数を保有する際、どのようにするのかな?」

 新「はい。 とりあえず、株価が、可能な限り低くなるようにしつつ、一方で株の売り買いを続け、利益を確保します。 
 もともと、STJ社は、それほど企業の質が悪いとは思えないので、今回の騒動が過ぎ去った後には、また業績が伸びうると思われます。 
STJを社長から外して、STJよりも有能で、我々の息のかかった経営者を代わりに置けば、この可能性はさらに高まりまると思います。 我々が過半数を保持していれば、経営者の任免は我々が独自に行うことが出来ますしね。 
 業績が上がれば、株価はまた上がるわけですから、過半数以上を保持している我々は、さらに儲けることが出来るというわけですね。」


 上「うん、さすがだ。 ただし、このプランは、普通に売り抜けるより、多少リスクが高くなるので、もっと、この手の事業に精通しているファンドに株を売却してしまうのもいいかもしれないな。」

 新「なるほど。 そうですね。 まあ、どちらにしろ、我々には選択肢が増えるだけで、困ることは少ないというわけですね。」

 上「そういうことだ。 さてさて、では、仕事に取り掛かるか。」

 新「はい!」

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 一応、比率などは、本来の条件をそのままに用いている。


 さてさて、なかなかとんでもない金の借り方をしてしまったものだと考えるのは自分だけであろうか? ライブドアに800億円を借りるだけの信用力がなかったので、この様な条件をのんでしまったのかもしれないが、さすがに、まずいと思う。

 また、一言断っておくが、この融資を引き受けた、リーマン・ブラザーズを責める理由はほとんどない。 彼・彼女らこそ、資本主義の論理にのっとり、ルール内で適正な(市場操縦していたら話は別だが)行動をしているのだから。 外資の陰謀だ、と、言うのはナンセンスだと思う。

 一方で、ライブドアの今回の行為の全てが資本主義の論理にのっとっているとは思えない。 株主総会の特別決議を経ない今回のMSCB発行や、ToSTNeT1を用いた、TOB規制の制度趣旨に真っ向から抵触するようなニッポン放送株式の取得方法。
 買収そのものは、資本主義の論理に基づいている。


 ただ、蛇足だが、敵対的買収と言うのは、現在、買収に対する防衛策が発展している「買収先進国」アメリカでは、殆ど成功させることが難しいというのが、通説となっている。
酒。
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 自分が呑兵衛だということを最近自覚してきた。 
 ちょっと前までのマイブームはウィスキー、ジャックダニエル。 今は、芋焼酎。
 芋以外の焼酎はちょっと飲めない。 なぜか、セメダインの味がするのだ。 おそらく、大学に入った際に、先輩から、ジンロを瓶でイッキさせられたためと思われる。
 この天孫降臨は、最近MBAの受験仲間と飲んだ時に、おいしいと感じたので購入。 飲みやすい。 また、芋焼酎は、自分の普段の食生活にもあっている。 豆腐、さつま揚げ、魚や鶏肉などと相性がいいと、個人的には感じている。

 飲みすぎは、好きではない。 ほどほどに、気分がよければ、それでよい。 
 実は、中国の古典が好きで、高校の時に読み漁っていたのだが、処世の知恵を語る菜根譚という中国の古典には、中庸の美しさが語ってあった。 「花は、八分咲きまでが美しいのであって、それを過ぎてしまうと、あとは散るのみ、その頃には興ざめである。」といった内容のことが書いてある。 お酒にも同じことが言えるのだと思う。

 花見があるらしい。 花は、八分どころか十分をとうに過ぎてしまったが、酒の方は八分とあって欲しいものである。
ライブドアのニッポン放送株式取得について総括⑦-近況について。
 一時期周囲で流行語になっていた、「時代の孤児」となる前に、ライブドア関連の一連の騒動の、近況についてちょっと書いておく。


