Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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ファイナンス研究科に来たのならアセット・プライシングを学ぼう。
授業情報交換会などをされているそうなので、ご参考までに。

僕の一番のお勧めは、池田先生のアセットプライシングです。

以下、あえて誤解を恐れずに100%主観で書きます。別に僕の意見ですので、違う意見を責めるものでもありません。


アセット・プライシングを学ばないのなら、何のためにわざわざファイナンスの大学院に来たのか、という気すらします。(ちなみに野口先生も、アセット・プライシングをとにかくやりなさい、と話しています)



ファイナンス理論の基本中の基本は、アセットプライシングです。これさえわかっていれば、すべてのファイナンスの分野について基本的に対応することが可能です。 アセットプライシングを理解していたら、コーポレートファイナンスも、投資理論も、デリバティヴのプライシングも、リスク管理も、すべて一つの枠組みの下に統一的に理解することができるようになります。逆に、アセットプライシングの知識を土台にしないと、ファイナンス理論の各分野は、まったく統一感を持たない寄せ集めとしか映らないでしょう。

こういうことを書いていると、いつも、「そんな事を言っても、理論と現実は違う」と言う人がいます。そんなことは、中学生レベルの認識力を持っている人間であれば、理解できることだと思います。 「物体に力を加えなければ、等速直線運動をする」ということに対して、「でも現実世界は違うよ」というのは当たり前のことのように。

理論というのは、現実を描写するよりも、現実に一本の筋を通すものだと僕は理解しています。 理論の歴史をみるとわかるように、現実を描写するためだけの理論は長持ちしません。 また、実務で致命的な大間違いをしないためにも、理論の理解は非常に大切だと思います。 しかし、実際に実務家で理論をしっかりと理解している人はあまり多くない。 だからこそ、理論的なことをしっかりと分かっている人材を育てる必要があり、この大学院の存在意義があるのだと思います。


この大学院がもともと、このアセット・プライシングを必修科目にしていたのは正しかったと思います。一説によると、「落とす人が多すぎて必修でなくなった」とのことですが、もしそれが本当だとしたら、非常に残念です。僕としては、
落とす
 →最低限の理解もできていない
   →ファイナンスの基本原理を理解できていない
    →とりあえず理解してから卒業しましょう

、というのは当たり前に思われます。

特段の理由もなしに、単位を取りやすい授業だけを選んで、卒業だけを目的とするのも、まったくもって時間とお金の無駄です(勝間さんも同じ事を話していました)。 人脈集めで来ることがもともとの目的の方もいらっしゃるかもしれませんが、そうであれば、わざわざ高い授業料を払ってまで学校に来る意味もあまりないと思います。 


ということで、僕は、たった一つだけこの学校で授業を選ぶのであれば、迷わず、アセットプライシングを取ることをお勧めします。

来期も野口先生のチューターをやりますが、この授業に関してはわからないことがあったら何でもメールおよび土曜日の時間でお答えしますので、一人でも多くの方が受講してくださることを願っています。



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