Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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RTC勉強会に参加してきました。
 朝、起きたら、寝違えていた。

 修練の鬼、宮本武蔵が釘を踏んだときの真似をしてみよう。

  「修行が足りない。 これが戦なら致命的だ。」

 
 しーん。


 あれ、、、?
 
 


 閑話休題。


 昨日、RTC勉強会というものに参加してきた。 

 テーマと言うか、話の題材が、「阪神、楽天、TBS」だったので参加。 その内容は、主催者の方がまとめられているので、こちら参照。
 http://chou.seesaa.net/article/8598773.html

 
 予想以上に、楽天・TBSが新たにシナジーを生むかと言う点が議論の多くを占めていた。 てっきり、買収に関するテクニカルな内容が主になるのかと思っていた。 主催者の方は、投資銀行出身の人だったし。 そこらへんの内容をあまり聞けなかったのが、少し心残りだったりする。

 感じていたことを書いていこうと思う。 あと、近日中に、このブログにてTV各社の企業価値評価をする予定。 

 雨のせいで偏頭痛気味&寝違いなので、2点だけ。 思い付きを書いていこうと思う。

 1.統合はシナジーを生むのか?
 2.企業戦略における買収の位置づけ



 1.統合はシナジーを生むのか?

 TBS側が統合に関しては拒否したと言う報道が入っているが、それは後で話すことにして、「実際に何らかの新しい価値が生まれるのか?」というのが、勉強会の主な争点だった。

 僕としては、統合して多少は新しい価値が生まれるとは思っている。
 でも、だからといって、その新しく生まれる価値が、統合によって生じうる価値の減少より大きいのかと言う点については、正直判断しかねる点がある。

-統合により新たに生まれうる価値について
 ・情報生産における共通性
 プレゼンテーターは、TV局は一つの工場のようなもので、ネット企業のそれとは全く違うものと話していたが、たとえTV局が工場のようなものであったとしても、生産している商品は情報なのであってこの点において、共通点があると思う。 情報の生産に対するアプローチには、現在相違があるが、その相違は、かえってシナジーを生み出す源泉となるのではないだろうか。

 ・増える媒体
 情報は発信者同士で共有してもその価値が減じない反面、媒体を増やすことにより、より多くの価値を創造することが出来る。 TV局とネットが融合することにより、媒体は確実に増えるわけで、それがマイナスになるとはあまり考えられない。 現実的に、韓ドラの有料の再放送を見ている人々は少なくないのだし(ちなみに、我が両親もその人々に属している。。)。
 
 ・広告料の確保
 現在、テレビ局が取得できている広告料は、かなり減ってきている。 その理由の一つは、技術革新により、CMを飛ばして録画できるハードディスク型録画機器が増えているからだ。 皮肉なものだなあ。 まあ、それはさておき、テレビ局の広告収入が低下してきているのはかなり現実的な問題で、プレゼンテーターも現在消費者金融のCMがゴールデンタイムに放送されているのはその反映と見ていいと話していた。
 ネット上なら、テレビ番組を録画する際にCMをとばすようなことを出来ない。 なぜなら、見る画面まさにそこに、CMがあるのだから。
 そういう意味で、広告料を確保できると言う点でも、統合は新たに付加価値を生みうると思う。
 


-統合により減じうる価値について
 ・企業文化の相違
 これは、実際かなり大きい。 特に、楽天はどうか分からないが、TBSは、プレゼンテーターの話から判断するに、かなり「古くからの日本的」な企業のようで、統合をしたときに現状のインセンティヴ状況を悪化させる可能性がありうる。

 ・多角化の本来持っている問題点
 多角化に失敗している企業は少なくない。 それらの企業は現在、選択と集中に専念して新たに企業価値を高めている。 事業が多角化することによりある程度の利益があるのは事実ではあるが、多角化による機動力の低下など、問題点も多く、今回の統合がどちらにウェイトがより大きくかかるのかは、まだ判断しかねている。 そもそも、今回の統合は多角化の範疇に属するものなのか?とも、まだ考えている途中だったりする。   偏頭痛であたまがやられているので、今回エントリーはいつも以上に脊髄反射的なのはご勘弁を。
 
 

 2.企業戦略における買収の位置づけ  
 何らかの動きがあるごとに、メディアは大騒ぎする。 まあ、それが仕事と言えば仕事なのだからしょうがない。 
 TBSが統合を拒否したようだ。

 けれど、買収の諸段階は企業が己の目的を達成するための一つの過程に過ぎないという点が、看過されすぎている気がする。


 故事を考えてみよう。 有名な、「項羽と劉邦」の話だ。

 漢の劉邦は、戦のたびに項羽の前に負けっぱなしだった。 けれど、劉邦は、ただ一戦でのみ勝利を収めた。 ガイカ(漢字が変換されなかったのでこれで)の戦と呼ばれる、天下分け目の一戦で、将軍韓信らの活躍により勝利を収めた劉邦は、そのまま中国全土を統一し、中国の歴史でもとても長い間続くことになる漢王朝を建てたのだった。

 買収の諸段階と言うのは、この項羽と劉邦の間で行われてきた戦たちに似ていると思う。
 
 その時々の結果に一喜一憂するのでなく、結果的に企業が己が目的としているものの達成―例えば、守りたい価値観を保全すること―など、することに重きを置いて、事態を考えたいものだと思う。 

 



 ちなみに、楽天がかなり買い増しをしたそうで。 19%になったらしい。 TBSの買収防衛策の発動条件である20%まであとわずか。
 TBSの買収防衛策にも色々と問題があるとおもう。 けど、もうそろそろ書くのもしんどくなってきたので、次回にでも。


 主催者の皆さん、貴重な機会をありがとうございました。
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今日行われた「楽天・TBS・阪神勉強会」のご報告です。 まずは、以前TBSで番組制作に携わり、その後、携帯やインターネットでの映像配信、映像製作に携わる方からの基調トーク。このトークはその後のみんなの考え活性化のためという位置づけもあり、非常に良いお話をいただ
2005/10/27(木) 09:45:18 | ちょーちょーちょーいい感じ
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