 今回の騒動も、そろそろ、終わりに近づいてきた。

 12日、転換社債発行日に450円だった株価が、ついに300円を切り、292円。 
 さすがにこれはまずい。 さらに、3月末で、転換のために新しく発行された株を含めると、総発行株数は約8億を超えている。 元は6億4300万足らずだったはずなので、かなり膨れ上がっている。 発行総数がこれだけ増え、さらに、買収がうまくいきそうにない状況にありながら、いまだ292円で踏ん張っていることが、むしろすごいことなのかもしれない。 
 さらに悪いことに、リーマンは転換していない融資額をまだ140億円残している。 

 2月ごろの、堀江氏の持ち株総数は、2万2000くらいだったか、すでに、全体の25%程度になってしまっている。 これも、とてもまずい。 リーマンが現在の転換額で全額転換したとしても、5400万株は、新たに発行され、さらに、ひとつひとつの株の価値が薄くなってしまう。 株主の利益が害されたため、株主から訴訟を起こされて、堀江氏が敗訴する可能性は、非常に高い。 

 それと関連して、興味深いニュースが二つある。

 一つは、堀江氏が、なぜか西海岸へ行ったこと。
 何をしに行ったのだろう。 
 当人は、金策をしに行ったことを明確に否定している。 「業界はそんなに遅れてはいない」、として。 しかし、重大な融資の取引は、常に当事者またはその代理人が赴いて契約を交わすというのが、基本的なスタイルである。 
 と言うわけで、金策に行った可能性は否定は出来ない。 

 しかし、堀江氏が行ったのは、西海岸。 リーマンやモルガン、ゴールドマン・サックスなど大手の投資会社は、すべて、東海岸、さらに言えば、ニューヨークに集中している。

 ここから考えられることは、
 「もし、金策に行ったのなら、ちょっと危険な投資銀行に金を無心しに行った可能性が高い」ことである。
 金策に行っていないのなら、ただの邪推にしか過ぎないのだが。 真相は自分にわかる由もない。


 さて、もう一つ、ライブドアが保有しているニッポン放送株をフジテレビに譲渡するというニュース。 
 これも、確証はできないが、裏で何らかの取引がされている可能性と、ライブドア方に泣きが入っている可能性が高い。 可能性であって、確証はないが。 ただ、現在のライブドアの状況、記事の出所が読売新聞(ライブドアに対し、かなり批判的だった)というあたりから、蓋然性は低くないと思っている。



 堀江氏が行ってきた事は、業界の問題点について浮き彫りにしたということに対し、評価はすべきだと思う。
 しかし、彼が行ったことは、株主の利益を著しく損ねるリスクがとても高いものであった。実際に、元々の株主の利益は大きく損なわれた。 経営者は株主の利益のために経営を行うべきことを考えれば(これについて異論がかなり出てきているが)、これは、経営者が行うべき事ではなかったと、正直思う。
ライブドアのニッポン放送株式取得について総括⑥-MSCBその4。
新「まだ、私に何か不足な点でも?」

上「残念だがあるのだよ。 
 まずは、君は、株価が下がるのを待ってから、転換をするということだったね。」


新「はい。 それが何か?」

上「君、株価というものは、私たちの世界では、「下がるのを待つもの」ではなくて、「下げるもの」なのだよ。
 特に、今回のようにSTJは、自分の持っている株までも貸してくれるといっているのだから、株を借りて売るだけでも、転換をせずとも、株価を低くしてしまうことが出来る。 
 一応確認をしておくが、誤解を恐れず単純に言えば、株価というものは、売り手が多ければ価格が下がり、買い手が多ければ価格が下がるものなのだから。」


新「お言葉ですが、人為的に株価を操作するのは、証券取引法では「相場操縦」といって禁止されているのではないでしょうか? さらに、株を借受けて、それを売るという、いわゆる、「空売り」も、不当な価格形成をしないように、証券取引法の162条で規制されていますし。」

上「確かにそうだね。 だが、君は大切な事実をわかっていない。 このような相場操縦というものは、行っている事実を立証するのが、とても困難なのだよ。」

新「要は、バレなければ、それでOKということですか?」

上「そんな、人聞きの悪いことは言わないほうがよいね。 ただ、我々のこれから行うことは、「よほどの場合以外には、法に抵触してこなかった」、というだけだよ。 ははは。」

