Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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結婚のずっと前
x2_9352890.jpgずっと気になっていた本、購入と同時に著者から献本を頂くということになってしまったのだけれど、本当に良い本なので、誰かにプレゼントしようと思っている。

結婚のずっと前

本書はまず美しくて、落ち着くリビングとか、木目調の内装のカフェとかに置いてあったらぴったりの本。基本的に一ページに写真と散文詩ひとつずつの構成なので、こういった場所で、モノの2、3分とあるときにでパラパラと気になった箇所を読んで、本書のメッセージとのセレンディピティを楽しむ情景が容易に想像できる。


ただ、こういった散文詩は基本的に主観の塊のわけで、そのメッセージを発している著者がどのような人であるのかのイメージが持てないと、人それぞれの受け取り方に違いが出てくるだろう。だから、このブログでは、著者の坂之上洋子さんについても書こうと思う。(普段はこのブログで自分の出会った人々の話を書かないようにしているのだけど、今回はレビューの必要上、ちょっとそのルールを破る)


みんなから「よーこさん」と呼ばれ愛されている坂之上洋子さんに出会ったのは、2009年11月18日。英治出版の原田社長からお誘いを受け、西水美恵子さんを囲んでの小さな夕食会に参加したのだけれど、その夕食会の場所が渋谷にある洋子さんのお宅だった。

その後も時々洋子さんのお宅でのパーティに参加しているのだけれど、その参加者メンバーはとっても豪華。でも、洋子さんは全員に別け隔てなく接する。間違っていると思ったら、それが大企業の社長であれ、学者であれ、歯に衣着せぬダメ出しをする。その一方で、モザンビークで貧困のために死にゆく子どものために働いている日本人の無名の女の子に対して全力で支援をする。

そんな洋子さんだから、本書の次の言葉が出てきたときに、洋子さんの姿がありありと目に浮かぶ。

家柄とかお金とか肩書きなんか絶対に信じちゃいけない
who you areだけwhat you haveは全然あてにならない


ただ、洋子さんがそういう人であっても、洋子さんのwhat you have(最たるものは彼女の持っている人とのつながりだろう)をあてにして彼女に寄ってくる人もいるように思える。洋子さんはそうやって寄って来る人に対しても、別け隔てなく接する。色んなことを見抜いているのだと思うけれど、根本的に人に優しいのだろう。だから、彼女の周りには人がどんどん集まる。


ちなみに、洋子さんの夫である数学者のCanyunさんも本当に気持ちのいい人で、肩の力の抜け方がとんでもない。趣味嗜好も専門性も全く違っている洋子さんとCanyunさんなのだけれど、二人の周りにはいつも心地よい風が流れていて、一緒にいるとすごく安らかな気分になれる。結婚についての本書のメッセージを読むと、二人を真っ先に思い浮かべる。

結婚する前に想像してみて
相手がもし明日事故にあって動けなくなったとしたら
仕事もなくなってあなたがひとりで病院代も生活費も稼がないといけないとしたら
その上動けなくて精神的にダメージをうけている相手がひどい言葉を投げかけてあなたを傷つけるとしたら
それでもあなたは相手の額に手をおいて だいじょうぶ ずっとそばにいるから って言える?
それが結婚するってことだよ


手元に置いておいて、疲れたときに読むと、すごく元気になれる一冊。家族のある皆さんはリビングに置いておいて喧嘩した時に読んで、カフェの経営者さんはお店に置いておいて喧嘩しているカップルや、悲しそうな顔をしている人にオススメしてみてほしい。
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