
実は、元競馬オタクです。
と言っても、賭けるほうは別に好きじゃない。 スポーツとしての競馬が好きなのだ。
血統を見て、ふむふむ、と考え、
厩務員の日々や調教師の様子を見ながら、なるほど、と思い、
レースを見て、ほほう、と感じていた、
そんなあほな中学生だった。
血統好きになった理由は、当時流行していたゲームソフト、「ダービースタリオン」にある。 このゲームで最強馬を生産したくてたまらなかった僕は、血統について必死に勉強した。 種牡馬の名前は今でも100頭くらいなら空で言えるし、有効なインブリード、相性のよい系統、競馬の血統の歴史などなら、基本的な事項は今もあたまに叩き込まれている。 適度や適当をしらない人間なのです。
その甲斐もあって、雑誌の大会で優勝したりもした。 ああ、これをもうちょっと他のものに使っていたらなあ。
ディープインパクト、血統から言うと、完全に異系の配合。 インブリード(血が重なること、クロスとも言う)は特になし。
その代わり、母方はノーザンダンサー系、父方はヘイルトゥリーズン系で、この組み合わせは、相性のよい代表的な組み合わせ(こういう組み合わせを、ニックスと言う)の一つ。
ちなみに、競走馬としての成績は素晴らしかったが、その血統が異系を多く含むゆえ、アメリカでは不安視され、結果日本へ輸入されたサンデーサイレンスが日本で成功を収めた理由の一つは、当時日本の繁殖牝馬の多くが、ノーザンテースト産駒であり、サンデーサイレンスと系統的に相性がよかったことにあると、僕は考えている。 事実、日本でサンデーサイレンス産駒が爆発的な成功を収めた当初、その繁殖牝馬の多くはノーザンテースト産駒、すなわち、ノーザンダンサー系だった。
こういうのを見ていると、血のロマンを感じてしまう僕がいたりする。 「競馬は生命を弄んでいるのではないか」、と、少なくない人は言う。 けれど、この問いに対して、一概に答えるのはとても難しいと、僕は考えている。 このスポーツに対し、真剣に取り組んでいる人たちを知っているから。 彼・彼女らは、サラブレッドたちがなぜ生まれてきて、なぜ走るのかについて、誰よりも真剣に考えている。 「命とは何なのか、命はなぜ生きるのか」という問いに根本的につながっている問題意識だ。 競馬と言うスポーツに対して生命に対する侮辱だと決め付けることは、すこし危うい議論だと感じている。
まあ、何はともあれ、ディープインパクト強し。 速い馬が勝つと言われている皐月賞、運が強い馬が勝つと言われているダービー、そして、本当に強い馬が勝つと言われている菊花賞を、危うげなく勝った。 競走馬としてのみならず、今後の種牡馬としての活躍も楽しみ。 こうやって、血はつながっていくのだ。
ああ、久しぶりに、家から5分でつく、大井競馬場でのレースでも見に行こうかな。
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