新「うーむ。」

上「さらに、もう一つ、君が見落としている点がある。 
 
 それは、転換される株は新株として発行されて、その株式は、議決権を持っているという点だ。 そして、ここから、重要な事柄が導かれるのだよ。 わかるかな?」


新「あ、そうか!」


続く。
ライブドアのニッポン放送株式取得について総括⑤-MSCBその3。
 さて、一方でSTJさんが買収に乗り出しているときに、STJさんが1億円を借りた投資銀行のプロジェクトチームが会議を開いています。 どうやら、今回の事例を用いて、今年採用したやり手の新人に上司がノウハウを教えようとしているようです。

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上「さて、新人君、君なら、どうやって利益を最大化するかね?」

新「そうですね。 やはり、基本どおり、転換額が安く修正されたときに、融資した1億円を株に転換しておいてしまって、株価が上がったときに売るというのがベーシックな方法だと思います。」

上「まあ、そうだね。 では、今回、我々が戦略をとるに当たって、考慮すべき点は何かね?」

新「はい。 それは、
  1)転換額は、毎週、しかも、たった3日間(水・木・金曜日)を平均した額をベースに決めるので、短期間STJの株価が落ち込んだだけで、我々は転換額を大きく下げられるのでとても有利だということ。
  2)限度額が3000円なので、株価がそこに落ち込む前に、転換&売却をするべきであるということ。
  3)STJ株の上下は、STJの企業が買収に成功するか否かという人々の判断に大きく影響されるということ。

 とまあ、この3点でしょうか。」


上「まあ、及第点だね。 
  その通り、例えば、STJの週の株価が、
  月:14000円
  火:12000円
  水:10000円
  木:8000円
  金:6000円
  
 
 なら、週の平均株価は10000円でも、我々が融資した転換できる額は、水・木・金の平均8000円×90%で、7200円で変えられるわけだ。
 
 たとえば、この週に全部株を転換してしまえば、
 
 融資額1億円で、転換額7200円となるから、融資した金を13888株に転換できることになる。

 この、13888株を、株価が15000円くらいの時に売れば、
 13888×15000=約2億800万円となるわけで、

 1億円の融資から、2億円以上のリターンを得ることが出来るというわけだ。」


新「消費者金融より、はるかに高い金利ですよね。 まあ、誰よりも早く正確な情報を持つわれわれだからこそ出来る回収方法ですが。」 

上「そうだね。 では、新人君、我々が、全ての額を転換するに当たって気をつけるべきことは何かね?」

新「そうですね。 やはり、株価が一定以下に下がってしまうと、
 下がる→株主たちが売る→もっと下がる→もっと売る→もっともっと下がる 

 と、なってしまい、「転換額が安いときに転換して、高くなったら売る」という手を取れなくなります。
 そうなる前に、売り抜けることが必要ですね。」


上「よろしい。 では、君が考える利益最大化のための戦略は、この、「株価下落のらせん」におちいる前に、全ての株を売ってしまうということでいいのだね。」

新「まあ、基本線としては、それが最高だと思います。」

上「うむ。 いかにも優等生らしい答えだが、残念ながら、60点だ。」

新「え? なぜですか?」


つづく。

ライブドアのニッポン放送株式取得について総括④-TOB。
 遅くなりすみません。 MSCBではないのですが、噂の時間外取引について、少し。 弁護士、会計士など、何人かの専門家の議論を参考にしています。

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 さて、STJさん、いよいよ買収に乗り出そうとしている模様。 しかし、どうやら、顧問弁護士ともめているようです。


 S「買収のための株の購入は、ネット上で出来る、ToSTNeT1ってのを使って行おうと思ってます。」

 弁「うーん、それは、明らかな違法ではありませんが、結構グレーゾーンに足を突っ込むことになりますよ。 正直、あまりお勧めはできません」

 S「? なぜです?」

 弁「これは、日本の制度の特徴なのですが、3分の1以上の株式を購入する時は、元にいた株主たちの利益を守るために、かならず、市場においてするか、もしくは、公開買付をするようにと、規制がかかっているんですよ。」

