Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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報道写真展に思うこと。
 今までのいくつかのエントリーを見ていただいたら理解してもらえると思いますが、僕は、感じ入りやすい性質のようです。 かといって、冷めやすくもないので、感じたことがどんどん沈殿して堆積していきます。

 こんな性質の人間が、「きったはった」の世界で将来やっていけるのか、時々不安になります。



 
20060630233537.jpg


 写真は時に、数万の言葉より雄弁のようです。
 物言わぬ写真たちから、とても大きな衝撃を受けました。 隣でアメリカ人が大きな声で、「この写真(イラクのものでした)は曲解だ」と論争していましたが。
 
 
 文明が始まってから数千年、僕たちは何をやってきたのでしょうね。
 ダイエット食品に群がる前に、華美な装飾品を購入しようと躍起になる前に、異星に住まいを作ろうとする前に、行き渡るべき食料、配られるべき衣服、建てられるべき住まいがあるはずなのに。

 と場末のブログで言っているだけでは何もはじまらないので、こういう問題に真っ向から取り組んでいるジェフリー・サックスのように、将来は自分の仕事とこれらの活動をリンクさせて、色んな事をしていきたいと思っています。

 記事の上のほうで、「時々不安になる」、と書いてはいますが、実はそれほどでもなかったりします。 僕が将来やりたい投資は、多分、今までの一般的なそれとは違うはずなので、今までの行動の枠組みで物事を考えなくてもいいと思っているんです。

 と、強がってみても、今は知識も経験も徳も財産も何も持っていないのが現状ですから、今日感じたような事をずっと胸の中に住まわせながら、自分のやるべき事をして行こうと思います。

 明日も授業です。
 今から宿題しますね。
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最近嬉しいこと。
 最近嬉しいこと。
 曲を聴いてからアーティストを見て、「やっぱりそうか!」となる機会が増えたことです。

 音楽を初めたての頃は、アーティストで曲を選んで、事前に「この人はすごいんだ」と考えながら聞いていたんですね。

 それが最近は、上の様な事になった。
 といっても、まだまだ、わかるのは、「うまいかそうでないか」くらいで、音を聴いたら誰かわかる、というレベルではありません。 例外として、ジョン・ボーナムやデビヴィッド・ガリバルディ、ジェフ・ポーカロ、スティーヴ・ジョーダン、神保彰とか(みんなドラマーです)はいますが。

 
 さて、このことから得られるインプリケーションについて。

 何事も、最初は、納得していなくてもいわゆる「本物」と言われているものにとにかく触れるようにすることが大切だと思うんです。 そうやって、知らぬ間に、何と言うか、言葉では言い表せない勘がついてくるんだと。 

 そうしないで、最初から自己流を決め込んでいると、とんでもないことになりそうですね。。 ちなみに、バンド音楽の世界にはこの「とんでもないこと」がとても多い気がします。 例えば、「Taejunいいねえ。」と言われて、「どこが?」と聞き返したら、「連打が上手」と言われて卒倒しそうになったことがあります。

 思えば、昔は、勉強の多くは写経の類のものでした。 武道でも、はじめは、型にはまった基本動作から全てが始まります。 それが常に正しいとは必ずしもいえないまでも、やはり、見習うことは少なくないのじゃないかな、と感じる今日この頃です。 
570億。。 
 税法の勉強をしているからか、今まではアンテナが張られていなかったニュースにもふと目が行きます。


---日経ネットより---
 武田薬品、海外に1200億円所得移転・大阪国税局指摘
 武田薬品工業は28日、医薬品取引を巡り、2005年3月期までの6年間に約1223億円の法人所得を米国の合弁会社に移転したと大阪国税局から指摘されたと発表した。

 移転価格税制に基づく指摘で、追徴税額は地方税を含め約570億円。同税制で指摘された額として過去最高。

 同社は追徴課税を不服として異議を申し立てる方針。武田の吉田豊次取締役らは、単独で販売価格を決定できないことや、合弁会社を共同で設立した会社が昨年、販売価格が高すぎるとして訴訟を起こしたことを挙げ、「ビジネスの実態を踏まえずに処分したことは到底納得できない」と争う姿勢を示した。

 同社は正当性が認められ、追徴税額は返還されるものとみなし、業績は修正しない。追徴分は貸借対照表には固定資産の「長期仮払税金」として計上する。

 武田によると、米アボット・ラボラトリーズと設立した合弁会社に抗潰瘍(かいよう)薬「プレバシッド」を販売しているが、同国税局は武田の利益配分が不当に低く、所得を合弁会社に移したと認定した。 (23:08)

------

 いやあ、おっそろしい。。 
 近年の日本での追徴課税の最高額は、製薬会社グラクソに対する200億円だったと記憶しているですが、今回のそれは、それをはるかに上回ります。

 
 国際的な租税回避に対応する税制としては、大きく二つがあります。
 一つは、タックスヘイブン税制。 外国子会社合算税制ってやつです。
 もう一つは、移転価格税制。 今回のものはこれにあたります。



 移転価格税制はどういうものか、概略を説明します。
 

-----------------

 あなたはある会社の経営者。 自社の収益はかなりのものになりそうで、どうにかその収益全部に法人税(日本では実効税率40%強)がかかるのを免れたい。
 課税が無い海外に子会社を置いて、そこに利益を留保すれば、その子会社には原理的には課税が及ばないので免れることが出来るのですが、それはもろにタックスヘイブン税制に引っかかって、「海外子会社の利益が国内の利益と合算されて課税」されちゃいます。
 
 じゃあ、海外の関連会社に利益を留保しておけばどうか。 
 このときに引っかかるのが、移転価格税制です。



 製造に150円かかって、本来200円で売るべきものを、100円で、関連会社に売っていたとします。 関連会社は、それを200円で、他の会社に売ります。
 この場合、お互いの利益は
 ・自社:-50円/一単位
 ・関連会社:100円/一単位

