Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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メディチ・インパクト。
メディチ・インパクト (Harvard business school press)メディチ・インパクト (Harvard business school press)
(2005/11/26)
フランス・ヨハンソン

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久々にインスパイアされるいい本を読みました。
メディチ家というのは、イタリアで1300年頃から200年以上権勢を誇った名家です。 当時メディチ家が芸術家たちに行った一連のパトロン活動は、芸術家らを一か所に集めることによる多くのイノベーションを産みだし、それはルネッサンス到来の重要な土台になったそうです。

こういう、「多くの異なる分野の専門家たちが集まることによって生み出される創造、イノベーション」をメディチインパクトと呼びます。 

本書では、
1.メディチ・インパクトが現代においてより生じやすくなっている背景
2.アイディアをどうやって作るか
3.アイディアをどうやって実現させるか
について述べています。

1.メディチ・インパクトが現代においてより生じやすくなっている背景

交通手段が発展した現在においては、人々の移動が容易になり、それは一つの場所に異なるバックグラウンドや専門性を持った人々を集めることになっています。 また、科学が発展するにつれて、多くの科学が学際的な側面を帯びてきていて(例えば、ファイナンスの学者と脳科学者のコラボ)、情報技術も日進月歩で発展しています。 こうした事柄は、メディチ・インパクトを生み出しやすい土台を築いています。


2.アイディアをどうやって作るか

アイディアを生み出すための心がけは次のようなものになると、本書では様々な実例をあげて主張しています:

1)先入観を取り払うこと
先入観が創造性を阻害する可能性があります。 先入観を取り払ってこそ創造的なアイディアを作り出せるのですが、それが出来ている人には、以下のような特徴があるそうです:
 ・色々な文化に触れた経験:
  旅行に行くことはこの意味でも有用です

 ・独学で様々な分野を学習:
  エジソンや、スティーヴ・ジョブズなど、独創的な人々は、独学でいろいろな分野を学んでいる事が多いです。 レオナルド・ダ・ヴィンチもそうですね。 僕も普段からそうしようと心がけています。
http://stjofonekorea.blog6.fc2.com/blog-entry-252.html
 
 ・思い込みを逆転させることが得意: 
 たとえば、「レストランにはメニューがある」という思い込みを逆転させて、メニューのないレストランを作ったり。

 ・違う視点からものを見ることに長けている: 
 レオナルド・ダ・ヴィンチは、少なくとも3つの異なる視点からものを観察することを心がけていたそうです。


2)偶発的な物事を組み合わせること
イノベーションは、異なるアイディアを組み合わせることにより生じやすくなります。 そのためには、専門以外の職にチャレンジをしてみたり、多様な専門家が多くいる場所に飛び込んだりしていく必要があります。


3)アイディアを爆発させること
ピカソやその他多くの人もそうですが、創造者の多くは、多作です。 次から次へと、アイディアを生み出しています。 多作であるからこそ、量が質の変化を生み出し、類まれな創造をもたらすことになるのかもしれません。

創造的になるためには、いくつかの心がけがあるそうです。 ひとつは、自分自身が1つかそれ以上の分野について、ある程度の専門知識を持ち合わせていること。 つぎに、積極的に多くのアイディアを出すように心掛けること。 そして、アイディアを多く出した後は、よく時間をとって、それらアイディアを吟味すること。



3.見つけたアイディアをどうやって実現させるか

アイディアの実現のためにするべきこととして、3つが主張されています:

1)一度の失敗を恐れずに、前進し続けること
失敗から学び、成功するアイディアを見つける能力を身に着け、実現のためのリソースの確保に気を配り、自らのモチベーションを維持できるように注意すること。

2)既存のネットワークから抜け出すこと 
必要であれば、初心者となることを恐れずに、新しい分野にチャレンジしていくこと。

3)リスクと向き合うこと 
不確実性を恐れることは人間の性ではあるけれど、それをうまくマネージすること。


最後になるほど、どこにでも書いているような事が多くて少し残念だったのですが、とても良い刺激になりました。 今後の心がけは、以下のようなものでしょうか:
・まずは、一つの分野で専門家になる。 
・広い興味を持ち続けて、さまざまな分野にチャレンジすること
・色々な分野についてブログを書くこと (思うにブログは、非常に有用なメディチ・インパクトのツールかもしれません)
・毎週こなしている丸善散歩を続けること
・2週間に一回は図書館に行って、一つの分野について本をごっそりと読むこと (実際、図書館に行くと、2,3日くらい僕の創造性は上昇していると感じています)



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