Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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若者はなぜ3年で辞めるのか?
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
(2006/09/15)
城 繁幸

 人を惹きつけるタイトルのこの本、内容もよく、かなり感じることが多いものでした。この本で取り上げている問題は、単に若者がすぐにやめてしまうことだけではなく、その背景にある日本の人事問題にあります。人が本来的に持っている人生の動機に答えにくくなってしまっている固定化されたキャリアパスと、年功序列制度(もしくは、年長者が若者を搾取する仕組み)、労働市場の非流動性がその問題であると著者は説きます。
このような人事システムの中では人はどうしても機械的にならざるを得ず、本来持っている素晴らしい創造性を発揮しにくくなることの弊害を著者は指摘しています。また、コストの高い熟年層を必要以上に残し、その代りに若者を採用せず非正規労働者を採用することによる技術力の低下についても本書では取り上げられています。


しかし、日本の人事制度の最大の特色である年功序列制度は崩壊しつつあります。これは、レールの上に沿った人生を進みたい人生を不安にさせるものなのかもしれませんが、一方で、人が自らの生きる意味を今一度考え、かけがえのない人生を歩いて行くきっかけを与えるのかもしれません。
Comment
≪この記事へのコメント≫
とはいえ、年功序列制から能力制への移行は、能力を持つ者と持たざる者との所得格差を産む一面もあると認識しています。日本は、かつて最も成功した社会主義国とすら言われたのであり、欧米流個人主義ではなく組織を重要視する国民性です。

個人的には、年功序列の固定給+能力制の歩合給というのはひとつの理想なのではないかと思います。

(最近煩わしいコメントばかりしてきるようで申し訳ありません……)
2008/10/04(土) 02:56:29 | URL | 三浦介 #-[ 編集]
おっしゃることはよく分かるのですが、このような歪みは、確実に若者に転嫁されていて、能力の違いよりも不透明な格差として跳ね返っているのかもしれません。 この本にもあるように、現に年功序列がある世の中においても20代の格差は深刻なものになっているのです。


年功序列をいいことに全く仕事らしい仕事をせずに給料をもらえる人がいる半面で、その序列を守るために就職の門を狭められている熱意と才能あふれる若者がいるのはおかしくありませんか?

2008/10/04(土) 08:36:22 | URL | Taejun #-[ 編集]
なるほど、同期同年代のことを主に考えていましたら縦の(先輩と新人)年功序列の改善が大切という訳ですか…(思案)
2008/10/04(土) 10:56:21 | URL | 三浦介 #-[ 編集]
わかりました。正社員雇用の拡大が必要なのは同感です。熟年層にもきちんと仕事をしてもらい、その賃金は抑えるべきだということであればまったく賛同します。
2008/10/05(日) 11:35:41 | URL | 三浦介 #-[ 編集]
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