 となり、自社はこの損失を他の収益と相殺して、法人税を免れ、本来利益に値する部分は、関連会社に留保されることになります。

 移転価格税制は、こういう場合に、「移転価格を本来の価格として」課税することになります。
 すなわち、この場合だと:

 ・自社:50円/一単位

 の利益があったものとして、課税をする事になります。


---------------------

 
 と、まあ、概要はこんなところで。


 この場合の、国外関連者にあたるものは、租税特別措置法66条の4-1と、措令3条の12-1で定められています。 すなわち:

 ①親子会社-一方の法人が他の法人の50%以上の株式を保有

 ②兄弟会社-二つの法人が同一の者によって50%以上の株式を保有されている(この名称、ジェンダー的に問題ですね。。)

 ③実質支配関係にあるもの
  ・他方の法人の役員の半分以上または代表権を有する役員が、もう一方の役員もしくは使用人を兼ねているか、過去にそうであった場合
  ・他方の法人がその事業活動の相当部分をその一方の法人との取引に依存して行っている場合
  ・他方の法人がその事業活動に必要とされる資金の相当部分を一方の法人からの借り入れにより、または一方の法人の補償を受けて調達している場合

 に、二つの法人のいずれか一方が、もう片方の法人に対し事業の方針の一部または全部を決定できる関係にあるものの事です。

 ④内国法人と外国法人との間に、③の実質支配関係と①の特殊関係との連鎖の関係または実質支配関係のみの連鎖の関係がある場合の外国法人

 ⑤内国法人と外国法人とが、同一のものによって実質支配関係と特殊関係または実質支配関係のみによる直接の関係または連鎖の関係がある場合の外国法人



 と、①と②までは結構はっきりわかるのですが、③から⑤までは、かなり微妙なところになるんじゃないかな、と思います。

 今回は、タケダが、合弁会社について「事業の方針を実質的に決定できたか」が争点となりそうですね。

 タケダのHPを見ると、

 当社は、
・ 当社には、TAP社に所得を移転する意図、動機が全く存在しないこと
・ 当該取引価格は、米国における合弁パートナーたる第三者の同意なしには決定し得なかった
もので、その実質において独立企業間価格であり、移転価格税制が適用されるべきものでは
ないこと
・ 当社およびTAP社間の利益配分は適正であり、当局が算定した当社およびTAP社間の利益配分
額は、合理的とは考えられないこと
から、今回の更正処分は、全く納得しがたいものと考えております。


 と、真っ向勝負の構え。 当たり前ですね。。 570億円をタダで取られるのは、さすがにきついですし、勝訴した場合、還付する金額には、結構いい利子(年率4%だったはずです)がついて帰ってくるので。

 どこかの新聞で、その合弁会社が以前タケダに対して商品価格が高すぎるとして訴訟を起こしたことも、タケダ側の主張としていたのですが、ガセネタでしょうかね。。

 
 
 
 判決は当分先の話なので、ゆっくりと見ていこうと思います。
ベイジアンな考え方とベータ修正係数。
 質問1:

 ある難病があり、それに罹ってしまう可能性は、0.001%であることが知られています。
 この病気には検査法があり、その精度は99.9%です。
 あなたがこの検査を受けたところ、あろうことか陽性の反応が出てしまいました。

 さて、あなたが実際にこの病気にかかっている可能性はどれくらいでしょうか?



 質問2:
 
 あなたはクイズ番組の優勝者で、A,B,C三つの箱の中から、一つを選ぶことが出来ます。
 3つの箱の中のどれか一つだけは当たりで、その中には100万円が入っています。 

 あなたはAを選びました。

 番組司会者は、さながらミリオネアのみのもんたみたいに、Bの箱を開けます。 
 Bの箱は、ハズレでした。
 そして、司会者はあなたに問います。
 「今なら選択を変えてもいいですよ。」

 さて、あなたはどういう選択をするのが合理的でしょうか?

 



----------------------

 メリルリンチなどがベータを次のように推定するということは、ファイナンス関係者にとっては結構有名な話だと思います。

 βi(の推定値)=2/3+1/3bi(証券iのベータの実現値)

 本当は、推定値には ^(ハット)をつけて、他のものと区別しなきゃいけないのですが、数式オブジェクトを使って作るのがめんどくさいのでやめておきます^^;

 
 さて、上の式自体を知っていても、その内に内在するロジックについては、知らない人が多いのではないでしょうか? というか、僕が、その「知らない人」の一人だったわけなのですが・・・


 実は、上記クイズに対する解答と、メリルリンチのベータ推定法には、同様のロジックが介在しているんですね。 

 その理由については、クイズに対する解答とともに考えていきたいと思います。  
 
 (つづく)
社会をドライブする制度設計。
 更新が遅れてごめんなさい。
 
 土曜日は午後の授業中に偏頭痛×発熱×嘔吐がやってくるという最悪の事態が起こり、12時間くらい昏々と眠っていました。
 そして、日曜日は、勉強会。 
 小学生のころから、僕の試験勉強は友達に教えることで成立していたので、こういう機会はとてもありがたいです。 ちょっと忘れかけていた推定量に関する定義、カイ二乗分布、t分布がきっちりと頭の中に戻ってきてくれました。
 
 さらに、いまグーグルブログへの移転を準備中で、どたばたしています。 今のところ、Blogger(グーグルのブログです)の操作性はいいとは言えない(例えばカテゴリ機能がない←ブログ内に検索エンジンがあるから問題ない?)のですが、将来、もっと面白いことができそうな気がしているので、思い切って移転を考えました。 


 と、まあ、近況報告はこんなところにしておいて、今日は、法制がビジネスをドライブする事例について。


 アメリカ系の企業に勤めている人や、金融関係の人には周知のことだと思うのですが、アメリカの企業には、デラウェア法人が圧倒的に多いんですよね。 デラウェア州は、アメリカの全州の中でも小さな州で、人口も多くありません。 大学院の友達と「なんでだろうねえ」と先日話し合っていたのですが、ふと、調べてみようという気が起こった次第です。

