Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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触発されながら。初志を保ちながら。
 ファイナンス関連の勉強をする傍ら、違う分野の本を読むことにしている。 
 本を読むのは早いほうなので、300ページくらいの本や新書なら、平均して1~2時間あれば大体の内容をノートにまとめることが出来る。 全体像をつかめるように、A4サイズのノート一枚にまとめるようにしている。 例のまとめ方で。(前のエントリー参照。クリック) 


 目的は二つ:
 1.触発をうけるため
 同じ分野をやりすぎると、考えにしなやかさがなくなってしまう可能性がある。 違う分野の本を読むと、今までとちょっと違った面白い視点で、本職についても考えてみることが出来る。 
 
 
 2.初志を忘れないため。
 自分が何のために将来を描いているのかを、忘れないため。 自分の根っこの部分の問題意識を持ち続けたい。


 1、と関連して、読んでいるのは、自然科学系の書籍が多い。 
 最近、雑誌ニュートンの記事を読んだ時の事。 海水と血液の成分が類似している事柄から、ポートフォリオ(購入する資産の組み合わせ)管理におけるインデックスポートフォリオ(市場それと同じように資産を組み合わせたポートフォリオ)の優位性に考えが及んだりした。 
 やっぱり、海水(市場)と同じ成分(構成)をもっているものが、最適な姿なのかな。 実際、過去40年間を通じて市場を上回るパフォーマンスを常に見せたファンドは存在していない。(マッキンゼーの調査による)

 また、養老孟司の環境論の本「いちばん大事なこと」を読みながら、自然のシステムと市場の構造についての類似点と違いについて、つらつらと考えたりもした。 ただ、この本の内容については、ちょっと意見がある箇所もあったので、そのうち書けたら書こうと思う。 ああ、ブログに書きたいことが多すぎる。  
 

 2、と関連して読むのは、文学や、ポストコロニアリズム関連の本が多い。 (ポストコロニアリズムって?、という人は、ここを参照。
 文学はまだいいのだが、ポストコロニアリズム関連の本を読んだ後に、ファイナンスの勉強をすると、なんとも言えない感覚に襲われる。 身の引き締まる思いがするだけでなく、罪悪感、ではないが、「何か責められているような感じ」というか、そういった感覚も同時に這い寄ってくるのだ。

 「Development」という言葉をみてみよう。 この言葉は、「発展」と「開発」という意味を同時にもっている。 英語圏の国の多くの人たちは、経済開発は、その内容を問わず、常に発展であると信じて疑わないことが多いのかもしれない。 植民地時代における、宗主国による工業化なども、この論理を根底にしている側面があると思う。

 けれど、それについて、異議を唱える人たちは、紛れもなくいる。
 例えば、ポストコロニアリズムの代表的な人物の一人、フランツ・ファノンはこう語る:
 「ひとつの橋の建設がもしそこに働く人びとの意識を豊かにしないものならば、橋は建設されぬがよい、市民は従前どおり、泳ぐか渡し船に乗るかして、川を渡っていればよい。」
「地に呪われたる者」より。


 僕が将来活動をしたい場所は、日本、統一した朝鮮半島、そして、20世紀の負の遺産をそのまま引き継ぎいまだに貧しい生活を余儀なくされている人々が住む国々。 人々がよりよい生活をおくることができる経済的土台(単純な富の蓄積のみならず、労働のあり方といった文化的なレベルまで)を、志を同じくする人々とともに、築こうと思っている。 この事は、利益の最大化と矛盾するものではない。

 だからこそ、ポストコロニアリズムの主張は、僕にとって痛烈である。 将来必ず避けて通ることが出来ないであろう問題を提起してくれる。

 これら問題を乗り越えてこそ、僕の活動は本当に意義あるものになると思う。 目をそらさずに、しっかりと答えを探して行きたい。 
Comment
≪この記事へのコメント≫
ノートの取り方と自分の教授案の作り方が同じ~!

でも私の教授案、流れ式になってないから他の人が見たら誰も授業できません。
一応ワードで打ってるんだけどね。ははは。

養老孟司の教育論も面白いよ。シンプルですよ。

2005/11/10(木) 11:38:57 | URL | gyu #-[ 編集]
 おー、さすがGYU先生。 いろいろと研究した結果、このノートの取り方になったんですよ。 今はもう、A3の紙ではなくて(なくしてしまう可能性があるから)、A4のノートで同様のことをしています。 会議中などでも。

 ところで、ワードでどうやってうつんですか? 試してみたいです、それ! PublisherやPower Pointなら出来そうだったんですけど、書くよりはるか二時間かかりそうなんで躊躇していたんですよね。。

 教育論の本、タイトルもよかったら教えてくれませんか? 読んでみたいです。
 


2005/11/10(木) 21:32:06 | URL | Taejunomics管理人 #-[ 編集]
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