Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:-- | スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
よいお年を。
最近はめっきりブログの更新をサボっていてすみません。
Twitterにだいぶブログを食われているのと(僕のアカウントはこれhttp://twitter.com/TaejunShin)、インプットを強化しているのが理由です。

最近勉強を始めたのはマーケティングで、いつもお世話になっているYさんから借りたコトラーとBCGのマーケ本を読んだ後、900ページあるコトラーの教科書に取り組んでいます。 マーケ軽視の僕の頭が少し変わってきています。 (それでも、需要の無いところに需要を作り出す、というのが正しいのかは正直分かりませんが)


来年からは、ファイナンスとマーケの切り口を活かしてブログを書いていこうかな、と考え中。

最後の最後でインフルエンザにかかりました。
一昨日から寝込んでいます。 正月の親戚回りも出来ず、寂しい正月になりそうですが、一年間を静かに振り返る貴重な機会にしようと考えています。


今年、目に見えた成果を三つあげると、これでしょうか。
・本を出版した(ダイヤモンド社のTさんに感謝)
・日本初のマイクロファイナンスファンドの組成に最初から最後まで関わった(LIPとミュージックセキュリティーズの皆さん、アドバイザーの皆さんに感謝)
・トライアスロン、アイアンマンレースを完走(レース当日に支えてくれた皆さんと自分の体に感謝)


来年はどうしようかな、と考え中です。

スポンサーサイト
合宿×2

12月はLIP合宿を二つしました。
片方は教育プロジェクトの合宿で、こちらはやっと20人くらいの実行委員が決まった状況。チームビルディング&今後の方向性を話しあいました。
マイクロファイナンスのプロジェクトでも行っていたのですが、プロジェクトのはじめの時期に、お互いが自分の歴史を10分くらいで語るセッションを持つようにしています。歴史の共有はチームを強くしますが、パートタイムでやっているとなかなか濃くならない共有時間を一気に強くするための方法がこれだと思っています。

3時から始まり、終わったのは午前3時。食事の1時間を除いて、ずっと話しあっていました。
(飲み会がその後にあったのですが、僕は3時半頃にバタンキュー)

来年からは、プロジェクトの本線とは別に、3週間に一度児童養護施設の子どもたちに職業紹介をしていきます。
セミナー等もしながら、プロジェクトが4月には始まるようにしたいと思っています。


先日行ったのは、マイクロファイナンスの合宿。
こちらは、前日の24時から事前ミーティングが始まるという状況。(もちろん、徹夜すればよいというワケではありませんが)

初のマイクロファイナンスファンドが立ち上がり、無事にお金が集まり、次に僕たちが目指すものが何なのか、ずっと話しあっていました。NPOとしても、持続の難しさに直面する時期に来ています。
そんな僕たちが目指すものは、
①一緒にアクションをする人を1万人にすること
②圧倒的なコストパフォーマンスを誇るマイクロファイナンス期間のDDの仕組みづくりを中核とした、最高のMFFの調査機関

の二つです。
①については、みんなの少しずつのアクションが世の中を変えていくことと関連してとても重要だと思っています。
②は将来的にMFの産業が健全に発展をして行くためにはなくてはならないことです。しかも、人件費のかからないパートタイム組織だからこそ、本当に低コストで素晴らしいものを作れる可能性があります。 ワクワクします。


合宿ではさらにフィードバックセッションを。 プロジェクトが始まってから1年間、本人が自身の感想、反省点、目標などを話した後に、仲間から改善点と長所を伝える、というもの。 フィードバックセッションは胃の痛くなるものですが、誤りが矯正されるすばらしいセッションだと思っています。


社会起業家叩き?
(走り書きなので、後に修正の可能性あり)
フローレンスの駒崎弘樹さんのブログから。


サイバーエージェント社長 藤田晋 氏
「この世代は社会起業家が増えているというが、その前にすべきことがあると思う。ビル・ゲイツのように死ぬほど稼いで社会に貢献するというなら分かるし、自分もいずれそうありたいと考えるが、経営者として事業を大きくすることが今の目標だ。長く経営者として責任とプレッシャーと闘っている私からすれば、社会起業家はそうしたものから逃げているように見えてしまう。」