 
 デラウェアにフォーチュン500掲載社中45%が置かれる理由は大きく3つのようです:
 ・法的予測可能性の高さ
 ・明確な役員の責任規定
 ・安い法人税

 
 ・法的予測可能性の高さ
  デラウェア州では、今からさかのぼること100年以上となる1903年にDelaware General Corporation Lawを制定します。 この会社法は、法人にとってかなり有利なものであったため、制定後10年を待たずして、当時法人設立数トップであったニュージャージーを追い抜くことになります。
 
 現在でもそうですが、人やモノが集中するところにおいて、多くのものが急激な発展を遂げます。
 デラウェア衡平裁判所では、他州と比較にならないほどのスピードで判例が蓄積されていきました。 判例の蓄積は、同時に、裁判官をはじめとする法律関係者と判決の質の向上も意味します。 

 アメリカのように訴訟がビジネスに多大な影響を与える国において、法的予測可能性(法律に触れそうなことがあったらどういう事になるのか予測できること)が高い水準で保証されていることは、企業にとって非常に有利だったのでした。


 ・明確な役員の責任規定
  1985年のSmith vs Van Gorkomにおいて、経営者の責任についての基準として、「重大過失(gross negligence)」が設けられました。 ここで、「与えられた情報に従って誠実に行動すること」が役員の責任と定められました。
  法的トラブルによって企業の経営者がいきなり退陣の憂き目を見るような状況において、これも非常にありがたいことでした。 


 ・安い法人税
 デラウェア州の法人税は8.7%だそうです。 ちなみに、日本の法人税は30%、実効税率は約40%。
 この税率は、全州で最も低く、このことも企業を誘致する大きな要因となっています。 
 ただし、デラウェア州以外での所得についてはその州の所得税が課せられる(らしい)です。
 
 じゃあ、デラウェア州のファンドが海外に投資した場合はどうなるんでしょうね。 租税条約などで、課税権がアメリカにある、とされる場合なら、デラウェア州の税率がそのまま適用になるのかなあ。 国際課税の講義は来期にとる予定なので、まだよくわかりません。 ごめんなさい。
 


 先見の明をもって会社法を改正して100年、デラウェア州のこの点における優位は、もはや揺るがないものになっているようです。


 こういう、ある制度変更が、その後の社会のあり方を大きく変えた事例などは、とても興味深いものですよね。
 制度設計においては、現実問題を踏まえつつも、100年200年先を見据えて制度を考えていく必要があることを痛感せずにいられません。

 
変則ゲーム理論と行動心理学によるトレーダー行動説明。
 インターンの子に税について教えているのですが、そのための資料を作ったり、宿題をしたりと、ちょっとあわただしい今日この頃です。
 
 (どなたか、「みなし配当」ってアメリカにあるのか、あったら英語でなんていうのか、教えていただけたら助かります。。 )

 
 というわけで、ちょっと手抜き気味ですが、前回のマーケットメカニズムのレポートの一部を、そのまんま取り上げちゃいます。 アンケートに協力してくださった皆さん、ありがとうございました。

 いつもは定量的な分析が多いのですが、たまにはこういった定性的な分析をしてみるものも面白いですよね。 毎週の如く書かなくてはいけないことに加えて、他の授業でも同様にレポートが課されているので、妥協がかなり含まれていることはご承知ください^^;


 もちろん、ご意見、批評、質問は歓迎します。



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 ―シナリオ過信に対する、行動心理学とゲーム理論を用いた仮説―

 人間の社会的存在としての意識のあり方が、意外とマーケットに大きな影響を与えているのかもしれない。

 今回、最も興味深かった事柄は、なぜ私のチームが、なぜ事前に立てたシナリオ―「合併後、買収側の株価上昇、被買収側の株価下落」―に拘泥し、それゆえに様々な問題行動を採ってしまったのか、という点にある。 私のチームのみならず、他のチームも、類似した戦略を採っていたように見える。 上に掲載した図を見ても、特に序盤において、多くのチームの投資行動には似ているものが多い。

 この理由について、一般的な投資理論から説明するのは難しいと、私は感じている。 ロジカルな問題と言うよりも、サイコロジカルな問題が大きいように思われる。

 以下、多少のアンケート結果も含めて、2点からその理由について考えてみようと思う。
ヒューリスティックとバイアス。
 権兵衛さんは、あまりいい噂を聞かないおばあさんの家に泊めてもらいました。

 夜中、目を覚ますと、隣で包丁を研いでいる音が聞こえます。

 「やられる前にやってしまおう。」

 そう思って、権兵衛さん、おばあさんを打ちのめしてしまいました。


 息も絶え絶えのおばあさんの一言、

 「料理のために包丁を研いだだけなのに・・・」
 







 一説によると、マーケットにかなりの影響を及ぼしているらしい、このお話。

米はテポドン発射前に先制攻撃を=元国防長官が寄稿-Wポスト紙

 【ワシントン22日時事】ペリー元米国防長官とカーター元国防次官補は22日付の米紙ワシントン・ポストに連名で寄稿し、北朝鮮が発射準備を進めている「テポドン2号」とみられる長距離弾道ミサイルについて、「もし北朝鮮が発射に固執するなら、発射可能になる前に先制攻撃する意図を米国は直ちに明確にすべきだ」と主張した。
 両氏は米軍のミサイル迎撃システムに関し、北朝鮮のミサイルへの効果が証明されていないことなどを理由に「発射を待つのは危険だ」と指摘。潜水艦発射型巡航ミサイルなどで事前に破壊するよう求めている。 
(時事通信) - 6月22日17時1分更新




 確か、僕の記憶するところによると、発射の準備がされているとみられた2週間ほど前までは、「北朝鮮は人工衛星と主張」、と一部で報道されていた気がするのですが、あっと言う間に「ミサイルだ」になってしまいましたね^^;

