Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:-- | スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
大人の見識。
相変わらず資本市場はすごい勢いで変わっていっていますが、本の感想文を。
大人の見識 (新潮新書 237)大人の見識 (新潮新書 237)
(2007/11)
阿川 弘之

商品詳細を見る

著者の本は以前ひとつ読んだことがあります。人として大切なものは何か、という点について考えさせられる、清冽な感動をもたらしてくれる本でした。

本書のタイトルは大人の見識で、著者が見識を有していると信じている昭和天皇、英国、そして海軍についてのエッセイ集となっています。(途中まで、これがエッセイ集と気付かずに、what's your point?とか考えながら読んでいたのですが、ようやく166ページになってこの本がエッセイ集であったことに気付かされました。)

1920年生まれで海軍経験もある著者だからこそ語れる多くのエピソードがあり、それらから学べることは非常に多かったです。とてもエピソードの質が高い本だと思います。

ただ、少しよくわからないのは、著者の戦争における失敗についての全般的な論調。
著者の大枠の意見は、見識のある人々が、それを有しない人々と煽動された民衆に封じ込められてしまったために、日本が敗戦へと進んでいったということのようで、過ちの原因を、東條英機などの軍の過激派やメディアにたきつけられた人々に押し付けている感があります。

これはどうなのでしょうか。国がとてつもなく誤った方向に進もうとするときにもそれを止められないのなら、「大人の見識」なるものに、どれだけの価値があるのか、正直僕にはよくわかりません。本当に大人の見識を語るのであれば、過去について語る際、反省も共に語るべきではないでしょうか。




Comment
≪この記事へのコメント≫
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
Trackback
この記事のトラックバックURL
≪この記事へのトラックバック≫
Designed by aykm.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。