 S「なんだか、難しい話ですね。 要するに、買収する時は、みんなが知れるように、堂々とおおっぴらにやれって言う制度があるんですか。」

 弁「まあ、平たく言えば、そうなりますね。」
 
 S「で、ToSTNeT1で、しかも時間外に購入すると、その制度の趣旨が達成されないと。」
 
弁「そうですね。 やってはいけないという規定はありませんが。」

 S「うーん、なら、大丈夫でしょう。 僕はリスク好きなんですよ。 へへへ。 結論としては、ToSTNet1&時間外で。 ただし、隣町の企業の株式の35%を、5%ずつ、7回に分けて購入します。 時間外に、2,3分おきに、ネット上でぱぱっと分けて購入します。 これで行きます。」

 弁「いや、、分けて購入するといったって、それじゃ、一気に買うのと実質的には何も変わらないんですが・・・」

 S「うるさいなあ。 やるといったらやりましょう。 その代わり、いざ訴訟になったら、よろしくお願いしますよ。」

 弁「了解いたしました。 ふう。。。」

 

 翌日、STJさんは、弁護士に宣言したとおり、時間外に7回に分けて隣町の株式を購入しました。 
 ちなみに、ToSTNet1とは、イメージ的にはオークションのようなもので(そんなに値段は釣りあがりませんが)、買いたいといっても、売る人々がいなかったら成立しません。 この売買について、裏で談合をしていると、つかまるおそれがあります。 
 しかし、不思議なことに、いともあっさりと、STJさんは、隣町の企業の株を購入することが出来ました。 その理由は、私たちには、わかりません…

面接通知。
 本日午前2時30分。
 メッセンジャーを開いていたら、不意にメールが。
 
 コロンビアのアドミッションオフィスから。

 「出願状況に変化をあったので、以下のリンクから確認しなさい」とのメール。
 ワンクリックで確認できるという、とても無機質なメール。
 確認。

 よかった。 面接の通知だ。ここまでくれば、6・7割はいける。

 恥ずかしながら、昨日は興奮でなかなか寝付けなかった。

 去年、ハプニング(自分のせいか?)のため出願できず、今回初出願。 3年生の12月からだから、足掛け2年以上になる。 ああ、長かった。
 
 この面接でやっと終わる。  気合を入れて会話の練習をせねば。 
ライブドアのニッポン放送株式取得について総括③ーMSCBその2。
 
 前回の続き。
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 思ったより良い(と本人が思っている)条件で融資を受けられたSTJさん、るんるんで、おうちに帰ります。
 その途中、ふと、頭をよぎる考えが。

 (そういえば、お金を借りた分の額をそのまま株に転換されると、うちの発行株の総数は、自分の保有株、他の株主の保有株、新しく発行されて転換される株=1万+1万+1万1千株か。 てことは、借金の全額を株に転換されたら、俺は筆頭株主でなくなってしまうわけか、これはまずい。)
 そう思った、STJさん、投資会社に電話をして、借金について、株以外のもので自分が返済することは可能かと聞きました。

 「ええ、問題ないですよ。 ただし、償還額として、105%ほどいただきます。 1億円でしたら、1億500万円分ですね。」

 この電話に一安心、STJさんは帰り道を急ぎました。
 

 翌日。
 STJさんは、かねてより考えていた、近所の企業の買収に乗り出します…
 



ライブドアのニッポン放送株式取得について総括②ーMSCBその1。
 Moving Strike Convertible Bond、略してMSCB。 兎に角、ビジネスの用語には、英数字の略語が多すぎる。 ワンピースに出てくる、ミスター4のパートナーのモグラ女みたいだ。 簡便さのために必要なのはわかるが、少しは是正されないものか。 