 もちろん、人工衛星であろうとミサイルであろうと、原理はおんなじで先に何を乗っけるかによってなんにでも転用可能なのはわかります。 その意味においては、脅威といえるでしょう。
 ですが、世界中の国々が、さまざまな軍事的(転用が可能なものも含む)実験を行っても何も言われないのに、ピョンヤンにだけにこうも矛先が集中するのは、どんなもんなのかなあ、と、思わずにはいられません。 
近事片々。
 近況について。


1.渡辺先生の、「ファイナンス課税」、出版

 大学院では8科目(多いっ^^;)を受講しているのですが、その中で唯一、予習・復習を絶対にしている(そうしないと大変なことになります)科目が、渡辺先生のファイナンス課税です。 

 最近まで、ゲラ版で講義を行っていたのですが、つい先日、渡辺先生の本が発売となりました。

ファイナンス課税

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 ファイナンス関連の租税法において、主に問題となっている分野をまとめた本と言うのが、いままで日本にはあまり無かったらしいです。 あったとしても、今回の会社法大改正にともなって、すこし古くなっている本が多く。 と言うわけで、とても時宜に適った本なのではないかな、と感じています。


 興味のある方は、ご一読ください。

 

2.運動
 自己紹介文で、日課が10km走とか書いていたのですが、最近少しサボっていました。 でも、忙しさにかまけて運動を怠っていると、より一層ダメダメになっていくことに気づき、この日課をきっちりと遂行することに決めました。
 夜、家に帰ってから走ってます。
 気分爽快^^



3.魚歌水心というか、傍目八目と言うか。。
 ワールドカップに関して、侃侃諤諤たる議論がされているところが多いようです。
 個人的にサッカーの経験があるからかもしれませんが、本当に言うは易し、行なうは難しなわけでして。。 
 もちろん、だからといって、批判をする人がいないと、物事が発展する可能性は低いので、そのような議論は引き続き行なわれるべきだと思います。
 ただ、やっぱし、個人の中傷は、やめたほうがいいですよね^^;

 一言だけ。
 パクチソン、素晴らしい、の一言に尽きます。



4.I-POD購入
 同僚から中古のものを1万円で譲ってもらいました。 60GB。
 ちょうど外付けのハードディスクを探していたところなので、渡りに船でした。 周辺セットも同時に譲ってもらったのですが、その一つであるシリコン製の保護ラバーは、ピンクのゼブラ模様^^; 

 


5.最近の心境
 ドストエフスキイが「死の家の記録」で語ったように、人はなんにでも馴れることができる、と言うのは真理だと思います。
 重要なことは、その性質を、自分に良いように生かすことにあるのだと思っています。
 人間は、意志と忍耐さえあれば、どんな厳しい環境に対応できると思うんですね。 だからこそ、「ちょっと無理かな」と感じる程度の環境に、常に身を置いていきたいと思っています。 この時期の刻苦と克己の経験は、将来に素晴らしい財産となるのだと思うんですよね。

 あ、もちろん、「心の底からのワクワク」も、常に忘れずに、日々をすごそうと思っています^^ 


 とりあえず、こんなところです。

 今から、宿題をやっつけます。
集団投資とゲーム理論。
 教授に、「君は、色んな事をやっているんだね。」と言われました。

 、、、なんと、偶然このブログを発見されたとの事。
 ストックオプションのエントリーとかも読んでくださったそうで、ありがたい限りです。

 
 ちなみに、大学院の学生にもブログが先のきっかけとなって知り合った方がいたりもして、世間の狭さに驚く事の多い今日この頃です。


 ヒヨッコなのでよく鳴きますが、引き続き、ご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いします^^


 さて、件のマーケットメカニズムのレポート、これまた例の如く完成していないのですが、アイディアをまとめるつもりでここに書いておきます。


 データを見ながら感じているのですが、同じ考えを持つ人間であっても、個人で取引をする場合と、そうでない場合とでは、行動が異なって来るのではないかと、仮説を立てています。

 今まで、何回かはチームでのトレードをしているのですが、チームを組むと、取引の序盤は特に、想定されるシナリオに忠実に動く場合が多いようです。

 
 その行動を説明するための仮説として、今回はゲーム理論のメタ版を作ろうとしています。 以下のようなアンケートを作って、それに書き込んでもらい、現在立証の準備中です。

 ブログをごらんの皆様も、ご協力してくださると幸いです。
 答えてくださったら、機会があるときにお茶でもおごります。



 アンケートは、以下の通りです。

 あなたは、二人一組で、二つの戦略のうち、どちらか一つを決めなくてはいけません。その戦略は以下の二種類です:
 ・世間一般的で、妥当な戦略
 ・世間の裏をかくような戦略

 あなたと相手の意見が合えばいいのですが、世の中、そうも行きません。 意見が分かれた場合は、あなたと相手が納得しようとしまいと、どちらか一つの戦略を選ばないといけません。

 図では、「意見が分かれた場合にあなたの戦略を採られた部分」は、水色で表示されています。

 戦略を執行したら、当然ながら成功するか失敗します。

Q1.jpg




 それぞれの場合について、あなたなら、AからKまで、それぞれ何点をつけますか? 10点満点でお答えください。
 
(コピペにお使いください)

-意見が分かれなかった場合
 A)一般的な戦略を選んで成功:
 B)一般的な戦略を選んで失敗: 
 C)裏をかこうとして成功:
 D)裏をかこうとして失敗:

-意見が対立した場合
 E)あなたの主張した一般的戦略をとって成功:
 F)あなたの主張した一般的戦略をとって失敗:
 G)相手の主張した裏張り戦略をとって成功:
 H)相手の主張した裏張り戦略をとって失敗:
 I)あなたの主張した裏張り戦略をとって成功:
 J)あなたの主張した裏張り戦略をとって失敗:
 K)相手の主張した一般的戦略をとって成功:
 L)相手の主張した一般的戦略をとって失敗:




 また、次のように、あなた一人で戦略を立てられた場合には、どのように採点をされますか?


