Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:-- | スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
教育プロジェクトのはじまり(のはじまり)
今度8月8日、あるワークショップで日本財団のCANPANさんと一緒にお話をします。

ワークショップで参加者のみなさんに考えて頂こうと思っているのは、Living in Peaceの国内での活動である、教育プロジェクトのデザインです。

このプロジェクトが目指すのは、教育の機会平等。本当に貧困を乗り越えたいと思っている高校生も、家があまりにも貧しいと、その時間のほとんどがアルバイトに費やされ、卒業後に大学にいくなんて考えることすらできません。結果として貧困が再生産される現状が日本にも厳然としてあると思います。

僕は学歴はくだらないと思います(かつ、学歴と経営者としての能力との相関はさほど高くなさそう)。とは言うものの学歴と収入には強烈な相関があり、また、教育水準の向上は経済学者のほとんどが同意する貧困を削減手段です。

大学に行きたくても経済的な事情により行けない、そんな高校生たちが学校に「努力さえすれば」行ける仕組みを、持続可能なかたちで作りたいと思っています。僕は決して対象となる人々を、か弱い、支援なしには何もやっていけない人だとは考えません。すでにそんな年齢ではないはずです。本人のやる気を喚起すること、そしてそのやる気に導かれた学びへの意欲を手助けする仕組みを作ろうと考えています。

また、貧困のために人々がしかるべき訓練・学問を受けられないのは、社会全体に重大な機会損失をもたらしていると言えます。その機会損失を下げることに、このプロジェクトの付加価値があり、それをいい形で金銭化することに成功すれば、持続可能なシステムにすることができると考えています。


仕組みのデザインは非常に重要だと考えています。過去に多くの人が様々な取り組み、たとえば無料に私塾づくり、を行ってきましたが、大きなうねりになったものはまだあまりないようです。何らかの形で、学生が通い続けようと考えられるインセンティヴをもたらす仕組みがとても大切なのだと思っています。

ファンドのプロジェクトもいよいよ佳境なので、正式稼働は少し後だと思いますが、ワークショップでよいアイディアが出たら、それを積極的に採用しようと考えています。


8月8日のワークショップは、12:30開場、13:00スタートです。追ってまた告知しますが、参加を希望される方はtaejun.shin@gmail.comまで。

Comment
≪この記事へのコメント≫
親として
 LIPの活動はどんどん広がっているのですね。頼もしいです。


 「努力さえすれば」の部分について、今の日本で子どもを育てている親としてのつぶやきです。

 阿部彩さんの『子どもの貧困』での、「子どもの学力は家庭環境に影響を受けており、無償教育を徹底したとしても改善されない。貧困が意欲・希望の格差につながっている」などの指摘は衝撃でした。
 確かにうちの近くの町にも派遣の寮があるのですが、親が仕事を失うと小学生の子どもも引っ越し・転校を繰り返すしかなく、教師も教え方が分からない、友達もできない…という状況があるようです。
 学力以前の問題だと感じます。

 うちも他人事ではなく、自分が貧困にならないことが一番の「教育」であり「育児」なのだと痛感せざるを得ませんでした。
 子育てに関しても、すべてが親の「自己責任」になっている状況は苦しいです。

 アメリカでは貧困家庭向けにヘッドスタート、イギリスではシュアスタートなどの就学前教育が行なわれており、日本でも同様の施策を実施できるよう政策作りにはかかわりました。
 これも、実施されるかどうかは選挙の結果次第なので、なんだかなぁという感じですが。 

 とりとめなく長くなって、申し訳ありません。
2009/07/16(木) 12:15:03 | URL | 永田町ママ #-[ 編集]
永田町ままさん、有難うございます。

おっしゃる通りだと思います。僕の父は学校の先生なのですが、学生を見れば親がわかる、といつも話していました。

子供が、親のために未来に希望が持てないのは悲しすぎますし、そういったことが決してない世の中に近づけたいといつも強く願っています。



2009/07/17(金) 21:14:55 | URL | Taejun #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
Trackback
この記事のトラックバックURL
≪この記事へのトラックバック≫
Designed by aykm.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。