Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:-- | スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
拡大する格差
今回はカンボジアのシェムリアップという観光都市に行ってきました。もっとも貧富の格差が拡大している地域で感じたことの記録。バケーションなのにいろいろとやることがあるので、勢いで書いているのはご容赦。(そのうち修正するかもしれないです)




都市部と農村部の人の暮らしには、歴然とした格差が存在し、それは年々拡大している。財・サービスを金銭に転換する市場システムの恩恵には、多くの場合先進国と関わりの多い都市部の人々が先に浴することになる。市場システムを取り入れることにより成長を遂げる国において、格差は、さらに拡大する傾向がある。実際、ほとんど全ての開発途上国において同時進行で格差が拡大している。一部の国では、拡大する格差が現政権に対する重大な異議申し立てを惹起し、それが内紛にまで発展する様相を呈している。

この内紛のリスクは、人間の安全保障上重大な障害となりうるのみならず、開発途上国の成長速度を落とす要因となる。そのため、開発途上国において、成長の過程における格差を可能な限り抑制することは、国の発展のためになくてはならない政治目標となる。また、格差ゆえに能力のある人材が適切な労働に従事することができないのは、社会的にも大きな機会費用となる。

少なくない政府が、この拡大する格差を是正するために尽力しているが、これは難しい。格差是正のための一つの手段は、税率を高め、その税収を再分配することだけど、税率を高めると、事業家のビジネスへの意欲が低くなるのみならず、国外への流出を惹き起こしうる。また、政府の汚職も少なくなく、そもそも政府の活動は非効率な場合が多い(と、かなり経済学に偏った僕なんかは考える)ので、効果は思ったより挙がりにくい。

と、こんなにいろいろ書くだけでは、そこらの儒子と変わりないので、どうすればよいのかを考える必要があるし、僕には、一つ思い浮かぶ手段がある。それが、僕がまたこの国に来た理由でもある。マイクロファイナンスだ。Samicは、農村部の人々にも積極的に宣伝活動をし、人々が自らの生活をより良くするための初期資本を提供している。人々のインセンティヴを阻害せず、ビジネスのメカニズムを通じているため、政府を通した場合に比べ非効率は小さい。もちろん、これが万能薬のわけではないけれど、無いよりははるかにいい。

人は、自分の力で自分の運命を切り開くことができるし、多くの場合、自分がどんなビジネスをするのが一番いいのか、自分が知っている。しかも、生活がかかっている。逆境にある人間の強さと叡智を、もう少し信じても良いのではないだろうか。



スポンサーサイト
Designed by aykm.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。