Q2.jpg


 M)一般戦略を採って成功 :
 N)一般戦略を採って失敗 :
 O)裏張り戦略をとって成功:
 P)裏張り戦略を採って失敗:
 

 ご協力くだされば幸いです。
経済学の方法としての、「合理的人間」。
 日本は、格上のクロアチア相手に頑張ったと思います。
 
 僕は、高校時代から川口選手のファンです。
 スパイクもグローブも川口モデルでした。

 フィールド上でも彼はかっこいいのですが、それ以上に、サッカーに打ち込む彼のひたむきな姿から、多くのものを学んでいた気がします。
 例えば、食事一つとっても、彼の節制振りは半端じゃない。 他の代表選手が気にせず揚げ物を食べる中、彼はただ一人その衣までとって食べていたり。 練習も人一倍一生懸命やっていた彼には、尊敬の念を抱いていました。 しかも、川口は昔から、こういう逆境において力を出すんですよね。 それもまたかっちょいい。

 と、個人的に川口ファンでもあるのですが、僕はクロアチアというチームが同じくらい好きなんです。

 98年のワールドカップでのシュケルのインタビュー、「祖国の人々に力をあげるために勝ちたい」という台詞にしびれました。 
 
 で、是非ともクロアチアには優勝してもらいたいと思っていまして。


 と、なんとなく複雑な気分で試合を見ていました。

 結果は引き分け。 これまた複雑ですね。。


 さて、閑話休題。

 例のマーケットメカニズムのレポートを書かないといけないのですが、そのネタ探しに購入したのが本書。

 20060619002647.jpg


 こういった、心理学、特に認知心理学を経済事象を説明するために利用するのはとても重要なことだと感じています。 事実、最近のノーベル経済学賞は、これと関連した分野における受賞がとても多いんですね。

 多くのインプリケーションを得られるという点では、とても感謝しているのですが、どうしても変だなあ、と感じる点が。


 昔の経済学者たちには哲学者が多かったことは、作者と同様、多くの人々が知る事実です。 アダムスミスの著書には、道徳感情論、というものもあります。

 そこまで書いておいて、なぜ、今までの経済学では人間を「合理的で利己的な存在」と見なしてきた理由を、書いていないんでしょうか?



1. 経済学の方法としての抽象化
2. 抽象化の必要性
3. 行動経済学についての個人的見解



租税法の基礎③:租税法律主義と租税公平主義。
 さて、第三回は、租税法における、2大基本原則、租税法律主義と、租税公平主義について書いていこうと思います。


1.租税法律主義
1)定義
2)歴史
3)趣旨:二つの安定性の確保
4)租税法律主義の3つの内容
  A.課税要件法定主義
  B.課税要件明確主義
  C.合法性の原則

2.租税公平主義
 1)憲法上の公平
 2)租税法上の公平
 

 
 金子先生の「租税法」では、地方自治との関係からもう一つ原則が書かれているのですが、書かれていない書籍も多く、上の二つを租税法における原則として書いていこうと思います。
6・15共同声明6周年。
 6月15日ですね。

 コリアンにとっては、記念すべき日です。


 6.15南北共同声明から、早6年が経ちました。

 両国の首脳が直に会うのをリアルタイムで見たときには、「これから変わる」、と確信していた18歳。 それが僕でした。
 あのときには、5年もあれば統一だ、と、安易に考えていたのですが、そう早く済む問題ではなかったようですね。 


 よく、情勢資料の良いとこ取りをしてきて、自分達に有利なものだけを見て、「絶対にこれから良くなる」、もしくは「もうおしまいだ」とふれまわる人たちがいますが、僕はそれにはあまり賛同できなかったりします。 社会の流れと言うのは、そういう一時の出来事に左右されない、もっと根底のところにあると思うんですね。 ですから、そういった一時の出来事を切り集めて取り上げても、説得力が弱いと感じるんです。 殊に、人間は「自分が正しいと思ってしまうと、都合の良い情報しか頭に入ってこなくなって不利な情報が全く目に付かなくなる」、というちょっと怖い性質を持っているのでなおさらです。
 もちろん、不安を抱えながら生きている人々にとっては、確信を持てずとも、確信を説かないでいられないことは良くわかりますし、その事情を否定するつもりはありません。

 (ちなみに、こういったものの見方は、歴史を長期的な視野で見るときだけじゃなくて、ファイナンス理論において市場を見つめるときにもかなり重要な視線だったりします。) 


 そんな僕にとって、この6年間は、半島統一への流れはもう止まらないものだと確信させてくれた期間でもありました。

 例えば、つい最近の、鉄道の開通について、北側が急遽中止を求めた事例。 それに至る事情がどのようなものだったのか、僕には真相は良くわからないのですが、これ、昔だったら、また関係が一気に崩れる機会になっていたと思うんです。 だけど、そうはならなかった。 ここに、統一への流れの確固さを、僕は感じることが出来たんです。

 
 ウリ党が次の選挙で勝てるかどうか、正直微妙なところですが、ハンナラ党が勝ったところで、先の結論は変わらないと、今は思っています。 現在進行形になっている朝鮮半島統一において、自分には何ができて、だから今何をするのか、考えてみます。

 僕はと言うと、やろうと思っていることは決まっているので、後はそれに向かってまい進するのみ。  頑張ります^^
租税の基礎②:分類、法律関係、理念。
 isologueですこし触れられていた不動産の流動化による税その他コストを最小化するスキームについて考えても見たいのですが(アセットのサイズはかなり大きそうなので、信託を使ってTMK-YKでしょうか)、まあ、それは夕方に時間ができたらゆっくり考えるとして。


 租税の基礎その2は、
 
 1.租税の分類
 2.租税法律関係
 3.課税原則

 の3点で。
  
 
税の基礎①:租税の定義と機能。
 何事もキソが大事なんだ(byスラムダンク)。
 
 大学院でのお気に入りに科目である租税法とファイナンス課税なのですが、講義も半分を回ったところなので、復習をかねてずんずん書き進めていこうと思っています。 目標としては、昼休みの時間に一つずつ書いきたいのですが、、まあ、できれば、ということで^^;

