Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力。
ムギさんの最新本を読みました。
勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
(2008/06/15)
勝間 和代



色々なところで語られている「賢くなるための方法論」をまとめた本として、一番よい本だと思います。 ムギさんの方法論系の本は、既存の方法論のサーベイ論文のような感を受けます。 どれもこれも、「こういう方法や考え方もあるのか」という気付きを与えてくれるカタログとして非常に助けになります。


ただし、以下の個所については、少し考えが違ったりします。

いずれにしても、フレームワークをたくさん持つという事は、頭の中で様々な情報を処理し、判断し、意志決定を行う際に、その場に応じて最適な道具を使えるという事です。



僕は、フレームワークの重要性については強く同意しますが、多く持つ必要はあまりないと考えています。 最初の頃に多くフレームワークを持っていたとしても、使い慣れるうちに、フレームワークはよりシンプルになっていくのだと思います(だから、この本の意義は十分にあると思います)。 ムギさんといくつかの授業でご一緒した経験から言うと、ムギさん本人も、この本でフレームワークとして紹介しているような道具を直接使うというよりは、それらフレームワークたちに共通している「根本的なものの考え方」に依って立っていたと僕は感じています。


例えば、キリストの生き様のフレームワークは愛でした。 ガンジーのそれは真実です。 西郷隆盛の場合それは敬天愛人でした。 科学の多くも、いくつかの公理だけを概念装置(フレームワーク)としておいて、そこから導かれる論理的帰結として成りたっています。 ファイナンスで言うと、ノーベル経済学賞ほぼ確実のTirole大先生の博士レベルの教科書である
The Theory of Corporate FinanceThe Theory of Corporate Finance
(2005/12/15)
Jean Tirole

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も、2,3の基本モデルからコーポレートファイナンスの諸問題を見事に切り分けています。


正しいフレームワークをいくつかだけ持って、論理的に考え抜く。 前にも似たような事を書きましたが、僕はこれでいいと思っています。 

今日も毎週恒例の丸善散歩をしたのですが、方法論に関する本の人気にはすさまじいものがありますね。 いくつか手に取ってみたのですが、基礎研究に裏打ちされた質において、ムギさんの本は際立っていると思います。


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?  人に教えるということは非常に難しいものです。なんとなく,うまくいっていないなという感覚はわかっても,実際には何が良くないのか?それがよくはわかりません。 ? ? ? 大学...
2008/10/01(水) 17:03:06 | Kuwako-Lab.com
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