Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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定額給付金の有効性。
色々なところで定額給付金の有効性が議論になっているようです。

定額給付金や財政政策が経済を上向かせるのに有効だ、という見解に僕は多少懐疑的です。
というのも、持っているお金を政府が使っても、個人が使っても、他に何かが起こらない限りは、使われる(需要される)財やサービスの総量というのは変わらないからです。

もちろん、一方で、個人が財布のひもを完全に閉めてしまったような場合においては、政府が支出を増やすことにより、多少なりとも社会全体の消費は増大するのかもしれません。しかし、①政府支出はさらに民間の支出を減らす(クラウディング・アウトと呼ばれたりします)可能性があること、②政府支出は多くの場合かなりの非効率を伴うものであること、などを考慮すると、政府支出の増大が経済に良い影響を与える程度はあまり高くないのかもしれません。

政府の財政政策が有効となる為には、上の二つの問題点をうまくクリアする必要があります。すなわち、政府が支出を増大させても、民間が自らの支出を変化させないような分野で、効率的な事業展開をする必要があるわけです。これがそう簡単でないのは、いうまでもありません。

今はやりの財政政策はこのままではおそらく奏功しないだろう、というのが少なくない経済学者らの予想なのですが、さてさてどうなるのか、見ものですね。






Comment
≪この記事へのコメント≫
初めてコメントさせていただきます。
いつも楽しく拝見させていただいています。

早速質問なのですが

「政府が支出を増大させても、民間が自らの支出を変化させないような分野で、効率的な事業展開」

というのは、例えば一つには不完備な市場の整備など
放っておいたら創出されないような市場を創り出す
というような事として理解して良いのでしょうか?

政府の対策として例えばどんなことをすべきなのか
というのが中々見えないのですが
どうお考えか聞かせていただければ嬉しく思います。
2009/01/30(金) 23:50:49 | URL | 通りすがりの経済学部生 #-[ 編集]
通りすがりの経済学部生さん

コメントありがとうございます。いつもこのブログにはコメントがないので(涙)、とてもうれしいです!

はい、仰るような新規分野を作るような事業は非常に有意義だと思っています。新規分野(でかつ他の関連分野と代替的な関係にならない)である場合、
・その分野に対する政府支出が民間の支出を減らす可能性は低そうですし、加えて
・既得権益があまりなさそうなので、非効率の問題も発生しにくい気がします

じゃあ具体的に何をすればよいのか、ということなのですが。。。(経済学は原理は教えても具体的な答えはあまり教えてくれないのですよね・・・)
もうちょっと考えさせてください。未熟なエントリーになりそうですが、記事にします。


2009/01/31(土) 00:27:57 | URL | Taejun #-[ 編集]
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