 内容は、租税法の基礎を最初に書いていって、半分あたりから、租税法の基礎とファイナンス課税の内容を織り交ぜながら。

 さて、第一回は、「租税の定義と機能」です。

 1.租税とは
 2.税の機能
 
サッカーの試合を見ながら。
 オーストラリア、強いですね。。
 さすがヒディング監督と言うべきか、身体能力を生かしたいいサッカーをしていたと思います。


 サッカーの試合をTVで見たのは、1年ぶり。
 見ながら色々な考えが頭をよぎりました。



 僕は高校の頃はサッカーで完全燃焼しました。

 元々すごくへたっぴだったので、二軍の試合に出れないこともしばしば。 下手を馬鹿にされることもしばしば。 そんな日は、試合が終わった後、泣きながら練習してました。 いやあ、今考えても悔しさがこみ上げてきます。 いま、キーボードを打ちながらめっちゃまばたきしてます。
 毎日朝練に出て、夜は遅くまでボールを追いかけ、いや、キーパーだったから、泥だらけになりながらボールをキャッチし。 基礎体力をつけるために、走って筋トレして、一日五食して。 日曜日も正月も関係無しに、ボールが見えなくなるまで練習していました。 多分、練習量だけなら、同年代の高校サッカー青年の中でもトップだったと思います。

 2年生の頃には、身体能力と運動能力が3段階ずつ上がり、垂直飛びの記録も20cm高くなっていました。

 そんな努力もあってか、一軍の試合に、確か両手でギリギリ数えられるくらい、出ることも出来ました。 今でも忘れられないのは、仙台育英との練習試合のメンバー発表で、僕の名前が呼ばれたときのこと。 嬉しかったですねえ。


 高校3年間でかなりの上達をしたとは思うのですが、努力の割りにここまで上達しなかったのは、サッカーだけでした。 思うに、一番才能がなかったものだったのかもしれません^^; 大学に入っても続けていたら、開花したのかなあ。。 と、悔し紛れに思ってみたり。 今でもお世話になっている恩師の先生からは、「お前はスポーツを間違えた。 格闘技だろう。」と言われ続けていますが。(笑)
  

 卒業式は、一番よく一緒に練習した親友と、朝練をやってから参加しました。 それが、僕の高校のメインの思い出。 サブメインが、生徒会長の思い出(これは昔記事を書きました)。


 仮に、いや、多分、僕はサッカーに向いていなかったとして。
 それでも、必死で過ごした3年間は、今までの人生では僕が一番輝いていた時期だったと思います。 努力することの大切さと、そう簡単にはいかないけれどどんな人間でもやればできる、という確信を得られたのは、何にも代え難い、貴重な経験でした。 


 その後、僕は勉強を始めるのですが、その時の経験が生きていると思います。


 正直言うと、まだ、勉強に関しては、サッカーをしていた頃くらいの気違いっぷりを発揮できていません。 高校生の若さのためなのでしょうか、いや、それだけじゃなさそうです。 まだ、あの頃みたいなひたむきな気持ちを持てていないのでしょうね。

 高校生の頃の自分が今の僕を見たら、「何やってんだあんた」とか言いだしそうなので、あの頃のひたむきさを忘れずに、全ての事に全力で打ち込んでいこうと改めて強く思うのでした。


 いつでも、昨日の自分に後ろ指をさされないように、上達していきたいものですね。 負けるもんか。
Insiders everywhere?
 無事にマーケットメカニズムのレポートを完成させ(締切日24時5分前に提出しました。笑)、エクイティの宿題もやりきり(何をまちがえたかρを求める方法でβを求めたので答えがずれまくりました。。)、今から数学基礎の宿題をやれば、やっとひと段落です(と、思いきや土日出勤が確定していたりして)。 
 
 
 さて、最近、インサイダー取引関連で有名マーケットビジネス法律ブログはものすごい盛り上がりを見せています。 レポートを作成しながら、インサイダー取引と関連して興味深い発見があったので、有名ブログと議論の方向は違うのですが、ご参考までにと言うことで、トラックバックさせていただきます。


 、、、と、前置きが長くなりましたが、本日のエントリーの要旨はこれです:
 

 インサイダーって、もしかしたらなのですが、結構そこらへんにいるのかもしれません。  (←防御線はりまくりですね^^;)
 
 

 以下は、TBSと阪神電鉄の株価チャート、それと、このM&A関連では著名なPaul Asquithの実証研究の結果です。

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 TOBの報道と同時に株価は一気に跳ね上がります。

 TOBの以前から株価は徐々に上昇を見せていますが、これは、買収する側が事前に少しずつ対象企業の株を購入していることに主な理由があると、一般的には説明されています。

 
 そして、次に示すのは、インサイダー情報保有者が、莫大な資金を持っていた今回の仮想市場におけるTOB対象株の価格推移。 横軸の「4」がTOBニュース報道時点です。

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 、、なんか、普通の市場と同じような推移を示していますね。。 おっかしいなあ。


 インサイダー取引を行う人間がいる市場においては、TOBにまつわる株価の変動は、インサイダー取引が行われていない(はずの)現実市場のそれよりも緩やかな反応をするはずなんです。 なぜなら、株価が上昇する事を見越した人(インサイダー情報保有者)が取引を多く行うことにより、TOBの報道前にM&Aが株価に与える影響がより多く織り込まれるからです。

 
 今回のトレードでは、僕が属したチーム(インサイダー状況保有者)は、マーケットを大きく揺さぶるほどの資金力を持っていました。
 
 けれど、株価の推移は、上に示したとおりです。 
 

 なぜでしょうか。

 ぱっと考えられる理由は、以下の2点なんですね:
 1)サイバートレーダー達のTOBのインサイダー情報に対しての反応が遅れたため
 2)現実の市場においてインサイダー取引が頻繁に行われているため(!)

