Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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マーケットメカニズムの限界とトレーダー行動。
明日なのですが、まだ終わっていません。。 今日はちょっと徹夜をしなきゃいけない予感です。

 
 アイディアの部分はまとまりそうなので、こっちに書いてみます。





1.トレーディングの概要

 今回の仮想トレードのテーマは、TOBでした。

 トレーダーは3つのチームに分かれて投資を行います。

 今回、僕が属したのは、奇しくも投資ファンド。
 ミッションは、年利にして10%以上のリターンを上げること、でした。 

 仮想トレーディングでは、大勝ちしました。 
 初期資金5億円が、約3週間後には8億円の資産に。
 
 ですが、僕が実習直後に感じたのは、空恐ろしい思い。



 僕の収益のうち、1割は、TOBのインサイダー情報によるものでした。 トレード中に、僕の所属するチームにだけ事前にTOB情報が入ってきたので、その株式を仕込んでおいたら、それがかなりのリターンを生み出しました。


 しかし、残りの9割のうち、9割は、「買い浴びせ」によるものでした。

 取引直前日、TOB対象でなく、比較的緩やかな価格変動を見せていた銘柄を、僕たちのチームはかなりの量保有していました。

 このままでは目的のリターンを達成できなかったので、チームで決断します。

 「土日が終わった後の最終日で、この会社の株を買い上げちゃおう。」

 価格を指定して注文する指値ではなく、成行価格で、大量に買い注文を入れました。

 結果、5月2日当初は20万円だった株式が、同日最終日には、48万円に暴騰、僕たちは無事目的のリターンを得ることが出来ました。


 
 
2.規制できるものと出来ないもの

 偶然か必然か、今日、証券取引法の改正法案が通過し、成立する見込みとなりました。 
 
 インサイダー取引に対する規制は、より一層厳しいものになると思われます。 罰則が10年以下の懲役になる、などがその代表です。

 
 けれど、投機アタックって、規制できないんですよね(間違えていたらごめんなさい)。
 流動性が不足している市場において、巨額の資金を有する集団が買い・売り浴びせをかけると、その市場は、正常に働かなくなります。

 例えば、途上国の国家予算を遥かに上回る資金力を持つファンドが、その国の通貨を大量に売り浴びせると、その国の通貨は暴落します。
 そして、僕たちの記憶には新しいのですが、事実、それは起きました。 アジア通貨危機といわれるものがそれです。

 
 インサイダーは規制できますが、投機は規制が難しいんです。 消極的な対応策として、各種サーキットブレーカー(ストップ高や、値幅制限など)があるのみ、というのが現状でしょう。

 だから、空恐ろしい思いがしたんですね。
 気分はまさに、クォンタムファンドの一員でした。



 3.今のところのレポートのアイディア

 規制がない仮想トレーディングルームで取引をしていると、規制の重要性をより一層強く感じることになります。 今回の取引はまさにそうでした。

 市場が完全に自由な場合に、どのような利益が起こるのか、それを定量的に今回のレポートでまとめようと思っています。

 
 手順としては:
 ・ベンチマークの作成
  -市場ポートフォリオのウェイトを考え、そのリターンを算定
  -そのリターンを、僕たちのファンドの平均ポジションにかけて、市場の収益を算定
  


 ・期間比較
 -自分のファンドと市場ポートフォリオの収益がどのタイミングで発生しているのかを算定し、その差を割り出す
 -TOB期間の2日の収益をインサイダー情報によるもの、最終日を投機アタックによるもの、残りをその他の収益として、その比率を割り出す。


 +αで、最近の日本でのTOB事例のチャートを数個探してきて、「インサイダー取引者がいる場合といない場合で、株価変動に違いは見受けられるか」と言う点についても見れれば。


 と、やろうとはしているのですが、データの量が膨大なので、それをソートする時間があるかどうか。。 ^^;

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