Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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あなたなら、どうする?
 アメリカの大手家電量販店の大きな収入源が何かわかりますか?

 
 それは、保証金

 はい、ヨドバシカメラや、ビックカメラとかでもよくやっているあれです。 
 例えば、ビックカメラなら、商品の価格の5%を支払えば、5年間の保証がついてくる。 ※余談だけれど、僕は、色々な家電量販店を比較した結果、ビックカメラの保証が一番いいと思っている。 ビックカメラの保証の対象には、盗難も含まれているから。 いちど、お世話になった。

 
 で、日本で言えばヤマダデンキ、ビックカメラ、ヨドバシカメラにあたる大手家電量販店のベスト・バイ社とサーキット・シティ社の操業利益のうち、
 ・ベスト・バイ社:36%
 ・サーキット・シティ社:全て

 が、保証金からの収入によるものだという(Kuhrt社の調査による)。 驚き木桃の木保証き ん。 ひゅるりら~ 


 
 かねてから、家電分野の顧客獲得を考えていた、アメリカで一番大きな小売業者のウォルマート(日本で言えば、ドンキホーテの規模が大きくてごちゃごちゃしていない版)。 保証金を、ベストバイ社とサーキットシティ社が提供している金額の半額にした。 このウォルマート社の戦略がどういう結果を起こすのかは、意見が分かれているところ。 

 ビジネスウィークの記事参照。
 http://www.businessweek.com/bwdaily/dnflash/nov2005/nf20051110_5243_db016.htm


 そこで、本日の質問その1。

 みなさん、どう思います? ウォルマートは低い保証金を提供することによって、顧客を増やすことが出来るのでしょうか?

 ちなみに、ウォルマートの顧客は所得が低い層が多い。 高所得層は、ウォルマートで日用品は購入するが、家電などは購入していない。 ウォルマートは、高所得層に日用品以外のものを買ってもらいたいと思っている。

 
 あと、既存の保証金ビジネスモデルについて、ちょっと競争戦略の基本理論を踏まえて考えてみようと思う。


 企業が成長し続けるには、どうすればいいか。
 現在の競争において他者より優位にあること。
 その優位の源が、真似しにくいものであること。


 企業が競争において優位を保つためには:
 ・プライスプレミアム
 ・コスト優位
 ・資本効率


 が必要と、よく言われる。

 プライスプレミアムで、ぱっと考えられるのはブランド。 例えば、ヴィトンのバッグであれば、原価をはるかに上回る価格で販売しても、買う人は多い。 プライスプレミアムとは、この、「価格を上乗せできる能力」という風に考えてもらえればいいと思う。

 コスト優位は、そのまんま。 他社より製品やサービスなどを安い価格で作れること。 中国製品とかが、それにあたるのかな。

 資本効率は、例えば、他者が肉まんを10個売る間に、30個売るようなこと。 サウスウェスト航空のビジネスモデルがそれに当たる。 


 競争相手を打ち負かしたり、新しい企業がその分野に入ってこれないようにしたりするためにするべきことは、原理的には、簡単。
 真似を出来ないものをもっていればいい。 主なものとしては:
 ・規模~今から鉄道会社を作るとかなれば、それはそれは大変なこと。
 ・制度~たとえば、国営の分野には参入不可能
 ・技術、その他情報資源~ブランド、ノウハウなども含む。
 ・特許
  
 とかが、ぱっと思いつくところ。

 
 さて、大分端折ったが、以上をふまえて、保証金ビジネスモデルを考えてみる。

 保証金が経営全般にどれくらいの影響を及ぼしているのかは、よくわからない。 資料も大して読んでいないのになんだが、

 
 この、保証金ビジネスモデル、真似しやすそう。

 
 こんなモデルを長く続けるのは、難しんじゃないのかな。 と、思う。


 今回のウォルマートのような戦略をとってくる企業が生じうる事は予測しうること。 ベストバイ社とサーキットシティ社は、あらかじめ、他の競争優位の源泉を探しておくべきではなかったか、と思う。
 と言うのは簡単なわけで。。 多分、べ社とサ社の経営陣も頭を悩ませてはいたはず。 けれど答えが出せなかったのだと思う。


 そこで、本日の質問その2。 

 自分が、もし、既存2社(ベストバイ社とサーキットシティ社)の経営者だったら、あらかじめどんな戦略をとっていましたか?

 コメント、よろしくお願いします。 m( _ _)m
Comment
≪この記事へのコメント≫
慎さん

無視できない質問ですな(笑)。自分は1回しかウォルマート(WM)に行ったことがない&文献でしか読んでないのであまり断言はできません。が、これはまさに渦中にいる私に向けた質問と勝手に判断。
質問1)低い保証金で増える客層は多分低所得層でしょう。
理由1)有名ブランドはWMを通す商流(薄利多売)を好まないから。従って、日本で聞いたこともないような無名ブランドがWMを利用するケースが多い。
理由2)アメリカの国産ブランドは故障率が高いため、保証金が低いと採算があわないから。多分WMはメーカー負担を増やす戦略でしょう。
追加)日本製品みたいに故障がほとんどなく、低コストで作れる製品があればWMの商流は魅力的かもしれない。何せ世界で一番の大企業だし、日本の小売大手5社全部足しても及ばない位規模がでかいからね。

ベ社の収益構造はお恥ずかしい話今回初めて知りました。べ社にも1度行きましたが何てことはない日本の第一家電みたいな感じでしたよ。あくまでも主観的な回答です。

質問2)日本のように低保証金よりもカスタマーサービスを充実させる。

理由1)こちらのカスタマーサービスはどの会社も低レベルでイライラさせられることが多い。これはアメリカ人もよく言っている。だから日本のように懇切丁寧な対応することによって多少高くても保証金のレベルを保てるレベルに設定する。

理由2)WMとベストバイが購買者の生活エリアで競合することは少ないのではないかと思う。そもそも出店する際の戦略やターゲット層が違うので日本のように1つの駅前に数10社が競合しているような状況は滅多にみかけない。それよりも、あの過当競争で勝ち残ってる日本のヤマダ電機等がもしアメリカに進出したら間違いなく成功すると思う。

何か質問に答えてなさそうで申し訳ない。続きはまた今度!こういうケーススタディは正解がないのが楽しいよね♪またね!
2005/11/11(金) 08:06:05 | URL | Tetsuro #-[ 編集]
坂本さん、
 ご賢察、恐れ入ります。 実際、坂本さんのコメントを期待してました。笑

 貴重なコメントありがとうございます。 やはり、現地に暮らしていると、色々なものが見えてきそうですね。 

 読みながら感じたことは、日本の家電・小売業のすばらしさですね。
 高い製品とサービスの質、普段から日本に住んでいると当たり前の事に思えてしまいますが、これって実はすごいことなんだな、と思いました。 日本旅行に来る人の多くが秋葉原に行くのも、ここらへんに一因があるのかなと感じました。 萌えビジネスに詳しい人はあまりいないでしょうし。。 


 勉強頑張ってください!
2005/11/12(土) 07:28:39 | URL | Taejunomics管理人 #-[ 編集]
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