  
 1)に関しては、以下に示した通り、僕たちのチームは、かなり早い段階に買占めを行っています。 水色の部分は、ポジション残高を示しています。

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 なので、1)が理由とは考えにくく。


 もちろん、今回の実習結果のみを元に「インサイダーはそこらへんにいるんだ」と言うのは、あまりにも乱暴な議論だと思います。 他にも色々な理由は考えられそうです。


 サイバートレーディングを「子供だまし」と言う人もいるみたいです。 確かに実際の市場とは違うことが多いのですが、仮想市場だからこそ見えてくるものがあるわけで、簡単に子供だましと一蹴することは難しいんじゃないかな、と感じています。 特に、今回のような不法行為を観察するためには、サイバートレーディングを行うしかないわけで。 

 この授業は引き続き行われるとの事なので、3,4年後に蓄積されたデータを宇野先生にいただきたいものですね。


 と、まあ、尻切れトンボ気味ですが、今から宿題を解かないといけないので、これくらいでご容赦ください。 おやすみなさい。
マーケットメカニズムの限界とトレーダー行動。
明日なのですが、まだ終わっていません。。 今日はちょっと徹夜をしなきゃいけない予感です。

 
 アイディアの部分はまとまりそうなので、こっちに書いてみます。





1.トレーディングの概要

 今回の仮想トレードのテーマは、TOBでした。

 トレーダーは3つのチームに分かれて投資を行います。

 今回、僕が属したのは、奇しくも投資ファンド。
 ミッションは、年利にして10%以上のリターンを上げること、でした。 

 仮想トレーディングでは、大勝ちしました。 
 初期資金5億円が、約3週間後には8億円の資産に。
 
 ですが、僕が実習直後に感じたのは、空恐ろしい思い。



 僕の収益のうち、1割は、TOBのインサイダー情報によるものでした。 トレード中に、僕の所属するチームにだけ事前にTOB情報が入ってきたので、その株式を仕込んでおいたら、それがかなりのリターンを生み出しました。


 しかし、残りの9割のうち、9割は、「買い浴びせ」によるものでした。

 取引直前日、TOB対象でなく、比較的緩やかな価格変動を見せていた銘柄を、僕たちのチームはかなりの量保有していました。

 このままでは目的のリターンを達成できなかったので、チームで決断します。

 「土日が終わった後の最終日で、この会社の株を買い上げちゃおう。」

 価格を指定して注文する指値ではなく、成行価格で、大量に買い注文を入れました。

 結果、5月2日当初は20万円だった株式が、同日最終日には、48万円に暴騰、僕たちは無事目的のリターンを得ることが出来ました。


 
 
2.規制できるものと出来ないもの

 偶然か必然か、今日、証券取引法の改正法案が通過し、成立する見込みとなりました。 
 
 インサイダー取引に対する規制は、より一層厳しいものになると思われます。 罰則が10年以下の懲役になる、などがその代表です。

 
 けれど、投機アタックって、規制できないんですよね(間違えていたらごめんなさい)。
 流動性が不足している市場において、巨額の資金を有する集団が買い・売り浴びせをかけると、その市場は、正常に働かなくなります。

 例えば、途上国の国家予算を遥かに上回る資金力を持つファンドが、その国の通貨を大量に売り浴びせると、その国の通貨は暴落します。
 そして、僕たちの記憶には新しいのですが、事実、それは起きました。 アジア通貨危機といわれるものがそれです。

 
 インサイダーは規制できますが、投機は規制が難しいんです。 消極的な対応策として、各種サーキットブレーカー(ストップ高や、値幅制限など)があるのみ、というのが現状でしょう。

 だから、空恐ろしい思いがしたんですね。
 気分はまさに、クォンタムファンドの一員でした。



 3.今のところのレポートのアイディア

 規制がない仮想トレーディングルームで取引をしていると、規制の重要性をより一層強く感じることになります。 今回の取引はまさにそうでした。

 市場が完全に自由な場合に、どのような利益が起こるのか、それを定量的に今回のレポートでまとめようと思っています。

 
 手順としては:
 ・ベンチマークの作成
  -市場ポートフォリオのウェイトを考え、そのリターンを算定
  -そのリターンを、僕たちのファンドの平均ポジションにかけて、市場の収益を算定
  


 ・期間比較
 -自分のファンドと市場ポートフォリオの収益がどのタイミングで発生しているのかを算定し、その差を割り出す
 -TOB期間の2日の収益をインサイダー情報によるもの、最終日を投機アタックによるもの、残りをその他の収益として、その比率を割り出す。


 +αで、最近の日本でのTOB事例のチャートを数個探してきて、「インサイダー取引者がいる場合といない場合で、株価変動に違いは見受けられるか」と言う点についても見れれば。


 と、やろうとはしているのですが、データの量が膨大なので、それをソートする時間があるかどうか。。 ^^;

あ、今日は。
 6年6月6日じゃないですか。

 オーメンの日ですね。

 職場と宿題が両方ドタバタしていて、とてもそんな余裕はないのですが、時間のある方は、ホラー映画でも見られてはいかがでしょうか^^?

