Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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バートン・マルキールのランダムトーク?
ウォール街のランダム・ウォーカー―株式投資の不滅の真理
ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理

「ウォール街のランダムウォーカー」の著者としてあまりにも有名なバートン・マルキール教授のセミナーに参加してきました。この本は、ファイナンスの読み物のなかで僕がお勧めする本のトップ10に入ります。


専門家向けのセミナーではなかったので、話はかなり一般的なものが多かったのですが(だいたいが、著書の内容をなぞったもの)、2009年は引き続き厳しくなり、2010年からは景気が上向く、というのがマルキール氏の主張でした。

苦しいときに希望を持てる主張は耳に快いのですが、そう言えるだけの十分な判断材料を提供してもらいたかったです。 (はい、僭越なのはよく知っています)


マルキール氏は、今回の不況は大恐慌にはならないと主張し、その論拠として、当時には無く、今はあるものを二つ挙げていました。ひとつは、財政出動、そしてもうひとつは、中央銀行による金融政策。今、世界はこれら二つのものを持っている、よって、今回は前回のような大恐慌にはならない、というのがマルキール氏の主張のわけですが、このロジックが通るためには、財政出動や金融政策が、確実に景気を上向かせるのに役立ってきたということを示さなければいけません。 しかし、この点については議論が百出しているところでもあるのです。 だからこそ、この論拠の妥当さを、もう少し説明してもらいたいところでした。


さらに言うと、マルキール氏の主著である「ウォール街のランダム・ウォーカー」は、市場の恐ろしいほどの力強さについて書いている本です。このこともあり、上の二点について僕には疑問が残ることとなりました。 会場からの質問を受け付けなかったのが残念。

しかし、全般としては、憧れの一人のお話を直接お伺い出来たことは、大きな喜びでした。 この場を設けてくれた方に心から感謝します。



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