元マイクロソフト社長 成毛眞 氏
「もし仮に景気がよければ、社会起業家にはならず、今も外資金融やベンチャーに在籍しているはず。本人たちは、社会起業家としての社会的意義や使命について何ら疑うところはないし、心の底からそれを信じているのだろうが、私に言わせれば経済で先行きが見えないから、別の方面に関心が向かっているだけなのだ。」

マネックスグループCEO 松本大 氏
「厳しいことを言えば、自己の満足という点で、それ(マッキンゼー→ボランティアなキャリアの人)は長続きしないと思う。私は有限なリソースを集中して掘っていくべきだという考えで、自分が決めた仕事や業種に徹底的にこだわって、そこで成果を出そうとする。」


僕がITベンチャーの経営を始めた8年前、彼らは「大企業だけが人生じゃない。挑戦しよう。」というメッセージを若者だった僕たちに投げかけてくれていました。まだまだ彼らの会社は小さいものでしたが、それでもそうした前向きな姿勢に僕たちはキラキラと輝くものを見たのでした。

あれから幾年月。あの頃そうしたメッセージを投げかけていた若きリーダー達は、後輩たちが日本社会のために何とか頑張ろう、と挑戦している姿に対して、「逃げている」とダメだしの言葉を投げかけるようになってしまいました。



これはダメ出しとは思えず、真摯なアドバイスだと感じます。

どんな事業でも、重要なことは、市場を満足させられるだけのモノを産み出せるかどうかにあり、それが社会性を帯びているか否かは、副次的な問題だと思います。 市場が評価軸を見誤ると失敗するというのは、別に新しい話ではないでしょう。 市場にいる人々の考えがすこしずつ変わり、社会性が評価軸の一つとなっていくのかどうかは議論のあるところかもしれません。 10年後の状況を見れば、市場の評価軸の実相がある程度見えてくると思います。

この議論はある意味、芸術品の評価に似ているのかもしれません。多くの人は、芸術品を見るとき、その美しさや技巧の豊かさに惹かれますが、中には、その芸術家の動機や生涯に惹かれる人もいるかもしれません。芸術性を事業性、芸術家の生涯を社会性に見立てても似た様な議論が成立すると思います。 


藤田氏に少しだけ反論すると、僕の知っている人々は、自分の仕事を逃げとは思っていなくて、社会性のあるなしに関わらず事業として自分たちの仕事が成立するかとことん追求しています。
今twitterで受けたマザーハウスの山崎さんからのレスにもよく現れている気がします。(というか、マザーハウスは社会的企業、というより、企業だと個人的に思っていますが)

”社内の議論も9割が事業性、要するにお客様にどんな価値ある商品を提供できるかを議論している。
勿論、理念を通した自分たちの社会の理想像については本当に尽きること無いほど議論している。しているというより、暇があると議論してしまう。”



僕たちがずっと話しているマイクロファイナンスファンドも、規模が小さければ難しいけれど、しっかりと規模が取れればビジネスとして確実に成立する(事実、欧米でのいくつかのファンドは確かに成立している)というのが重要なポイントだと思っています。もちろん、個人的な想いとしては、それが貧困の削減にもつながるというのがあるわけですが。

そもそものところ、僕は未だに社会起業家というものが何なのか良くわかっていないのですが。 正確な定義なしにバズワード・ジャーゴンがひとり走りするのはあまり良くないと思っています。 (個人的には、ファイナンスと開発分野にはバズワードがとても多い気がします)





会社員の要諦
お世話になっている人とランチをしたときに、昔の話をしていただけました。 とても良い話だったので、シェアするためにメモしておきます。


1.社会とのギャップが大きな事業ほど、成長の可能性がある。.さらに、すでに成功しているモデルが外にあれば、成功する可能性は高い

 20年前の日本の株式市場において、株価は半ば冗談で「野村の支店長会議で決まる」とさえいわれていました。その一方で、アメリカではすでに企業をカバーするアナリストがいて、株価の算定についてもDCF法などが用いられていたそうです。

 当時は、金融市場のあり方について、日米のギャップがとても大きかった。だからこそ、そのギャップを埋めるための事業には意味があったし、成功した。これは例えば、その後の不良債権への投資や、PE投資などにも共通のことだと思います。他にも日本で成功しているビジネスの多くは、外国にもともとあるものが多いんですよね。SNSやNPOの活動などはその一例でしょう。