 



 ちなみに、666という数字の由来は、ヨハネの黙示録かららしいですね。

 「ここに知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は666である」。(13章18節)
二度目は茶番。
 手元に原本を置いていないので正確ではないのですが、カール・マルクスの言っていた事を思い出しました。

 
 歴史上の事件は2度起こる。 一度目は悲劇として、そして二度目は、茶番として。
 

 元は、ヘーゲルが歴史上の事件は2度起こるといった言葉に、マルクスが付け加えたものです。


 目まぐるしい報道を見ながら、同感を禁じえません。 
人ノート④キリスト:愛の人。
 さて、前回のブッダに続き、第4回人ノートは、ジーザス・クライストです。 キリストですね。 ジーザス、ヨシュア、イエス、全て、彼をさす名前です。

 彼の教えは、いまだに多くの人の心の中に生き続けています。 その理由を考えてみることは、とても重要だと感じています。 例の如く、基本的に、自分が学ぶべきと感じたこと、感銘を受けた事を中心に書いていくので、教理の正しさや事実の正しさを保障するものではありません。


 1.略歴
 2.思想-愛と神
 3.行い
 4.山上の垂訓
 5.結びに



駐車違反と社会効率。
 先日自転車を買い換えました。
 新しい自転車の名前は、アインシュタイン号。 そのこころは、車種名が「アルベルト」だから。 いやー、安直です^^;
 最近運動する時間もあまりなく、通勤の満員電車は大嫌いなので、自宅、職場、大学院と、全て自転車です。

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 6月からはじまった民間による駐車違反とりしまりは、僕にとっては大変ありがたいんですね。
 よく、時間がないときには、車道の脇を走っているので(「危なっかしいな」と思っているドライバーの皆さん、ごめんなさい)。

 ですが、社会全般の効率性で言うと、どうなんでしょう?
 個人的には、否定的なんですね。

 三点くらい論点がありそうです:
 1.画一的な取り扱い
 2.能動的行為への民間参入
 3.代替案はないのか


1.画一的な取り扱い
 仕事柄、やむにやまれぬ理由から一時駐車をする人たちは結構いるわけで、その人たちにまで「御用だ」なんてするのは少しやりすぎな気がします。 一番の問題は、特段の事情もないのに、長いこと駐車している困った人たちの車なわけですし。
 画一的な取り扱いそのものが悪いとは思いません。 裁量が働かない、と言うことは、判断に要するコストやその他不正の余地を少なくするのですから。 けれど、それを鑑みても、今回の場合には問題がありそうです。

 
2.能動的行為への民間参入
 官公庁が行っている能動的な行為を民間で行うとなると、様々な問題が生じそうです。 警備などを民間業者に嘱託する場合は少なくありませんが、今回のような件で民間に権限を与えると困ったことになると思います。
 取締りなどの仕事には、能動的な性質がつよく、これを民間に託すとなると、点数稼ぎ争いなどの各種「不要な社会的コスト」が生じることが想像されるのです。 現時点でその萌芽が見え隠れしていますが。
 そういうことになってしまうと、民間の持つ効率性が、変なところに発揮されてしまい、結果として社会全体の効率性は低下するということが考えられます。

 

3.代替案はないのか
 違反駐車をなくすことの趣旨は、円滑なヒト・モノの流れに伴う経済の活性化や、緊急時に起こりうる障害の事前排除(救急車や消防車がすぐに現場に駆けつけられるなど)にあると考えられます。
 目標実現のための手段として考えると、正直言って、「やりすぎ」な感を受けます。 もうちょっといい方法がある気がします。
 
 僕だったら、例えば、渋滞が問題となっている道路の各所に、駐車違反を取り締まるための装置を取り付けます。 さらに、その装置を見つけにくいものにする。 これで、実際の敷設数以上に効果を挙げられそうです。
 当初の固定費はかかりますが、その後は費用が大してかからず、かつ、かなり長期間にわたって効果が維持されるので、この方がいいと思うのですけれどねえ。
 
  
 

 まあ、ここまで書いていてなんなのですが、

 僕は運転免許証すら持っていません^^;
イラクでの虐殺に思うこと。
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 悪夢を見ました。
 殺人者の夢です。 僕だったか、僕の隣にいた人だったのか、記憶が定かではないのですが、起こったことは、かなり鮮明に覚えています。
 パスッ、パスッという無機質な音と共に、雑踏の中邪魔になる人々に銃弾を撃ち込んでいきました。 引き金一つにも何の感情も無く、恐ろしいほど無機質に、機械的に。 

 夢分析の一般的な議論によると、夢には2種類があるそうです:
 ・その人の気持ちを落ち着けるために、「見ないではいられない夢」
 ・その人の無意識が、意識に対して働きかけるための「無意識からのサインとしての夢」

 多分、前者でしょう。 この報道にかなりの衝撃を受けたのですから。
 
 
 父親の命ごい無視し射殺 近所の住民が米紙に証言 (共同通信) - 5月29日12時49分更新


 そして、これと関連して、さらに記事が出ていました。



 虐殺疑惑で「証拠」発見 米軍予備調査と報道

 【ワシントン31日共同】ロイター通信は5月31日、米海兵隊が昨年11月にイラク・ハディーサで幼児ら民間人24人を虐殺した疑惑をめぐり、米軍の予備調査で「正当化できない攻撃」により民間人が殺害されたことを示す「証拠」が見つかり、海兵隊員の銃撃によって引き起こされた可能性が高いとの見方を伝えた。
 一方、ブッシュ大統領は31日、記者団に対し、虐殺疑惑に関する報道を知った時「困惑した」と述べ「もし違法行為があれば処罰する」と言明。疑惑が、低迷する支持率の足をさらに引っ張りかねないことを踏まえ、米軍の調査で違法性が確認されれば厳正に対処する方針を明確にした。
(共同通信) - 6月1日10時59分更新



 今までもイラクで軍が蛮行を起こしたことは数多くありましたし、それらは報道されてはきました。

 けれど、どの報道も、その犯行者当人にのみ焦点が当てられる以上のものではなかった気がします。
 確かに、やった本人が悪くないなどと言うことは絶対に出来ません。 もしも、自分の友人がイラクの武装勢力によって殺されていたのだとしても。 
 ですが、これだけ問題が多発するということは、もっと構造的に原因があるのだと考えるべきだと思います。 戦争に大義があるかどうかを考える以前に、戦争というものがどういう性質を持っているのかと言う事を、僕たちは今一度しっかりと考えるべきではないか、と思っています。


 

 以下、刺激の強い写真を載せてあります。
 イラク戦争開始直後、ハッキングを受けたアルジャジーラから3年前にダウンロードした画像です。
 
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