Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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震災三ヶ月
震災から3ヶ月が経ち、当時感じるままのことを書かなかったことを多少後悔している。当時はものを書く気にもあまりなれなかったし、気持ちの変遷が激しかったので、ミネルヴァのふくろうよろしく全てが明らかになり、自分の気持ちが落ち着いてから書こうと思っていた。けれど、不正確でも未熟でも、感じることをそのまま書いておいたほうがよかったのではないか。

というわけで、震災後3ヶ月が経って感じていたことを書いてみようと思う。

今回の震災は、この国の現場力の強さを見せつけた。雨後の筍のように生じた助け合いの仕組みや、東電の現場職員の必死の働きなど、有事には多くの名もなきヒーロー・ヒロインたちが活躍する仕組みがこの国にはある。けれど、それは一方でリーダーが現場力に甘える結果にもつながりうるし、また、多くの問題は現場力で吸収されてしまうので本質的な問題が先送りされてしまう場合も多い。

現場力の強さ故に、ゆでガエルになってしまうことがあるのかもしれない。当初は、失われた20年に震災のショックが加われば、さすがに国のあり方がドラスティックに変わるのではないかと思ったけど、これくらいじゃ変わりそうにないように思える。多分、この国が外部ショックだけを理由に変革を真剣に考えるときは、全てが終末に近づいているときだと思う。変化のためには、外部ショックだけじゃなくてリーダーシップが必要だ。そして、そのリーダーとなるに相応しい人はいる。


震災直後も本業では案件を追いかけていた。皆が悲観的になっている状況だからこそ、リスクキャピタルを提供することに意味がある。入社して1年が経つ。入った当初は、ファイナンス以外にも知らなければいけないことが多すぎて大変だったけど、最近はほんの少し手応えを感じられるようになってきた。誰かが、「この仕事は会社の生命を預かる仕事」と言っていたけれど、本当に責任重大でやりがいのある仕事だと思う。もっと色んなことができるようになるために、日々努力したい。


Living in Peaceのことを。
この期間、多くのNPOが震災復興支援に参加した。けれど、僕たちは内部で議論した結果、それら活動をしないことにした。やったことは、日頃一緒に活動している筑波愛児園の状況報告くらいのものだ。

僕たちは、自分達の活動を選ぶときに、その意義を信じられるか、ということとともに、その活動は誰もしていないことか、自分達だからこそできることか、というのを問うている。それらに鑑みると、震災復興支援におけるLIPの1時間はプロの5分程度の働きしかできないように感じた。それに、震災で親を失った子どもには大量の援助がいく一方で、これまでも、そして場合によってはこれからも人々の目が向けられることのない児童養護施設の3万人の子どもたちのために割かれるリソースを分散するのは正しくないように感じられた。だから、僕たちは、地道に児童養護施設支援の活動を続けている。

海外の活動についていうと、ベトナムのマイクロファイナンスファンドの企画はほぼ終了しているし、今年の秋にむけてマイクロファイナンス投資に興味のあるプロ用のトレーニングプログラムを作っている。日本でマイクロファイナンス機関のデュー・ディリジェンスやMFIとの交渉をしているのは僕たちだけだし、案件が少しずつ積み重なるにつれて出来ることがあると思う。また、マイクロファイナンスプロジェクトは年始くらいに新しい展開をみせるかもしれない。


とはいえ、完全に震災を忘れているわけではなくて、震災を覚え続けるための活動はしようと思っている。それは次のポストで。
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