 ちなみに、日本名は、「転換社債型新株予約権付社債」。。 これもひどい。
 もともとは、「転換価格(下方)修正条項付転換社債」と、「転換社債型新株予約権付社債」として、区別されていたようだが、現在は、両方、「転換社債型新株予約権付社債」。ながっ。 それでも、下方修正上がついているものをMSCB,ついていないものをCBといって区別をするようである。 
 
 ちょっとわかりにくいので、事例で説明する。


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 STJさんはベンチャー企業経営者。 自社の発行株式総数は、2万株、一株1万円。そのうち、STJさんは1億円分、つまり、1万株を所有しています。発行株式の50%です。

 ちょっと、隣町の八百屋を買収したくなりました。 この企業を買収することに成功したら、買収に必要な金額以上の利益がありそうです。 でも、ちょっと、お金が足りません。 
 1億円が、必要で、借りることにしました。 

 STJさんは、金融について悪いイメージを持っていたので、あまり気が進みませんでしたが、投資会社の方が次のような条件を提示したのです。

 投「では、STJさん、こうしましょうよ。 私は、あなたに1億円を融資いたします。 しかも、無利子です。 その代わりですが、私に、あなたの株を無利子で借りる権利と、あなたに融資した1億円で、あなたの株式を10%割引の値段で替えられる権利をください。 ですから、一株あたり、私は9000円の価格で転換できるという内容です。」

 STJさん、これは儲けものと思いました。 
 (1億円で、10%割り引かれた株式に転換されても、だいたい、1.1億円分くらいか。 ずっと増えずに、約1千万円分だけ、株式を転換されれば済むのか。 他の場合には利子の支払いが必要なことを考えると、こりゃ、いい話だ。)  

 そこで、STJさんは、この条件を快諾しました。
 S「じゃあ、その方法で、融資を受けたいと思います。」
 投「ありがとうございます。 あ、そうだ。 一つ言い忘れておりました。」
 S「え、なんですか?」
 投「それはですね、次のような条項を追加でつけてもらいたいんですよ。 この転換できる価格を、あなたの今後の株価の動きに合わせて変更したいんです。 たとえば、あなたの株価が一株20000円となったら、その90%の18000円とし、5000円になったら、4500円とするように。 その株価は、毎週水・木・金の三日の平均にしたいと思います。 ただし、基準の下限は、3000円で。」 
 S「まあ、そうですね。 契約した時の転換のレートで固定してしまったら、私の株がもしも暴落した時に、あなたは困ってしまいますからね。」
 投「では、ご了承いただくということで、よろしいでしょうか?」
 S「はい。いいですよ。」
 投「どうもありがとうございます。 ククク・・・」
S「え? なんか言いました?」
 投「いえ、何でもございません。 では、ご融資のお金の方は、明日のうちに振り込ませていただきます。」
 S「はい。 どうもありがとうございます。」

 つづく。
ライブドアのニッポン放送株式取得について総括①。
 一応、断っておくが、自分は、誰の味方でもない。

 ライブドア東証4753、そろそろまずい状況になってきた。 
 今回の一連の騒動、ライブドアとしては、短期で決着をつける以外に手はなかったと思われる。 一応、ニッポン放送株の50%以上取得は果たしたわけであるが、ラジオ放送を支配したところで、なんら意味を果たさない。 
 「ネットとメディアの融合」と、ライブドアの社長はまことしやかに発言していたが、他のメディアならまだしも、ラジオほど、ネットとの相性が悪い報道媒体は無いと思われる。 戦前でもあるまいし、ラジオにへばりついてその放送を聞く人など、殆どあるまい。 大体は、仕事や車の運転などをしながら聞くもの、それが、現在のラジオの形である。 それを、視覚と聴覚、主に視覚を重視するネットといかに融合するというのか。 

 やはり、大方の見方の通り、ゆがんだ株の持ち合い関係に着目しての買収だったと思われる。 それが、ソフトバンクインベストメントの登場により、頓挫になる可能性が極めて高い。 経歴等を調べればわかるが、ソフトバンクインベストメントの北尾氏は、日本の金融関係最強のやくざ様との名高い人物であるようである。 

