Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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FRB新議長バーナンキ氏ってどんな人?
 FRBの新議長に、プリンストン大学の教授、ベン・S・バーナンキ氏が就任した。

 えー、まず、FRBってなんじゃらほい?
 Federal Rserve Bank(連邦準備銀行)の略です。また、連邦準備制度理事会(Board of Governors of the Federal Reserve System)も、FRBと約される。 ややこしい。。
 連邦準備制度理事会の決定を、連邦準備銀行が執行することになる。この準備制度理事会の議長が、連邦準備銀行の総裁も兼任している。
 連邦準備銀行は、アメリカの中央銀行であり、日本で言うところの日銀です。

 いまだに世界経済に巨大な影響力を持っているアメリカの中央銀行。 
 そんな連邦準備銀行の総裁に、今度はどんな人がなるの? 
 
 と、まあ、注目が行くわけです。


 ビジネスウィークに特集があったので、それをちょっと読んでみると、どうやら、学者たちの間ではかなり評判の高い人のようです。 ちょっと見てみよう。

 
 1.ミルトン・フリードマン、曰く。  ミルトン・フリードマンは、マネタリズムの泰斗である、アメリカの大経済学者。

 「グッドチョイスだ。 彼は、マネタリーポリシーについて、正しい見解を持っている有能な人物だと思う。 問題は、『何が金融政策の主な障害であるか?』と言うことだ。 答えは価格の安定であり、そうでないといけない。 他の全てのものは二次的なものだ」


 2.ポール・サミュエルソン、曰く。 ご存知、「経済学」のテキストで有名な、経済学のほぼ全ての分野で実績を挙げている、超人的なノーベル経済学賞受賞者。 齢90歳を超える、伝説的な人物。 リベラル。

 「彼は、(候補者として)言及された多くの名前の中からのベストチョイスだ。 私は、彼・彼女ら(ブッシュ政権の人々)が彼を選んだことに少々驚いている(あ、皮肉ですよ。これは)。 一般論として、彼女・彼らは、(人物の)指名において、満足のいくもの(原文perfect pitch、訳むずし。。)を行ってこなかったのだから。」
 

 3.グレゴリー・マンキュー、曰く。  29歳にしてハーバード大学の教授についた天才経済学者。 マンキューのマクロ経済学教科書でも有名。

 「ベン・バーナンキは、アラン・グリーンスパン(今までの議長)に続く、素晴らしいチョイスだ。 彼の信頼は完璧無比だ:彼のアカデミックな業績は最高クラスのものだし、彼の判断は岩のように固く、そして、かれは金融政策担当者として経験豊富である。 ブッシュ大統領は、この重要な職責について、これ以上ない人物を選んだ。」



 マネタリストのみならず、リベラリストたちからも評価の高いというのは、かなりすごいことである。 アメリカでは、歴史を通じて、リベラリストとマネタリストの間で対立があったことを鑑みれば。 (対立の主な内容、そのうち書こうかと。)

 
 今、アメリカは、相対的に世界経済における地位を下げてきていて(それでもトップなのには代わりはないのだが、)以前よりも、金融政策について外国からの影響を強く受けるようになっている。 前代のグリーンスパン氏の直面した状況よりも、より難しい状況にバーナンキ氏は立たされている。 
 外国からの状況以外に、今すぐ崩壊するかもしれないと危ぶまれているバブルを形成している不動産市場、拡大する貿易赤字や、エネルギー資源価格の上昇によるインフレーションの恐れなど、問題は山積みである。

 
 その中で彼が採る政策のうちで、公表されたものについて、コメントをしておこう。

 バーナンキ氏は、「インフレ率のターゲットを1~2%に設定し、中央銀行のインフレに対抗する機関(fighterが原文、これも訳しにくい…)としての役割を高める」としている。

 てことは、FRB自らインフレ率の調整に乗り出すと言うことなのだろう。 このような政策を、インフレータゲッティングと言うのだが、その有効性については、マクロ経済学的にかなり論争のある問題だったりする。 これも、出来れば、そのうち書こうかと。 ちなみに、前職のグリーンスパン氏は、このターゲッティングは市中銀行の危機に対応する能力を妨げることになるとして、行ってこなかった。
 マクロ経済学的に、バーナンキ氏の取り組みは、なかなか興味のあるものなのです。 
 


 それにしても。 
 学者がこうやって、実績さえあれば政治の世界で活躍できるのは、本当にうらやましいことだと、僕には思えてならない。 ニョンチやチューなど、学問を究めようとしている友人たちと話しながら、つくづく感じること。  僕は学者にはならないだろうけど、よしんばなったとしても、そして、もし実績を収めたとしても、政治の舞台に立つことは出来ないだろう。 世知辛い世の中だ。
Comment
≪この記事へのコメント≫
前代グリーンスパンって確かブラックマンデーからアメリカを救って、アイツが言うなら何でもかんでも間違いない!的な事を言われてたやつでしょ。世界の金融政策のドンみたいな感じの人?
その人は今後どうなんの?議員秘書張りに失業!?

それより最近のロッテ、ディープを見てると清々しい!!両者ともあんだけ強いと逆に永遠勝ち続けて欲しいよな。―以上

勉強せー。
2005/10/26(水) 12:58:01 | URL | ひょん人 #-[ 編集]
 そうだね。 ごつい人だ。 間違いない。 彼が人前で話した内容は、ほとんど誤りなかった。 「結果、なかった」のか、「ないようにした」のかは、定かでないけれどね。

 てか、阪神やばいじゃねえかい。 がんばってもらわなぁ。
2005/10/26(水) 16:37:05 | URL | Taejunomics管理人 #-[ 編集]
 あ、そうそう、グリーンスパン氏だったら引く手あまただから、失業の可能性はほとんどなし。 職がなかった(もしくは職を探さない)としても、路頭に迷う可能性は、皆無。

 阪神、負けちまった。。
2005/10/26(水) 23:42:27 | URL | Taejunomics管理人 #-[ 編集]
いつもTBなど、頂きましてお世話になっております。ご挨拶が遅くなってしまいまして、申し訳ありません。おっしゃるとおり幅ひろい層に受け入れられているようで、珍しく良い人選だったようですね。まあ、ご本人は大変だと思いますけど(笑)。また今後ともよろしくお願い申し上げます。
2005/10/28(金) 15:43:51 | URL | ぐっちー #-[ 編集]
>ぐっちー さん
 おおっ。 ビックリしました。 
 コメントいただいて光栄です。 マンデル教授の付き添い、本当にお疲れ様でした。 貴重なエントリー、これからも楽しみにしています。
2005/10/29(土) 20:52:04 | URL | Taejunomics管理人 #-[ 編集]
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