Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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学問のすすめ
最近、結構な量の、それぞれ違った分野の情報を処理することが増えて、ふと考えたこと。

一つ一つの分野についてそれぞれ情報を集めて、色々な人の意見を聞いて、それをまとめて一つの結論を形成していく、というプロセスには一定の意味はあると思いますが、限界を感じてきました。3ヶ月ごとに一つの分野を深彫りしていっても、世の中は広くて、また新しいものに出くわすたびに、(多少の土地勘は生まれるとしても)、また勉強を始めることになる。効率がよい学びではないのかもしれません。

こういうときに感じるのが、学問の大切さ。ここでの学問とは、何らかの世界観を与えてくれる体系だったものの考え方、といった程度の意味です。

何かの学問を修めた人間は、その修めた学問の世界観で、世間のあらゆることについて一定の知見を持てるようです。一緒にファイナンスの勉強会をしている野口さんはその典型だと感じます。バガボンドの宮本武蔵は剣の世界観で世の中を説明できる。立派なお坊さんは、仏教の世界観で世の中を説明できる。どんなときも規律をもって情報を整理することができる能力は、今後さらに重要性を増していくのだと思います。


知の根無し草、といったら言い過ぎですが、学問をしていないともたらされる答えが場当たり的になってしまう。それに、とんでもない筋違いをしていても見過ごしてしまう可能性が高まる。投資において一番大切なことのひとつのは大局観であることを考えると、ますますこわくなります。


今のところ、自分が(基本的にどんな論文でも理解できるという意味で)ある程度きちんと修めたと思っているのはファイナンス理論ですが、一つだと心許ないので、隣接分野の学問をまた修めたいと思っています。今取り組んでいるのは産業組織論で、別に学位などはなくてもよいので(あったほうが遥かによいので、大学院もまた行こうかと思っているのですが)、毎朝2時間ずつ勉強にあてて、直面する問題をそのフレームワークで考える訓練をしています。

ちなみに、ファイナンスにおける根本的な概念は、リスクとリターンです。不確実性が存在する世界においては、リターンは何らかのリスクと対になっていると考えます。1年前に書いた本では、このリスクとリターンのコンセプトでどこまで世の中の事象を説明できるのか、挑戦してみました。

15歳からのファイナンス理論入門

幸いに4カ国で出版され、この本のお蔭で、また次のファイナンス本を書くことになりそうです。今度のフレームワークは、TiroleのThe Theory of Corporate Financeに登場する理論で、情報の非対称性にともなう資金調達の困難と、それを「人と人のつながり」がどのように緩和するのかを書こうと思っています。

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