Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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捨て猫物語3.
 よわったな。


 
 ここは、子猫に最初に出会った、上野のガード下。
 
 
 猫が好きな人は、猫のどこが好きなのだろう。
 生物は基本的に何でも好きな僕が、猫を好きな理由は、その自由気ままさにある。 主人がいなくても独立不羈の精神でひょうひょうと生きていく様をみながら、憧れに近い感情を覚えることさえある。

 元気になれば、挨拶もせずに颯爽と出て行くのだろうと思っていた。

 
 予想は裏切られた。
 離れようとしない。
 

 猫を連れて、そのまま家に帰ってきた。
 


 この猫が自分で勝手に出て行くまでは、育てよう。
 そう決めた。


 3週間くらいだろうか。
 よくも親にばれなかったものだ。

 昼間は、高校の生徒会室の本棚の中に隠していた。 先生、ごめんなさい。
 クラスメートの多くは知っているので、一緒になって、面倒を見ていた。
 
 名前をつけた。 
 キキ。 ジジだったらそのまんまなのでという、安直な発想。 
 相変わらず、皆はギルンと呼び続ける。


 その後、ついに親に発覚。
 ここまで至った経緯を話しながら、嘆願する。 
 
 一時的には、ここに住ましてもいいという話になった。

 爾来、キキは、うちの居候となる。
 春が来る頃には母となり、僕は大学の寮に入り、彼女たちは祖母の家に引っ越すことになった。
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