2.自分がエリートと思い込んでいる社員が増えてくると、会社組織は衰退を始める

 自分が勝ち組だと思い込んでいる人には、対人能力、逆境や不確実性に対処する力が欠如している場合が多いそうです。そのような人が多いと、組織の構成員の同質性が高まるため硬直的な組織になってしまいます。

 多くの企業が成長した後衰退するのは、一定の段階になると、その組織の成員に「勘違い」をしている人が増えているからなのかもしれません。この衰退のサイクルに入らないためには、外部からの刺激を常に受けられるような組織づくりが重要です。

 いくつかの例外を除いては、確かに、学生の就職ランキングトップの企業は2,30年周期で入れ替わっているそうです。会社の部署についても同様。例外となっている組織(例えば商社)や部署から学ぶことはとても多いのだと思います。



3.必死に働かないといけない職場にいる人とそうでない人の間には、格段の実力差が生じる

 当時、この人がいた組織は、いつ潰れるか分からない状態で、だからこそ、毎日必死で仕事をしていたそうです。20年前においては、日本の労働市場の流動性はほとんどなく、外資系の会社で働いていてクビになったら、再就職の望みは非常に薄かった。部署が潰れてもサバイバル出来るための勉強をする必要があるとき、人は本当に多くを学ぶのだと思います。

 今でも外資系の金融機関にいる人は、類似の状況を経験してる気がします。なかなか大変ですが、今は、とても貴重な成長の機会なのかもしれませんね。 ずっと成長し続けたいと強く思います。



 
シゴトのココロ
sigoto.jpg
シゴトのココロ

いつもYさんの紹介してくれる本は大当たりなのですが、今回もそうでした。

タイトル的に、僕が普段まず手に取らないものなので、こういう良い本の紹介は本当にうれしいです。さすが元編集者化、軽妙な書き口でご自身が学んだ仕事をする人にとって重要な心構えを描いています。

いくつか、強く同感したものを紹介すると
・毎日朝にやるべきことをまとめておく

・心からやりたいと思うものがあれば、時間はどうにでもなる

・見た目の給与だけでなく、そこについてくる知識・仲間・達成感などの給与(内的報酬)も考えて仕事に就く

・「どうせ女って」という男も、「どうせ男って」という女にも、仕事をできない人が多い。なぜなら、こういう人たちは、人の機微を察することができない人々だから

・恋愛はコミュニケーション・スキルを磨くのに最高の道場

・今の状況を変えたいと思った時には転職をするべきでない。転職は脱出でなく取引と考える
(Yさんの名言は、「転職は社内でとても高く評価されているときにするべきだ」です)

・まさかの異動には、しぶしぶであっても従った方がよい。同じことをしていると必ずいつか行き詰まる


書いてみると、至極当たり前のことと言われるかもしれませんが、その一つ一つの表現がこの上なく上手で、あっという間に引き込まれてしまいます。さっと読めるので、忙しくて仕事で悩んでいる人にはオススメ。
人は島嶼にあらず
(iMac購入とあわせて、最近、英語ブログに移行準備中で、論壇系はすべて英語にしようと画策中です。)

 人間の能力において重要なのは成長力だと、よく思います。

 たとえば、20歳の時の能力が100の人がいて、その人が40歳まで年率5%でしか成長しないとします。 だったら、20歳の時の能力が50の人も、年率10%で成長すれば十分その人を追い越しているんですよね。 だから、大学入学時の瞬間風速で人の能力を判断するのはあまり賢明ではないのだと思います。

 その成長を早めるために必要なのは、多少なりとも無理をすること。人間はものではないので、キャパはいくらでも大きくなる。そして、大きくなったキャパでまた無理をすると、さらに成長する。このサイクルを繰り返して、どんどん自分の能力が高くなっていくのだと思います。

 こういうことを書いているといつも思い出すのが、吉川英治の宮本武蔵です。己の才能に決して頼らず、自らの不足を自覚し、それに面と向かって一歩ずつ克己していく姿。 歌でいうと、個人的にはなぜかスピッツの8823なんですが。


 さらに重要なのは、どんな仕事をするか、よりも、誰と働くか、だと思います。自分を成長させてくれる人の近くにいられることは、本当に重要。人は、一人でも成長できますが、他人と一緒ならばさらにそのスピードは上がるように思います。


 
Designed by aykm.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。