Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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勉強方法セミナーの内容①
 3日間にわたって、母校の大学の後輩たちの希望者を対象に、勉強方法のセミナーを行った。
 四日目に特別に行ったものを含めると、一回でも参加した人は、100人くらいになるのであろうか。 

 その期間に行った内容について、さらさらと書いていこうと思う。
 内容は
 一.学びの一般論
 二.英語の勉強法
 三.聴講法、読書法、時間管理法

 であった。
 
 「一、学びの一般論」
 0.知について
 1.学びの効率について
 2.具体的なアイディア


 0.知について。
 知は、三つの構造を持っていると考える。
 広さ:一般教養、知識
 深さ:専門知識、
 高さ:知恵

 である。 
 球体が、体積に対しての表面積を最小にするに当たって最適な形であるように、知識も、3つのバランスが重要であると考える。 オルテガ・イ・ガセットが言っていたように、我々は、野蛮な専門家になってはならない、と思う。 特に、universalなものを学ぶ(はずの)大学生たちは。

 各知は、それぞれ、勉強、体験、思考によって得られる。 

       勉強  体験  思考
 知恵    △   ◎   ◎
 一般教養  ◎   ○   △
 専門知識  ◎   ○   ◎
 

 また、この知の球体は、志という棒にくっついた団子のようなものと考える。 志向性がしっかりしていれば、知識もその周辺にしっかりとまとまってついていくものと、考える。 
 

 1.学びの効率について 
 以下のような掛け算を考える

 勉強の効果=心×密度×方法

 一つでもゼロであると、結果もゼロである。

 
 1)心
 ①楽しいこと
 ②必要性を感じること
 ③できると思うこと
 の三つが特に重要である。
 
 人は、楽しいと思うとき、脳が最大に活性化されるのである。 イカの研究をしていた脳の科学者は、この事を、「人は輝くために生きている」と表現したそうである。 かっこいい。
 強制収容所で労働を即座に覚えた人々のように、人間は必要性を感じれば、すごいスピードで対象について学ぼうとする。
 また、ある科学者(名前は忘れた)によると、脳は、できると思い込む事によって、最大限のアウトプットをしようとするそうである。これは、最近のプレジデントの記事に書いてあった。
 
 以上のことから、学ぶ際にも、それを楽しみ、必要を感じ、自分に自信を持つことが重要だと考える。


 2)密度(集中力)
 密度は集中力の産物である。
 集中力は、以下のものによって決まると考えられる。
 ①訓練
 ②主観的状況(心身の状態)
 ③客観的環境
 
 
 3)方法
 効率のよい方法について考える際に必要なことは、
 ①記憶のメカニズムに対する理解
 ②意識のメカニズムに対する理解
 ③発見のメカニズムに対する理解
 の3つである。
 ここは、ちょっと詳細に考えていく。 

 ①記憶について   
 ①-1人間は、諸説あるが、7つのワーキングメモリを持っているという。 これは、人は、長期記憶になる前の記憶について、7つの単位までしか覚えることが出来ないことを意味する。 であるから、電話番号を一つまでなら覚えられても、二つ以上は難しい。
 しかし、例えば、
 6424653066366742
 こういったかずがあるとしよう。 これは、普通に覚えようとしたら大変である。 しかし、
 6×4=24、6×5=30、6×6=36、6×7=42
 と言う風に覚えれば、上の数字は容易におぼえることが出来る。 一つの情報の塊として把握するからである。
 友人などを見ていても、難関試験を合格する人々などは、この能力がとても高いと思われる。所謂、要約能力である。 これが高いため、より多くの情報をひとまとめにして覚えられるのである。

 ①-2
 人間は、覚えたものを一定の周期ごとに忘却する。 忘却は、なだらかなカーブではなく、周期ごとに階段のように急な曲がり角を示す。
 その、忘れる周期は、一般的には、30分、1日、3日、1週間、2週間、1ヶ月と言われている。
 このタイミングを理解して復習をすることが重要である。 そうすることにより、短期的な記憶が長期的な記憶として定着するようになる。
 
 ②意識について 
 カクテルパーティー効果と言うものをご存知であろうか。
 パーティ中に、自分の相手の話を聞き取れる事をさす。 実は、みんなが話をしているパーティー中に、対象の話だけを聞き取れる(いこーる、不要な話はシャットアウトをしている)と言うことは、意識の働きの賜物なのである。 
 だから、学ぶに当たっても、「これから何を得るか」、という目的意識が非常に重要となってくる。
 
 ③発見について
 林檎が落ちるのを見て万有引力を発見したのがなぜニュートンだったのか。 他の人々も同様の光景は見たはずである。 
 ニュートンが日ごろから、その周りについて問題意識を深め、学んできたためだと思われる。 このように、発見や理解に出会う可能性は、その分野に対して集中的に学ぶことにより増すと考えられる。

 
 2.具体的なアイディア

 1)心、志 関連

 A:五回なぜ
  感動経験などについて、書き綴り、「なぜ?」、を五回繰り返す。 例えば、
  富士山の頂上を極めたのが感動的だった。
   なぜ? 
  達成の満足感がすばらしかったから。
   なぜ?
  達成は、自分を乗り越えて行われたから
  ・・・と、五回。
 これを通じて、自分の性質が見えてくるのである。
 書くのもよいが、友達と話をしてみるのもよい。

