Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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島美人のグループワーク
僕は芋焼酎が好きなのですが(一番のお気に入りは赤兎馬)、お世話になっている先輩から島美人の製造に関する話を聞いて、マイクロファイナンスの仕組みににているなー、と感じました。

芋焼酎の中には、過度の注目を集めたために、キャパシティを超えて生産量を増加させたために味が注目された当初に比べ落ちたものが少なくないらしいです。ブームに乗ってにわか焼酎好きになった人が味をわからないために(たぶん僕も・・・)、このような事態が生じたのかもしれません。

けど、もちろん蔵元は、自分の焼酎の水準は理解しています。

ここに、情報の非対称性があります。もし消費者が品質を完全に見抜くことができない一方で、生産者はそれを知っている場合、生産者には、なるべく生産物の質を低めようというインセンティヴが働きます。手を抜いて大量生産し、利益を得ようという動機が生じるのです。

もし、それが常態化するのであれば、消費者は全体としてその製品(ここでは芋焼酎)から遠のいていく可能性があります。


3eaefa8e.jpg島美人は、このような情報野非対称性の問題をピア・モニタリング(仲間による監視)の仕組みを用いて防いでいます。この芋焼酎は、鹿児島県の長島にある5つの蔵元がそれぞれ作った焼酎をブレンドすることにより作られています。

ブレンドの比率も重要だとは思いますが、さらに重要なのは、5つの蔵元すべてが、ひとしく水準の高い焼酎を造らないといけないという点です。プロ同士なので、品質への妥協はすぐに見抜かれます。焼酎の製造過程に、互いに良い意味でのプレッシャーをかけることで、常に高水準の焼酎を作ることに成功しているそうです。

ピア・モニタリングの仕組みは、マイクロファイナンスにおけるグループ貸付けがうまくいく一つの理論的根拠ですが、この仕組みの普遍性を改めて思うのでした。



Comment
≪この記事へのコメント≫
peer pressure
はじめまして。
高品質維持に いい意味でのピア・プレッシャーを機能させているのですね!

知り合いに芋焼酎(おイモさんと称しているようです)をこよなく愛している男がます。
我が家にも焼酎は置いていますが 私自身には強すぎるので 専ら来客用です。
この次は島美人にしてみようかな。
2009/08/06(木) 17:12:35 | URL | sなか #-[ 編集]
sなかさん、はじめまして。
そうなんです。知り合いからこのことを聞いた時、なるほどなあ、と感心しました。 他にも色々な場面で使えそうですよね。
2009/08/07(金) 00:02:31 | URL | Taejun #-[ 編集]
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