 さて、こうなると、ライブドアは、ニッポン放送の株式の過半数を取得したのみとなる。 でも、この株、もはや死んだも当然のような株。 3月末以降、取引ほとんどなし。 持っていても、あまり得にはならなさそう。 5月の株主総会で、取締役変更&上場廃止か。

 そして、問題のMSCBである。 
 これは、かなり書きたいことが多いので、これから数日間、分けて書くことにする。
ライブドア関連質問受け付けます。
 ライブドア、最悪の場合、株価大暴落&堀江社長解任。 ちなみに、この、最悪の場合が起こる可能性は、高くなりつつある。
 
 リーマン、大もうけ。 合計で最低100億円は儲かる。 今回の四半期、31%利益が伸びている

 論説文、プレスリリース、その他記事、専門書などを読むうちに、色々と見えてきた。

 後日しっかりとしたことは書いておくが、とりあえず、ライブドアが今回リーマンと結んだMSBCは、とんでもないです。 一体、堀江氏はなぜこのようなとんでもない条件をのんだのだろうか。 詳細内容は、プレスリリース参照。  

 

 そろそろ、一定の知識ついたので、質問受けつけます。 今回の問題なら、何でも答えます。
笑いの効用。
 テレビを見るのは滅多にない。 それが、バラエティー番組ともなれば、なおさらである。 
 しかし、今日は、ついつい見てしまった。 さんまのカラクリテレビ。 きっかけは、5歳のギター少年が、偶然画面に映ったこと。 そのあと、約1時間、座りっぱなしであった。 

 最後のご長寿クイズ名人戦。 久しぶりに、腹がちぎれるかと思うほど笑った。 腹筋が鍛えられたこと、間違いなし。 いやあ、すごかった。

 今、久しぶりに笑ったことに気付く。 ほほえむことはあっても、腹を抱えて笑うのは久しぶりであった。 

 よく言われることであるが、笑うことは健康に良いらしい。 ある実験で、お笑い番組を見た被験者と見なかった被験者を風邪のウィルスにあたらせたところ、見た人間の方が風邪をひく確率がかなり低かったのだという。 
 
 毎日見ることは出来ないが、週に一度くらいは見ることにしてみようかな。
東京タワー。
 第二東京タワーの第1候補地が墨田区に決定(詳細)した事と関連してか。


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<社会>旧東京タワー、解体へ 

 3月31日の午前12時、日本放送協会(NHK)と在京民放5社からなる「在京6社新タワー推進プロジェクト」の関係者らが、第二東京タワーの建設に伴い、現在の東京タワーを解体することを発表した。
 同タワーは、東京のシンボル、観光名所として知られている。333mという高さは設計当時、関東圏半径100kmへの電波の供給、耐風、耐火、耐震などの安全面を検討して決められたが、施設の老朽化による地震時の倒壊のおそれが懸念されていた。
 解体は、今年の夏に着手する。 その際に、建設に用いられたボルトの販売を予定していると、関係者らは同時に伝えた。
 
           (朝曰新聞) 4月1日 17時15分更新
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 家から、自転車で遠出する際、東京タワーの脇を通ることが多いが、実際に行ったのは、たしか2度だけである。 最初に登った時、エレベーターのスピードがとても速くて耳が痛くなったのを覚えている。
 ゴジラなどで、真っ先に壊される代表的な東京の建物であった。 東京タワーは、大阪の通天閣と設計者が同じらしい、と、マンガのこち亀に書いてあった。 また、どうしても、320メートルのエッフェル塔よりも高くしたかった結果、高さ333メートルになったのだという。 ただし、昭和33年に完成したのは、ただの偶然との事である。

 
 それほど愛着があるわけでもないが、やはり、うら寂しい感じがする。 ボルトの一つでも買おうか、と考えている。 あと、解体前に東京タワー関連グッズの売上の激増が予想されるので、今のうちに、制作会社の株でも買っておこうか。


 



 さてさて、記事の日付と、新聞名をよーく見てみよう。

 まあ、1年に一度は、こんな日があってもいいでしょう。 
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