Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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中国成長の要素のついての考察。
 中国の石油公社CNOOC(China National Offshore Oil Corp.スィーヌックと読む事を、この頃知った。。)によるアメリカのユノカル買収騒動や、ドルペッグの廃止(これは、2%の通貨引き上げより遥かに重要な変更だと思う)に代表されるように、現在の中国経済の成長は、まさに破竹の勢い。
 ちょっと、この成長の要因について考えてみたので、備忘録代わりに書いておく。

 中国が、海外投資をここまで引き込めた理由は次のようなものだと思う:
 1.豊富な人的資源、地下資源
 2.中国政治の安定性
 3.合理精神 
 
 1.は、もう説明の必要も無いので割愛。

 2.中国政治の安定性
 市場経済を取り入れたとしても、中国の一党独裁は変わっていない。 国内の政治不安は、よほどのことが無い限りありえない。 これは、他の多くの途上国と比べて特筆すべき点である。 投資家達は、クーデターなどのリスクをさほど心配せずに投資をすることが出来る。 安定した政治情勢が安定した経済成長をバックアップするのは言うまでも無い。
 対外的にも、軍事力・外交力を背景として常に安定した政治路線をとっているので、国際関係の急なこじれもあまり考えられない。 これも、投資のリスクを下げている。


 3.合理精神
 ステレオタイプ、暴論のそしりを受けることをある程度承知しながら、それでも書く。
 皆が皆とは絶対に思わないが、中国の人々には、かなりの合理精神が根付いていると考えられる。 個人的な交友からしても、これは感じること。
 「じゃあなぜ、中国の人々は毛沢東の文化大革命にのってしまったのだ?」という人がいるかもしれない。 けれど、これも、合理性の観点から説明をすることが出来る。 文化大革命というシチュエーションが出来上がってしまい、それを所与と捉えるのならば、その中で行うべき合理的行動は、文化大革命を先頭切って推進する人民となることなのである。
 この、合理的精神が土台にあるため、中国における資本主義の論理(契約はしっかり守る、など)の導入がこれほどまでにスムーズに行ったのだと考えられる。 合理性に基づいて社会主義の論理で動いていた人々が、これまたおなじ合理性に基づいて資本主義の論理で動くようになったのである。  これも、投資の際のリスクを下げる要因として作用している。
 実際に色々な人の話を聞いてみたが、投資する人間にとっては、相手側の思想・信条などは正直どうでもいいようである。 用は、「やるべきことをやってくれればよい」のだという。 そして、その「やるべきこと」をやらない対象には、投資はまず行わない。 
 傍論であるが、事例を一つ。 十数年前、某国はヨーロッパのある先進国に対して債務を踏み倒したことがある。 結果、その国は、ヨーロッパの全ての先進国政府・投資家から融資を受けるのが著しく困難になってしまったのだそう。 後悔後先に立たず。
  

 
 国でも企業でもそうであるが、成長するところは、成長のための要件をしっかりとそろえている場合が多い。 中国もそうだと思う。
 ちなみに、中国共産党はいまだに「我々は我々のやり方で社会主義建設を推進する」と語っている。 この先どういう路線をとっていくのか、引き続き注視していこうと思う。
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