 B:感動探し
 感動すると評判のよいものを、見聞きする。 その感想を書く。 ある程度まとまってくると、これまた自分の志向性が見えてくる。 

 C:挑戦
 いつも身体にきついと感じることを達成する。
 半年に一度は、新しいものを体験してみる。 学問の分野、趣味、社会活動、などなど。

 D:○○なら
 「自分が○○(尊敬する人物)なら」と考えながら、行動をする。 人間の徳行は、真似から始まる場合が多い。 一週間行うと、行動がだいぶ改善されてくる。 それを続けていると、いつのまにか、自分のものになっている。

 E:20年時間割を作る。
 長期的目標を立て、
 そのために必要なもの、人、かねを考える。
 それをいつまで、どうやって、得るかについて表に書く。
 これにより、日ごろの行動が将来と結びつきより一層明確な方向性を持つようになる。

 F:毎日総括
 自分の総括の基準を作る。 基準は、日ごろ目標としていること、日ごろ自分に不足していると感じていること。
 毎日、夜、それに準じて己を省みる。 そして、よくなかったてんについて、なぜ出来なかったか、どうすれば改善することが出来るかを考える。
 これを、声に出す、もしくは、書くようにする。 暗黙知と、言語化された知は多くの場合かなりの違いを持っているからである。 言語化する事によって、問題の所在をよりはっきりさせられるようになる。
 これを行うと、次の日の朝から、何かが違う。

 G:自己暗示 
 スラムダンクの流川なみに、寝る前に自分の将来についてのイメージを強烈に持つ。 
 
 
  2)集中力 関連
 A:持久レース
 アラームつきのタイマーを購入。
 時間を設定して、タイマーがなるまでほかの事を一切やらずに打込む。 きつくても続ける。 
 目標は二時間。 試合や試験があるのならば、その時間に10分ほど上乗せして行うといい。

 B:部活を一生懸命
 もし部活をやっているのならそれを一生懸命やる。

 C:神経衰弱的な会話
 会話に対して何かの目的を持って話す。
 相手の論理構造を頭でスケッチしながら話す、よく使う単語を禁句として作っておいて、それをしゃべららないように考えながら話す、など。

 D:集中できる場所探し
 これは、そのまんま。 香りなども試してみるとよい。

 E:集中できる身体状態を作る。
 地球-自分の腰-頭-星が一直線になるのをイメージした姿勢や、腹式呼吸、集中のためのイメージトレーニングなど。

  3)方法 関連
 具体的なものは、次回から書くことにするが、方法の原則について

 A:三回復習
 専門的に行おうと思っている事柄については、三回復習をする。 そのタイミングは、最初は、勉強して10分休憩をした後。 次に、12時間以内。 次に、24時間以内。
 

 B:要約の訓練
 相手の話や本の内容についてつねに要約をする習慣をつける。 人と話す場合などは、「要はこういうことですね?」と確認をしながら練習をする。

 C:構造探し・仮説検証
 新聞の記事などを用いて、
 ①その枠組みを三つ考える。
 ②その問題について仮説をたててみる「~~ではないか?」と。 
 ③仮説について、イエス、ノーで答え、その理由を三つ述べる。
 ④具体的な行動案について3つ考え、その長短を述べる。
 ⑤どれを採択するか結論をだし、その理由について3つ述べる。

 毎日すると、すごい能力がつく。 枠組を分けて捉える事によって、物事について、より本質的に考える能力が身につく。


 D:テーマ設定 
 すべての行為に対しテーマを設定し臨む。
 小説をリーダーシップの観点から読んでみる、飲み会に交渉術(なにを交渉するんだ。。)向上の観点から臨む、など。
 
 E:分野は三つ以内に。
 発見のメカニズムに従い、集中的に学ぶものは3つ以内に限定する。


  
 以上、初日目終了。 
Comment
≪この記事へのコメント≫
勉強になります。集中力向上のための方法が他にあれば教えてください。
あと、管理人さんはどういう総括をしているんでしょうか?差し支えがなければ教えていただけますか?
2005/11/10(木) 17:58:02 | URL | 李白 #.qFqIZuI[ 編集]
 おお、なかなか前のエントリーにコメントをくださってありがとう。
 よかったら、このブログを、宣伝しておいておくれ。 taejunomicsで検索かけたら出てくるから。


 総括は、
 -人のために何か尽くしたか
 -必死にやったか
 -自分の立てた規範を守ったか
 -無用なことにこだわらなかったか(例えば、ちょっとしたことにかっとなったり)
 -あとは、自分が尊敬する人物達を思い浮かべながら、その人たちと比べて、今日の自分はどうだったか。

 を、考えます。


 集中力は、うーん。
 -自分なりのおまじないとかをつくってみる。 なんでもよし。 茶を飲んで3分以内にパッ集中するぞ、とか。 自己暗示が重要。

 -他に、脳にいいといわれているのは、最初の5分間に音読、指を動かしながら創造的な活動をすること(絵を描く、など)、腹式呼吸で深呼吸するとかかなあ。

 参考になったら幸いです。 

2005/11/10(木) 21:16:39 | URL | Taejunomics管理人 #-[ 編集]
参考になりました。
まだまだ、このプログ達を読破できてませんがじっくり読破したいですね。(読むより更新されるスピードが速そうですが。)
ほんとに生活のヒントになります。情勢や、勉強法など。
これからも手順節をきかせてください。
時々、変な質問するかもしりませんが時間があったら答えてやってください。
2005/11/10(木) 23:10:26 | URL | 李白 #.qFqIZuI[ 編集]
 いえいえ、よろしくね☆
2005/11/10(木) 23:50:33 | URL | Taejunomics管理人 #-[ 編集]
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