Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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Valuationケーススタディ①:NOPLAT算定まで。
 一年365日、特別な日はないという言葉を座右の銘にしているくせに、忘年会をはしごしている僕がいる。。 日ごろ5~6時おきの僕にとっては、はしご先の二次会に向かう時点ですでにまぶたの重量がかなりのものになっていた。

 現在2時。 けれど、気合で書きます。 
  
 バリュエーション第一弾。 
 
0.前置き
1.バリュエーションの大まかな道のりについて
2.要約BSと要約PL
3.算定用BS
4.投下資産算定用BS
5.NOPLATの算定

0.前置き

 対象企業となる企業は、色々と考えた末に、東亜石油に決定。 

 石油関連業界について、
 ・仕事との関連でそこそこの知識はあるだろうし、
 ・安定している業界(最近はそうでないが・・・)だし、
 ・会社を去るにあたっていい資料として残していけるかも

 と、考えたのが業界選択の理由。

 会社を選んだ理由は、とても安直。 コア事業に集中していて、僕が名前を知っている企業を、上から選んでいったら、この会社にたどりついた。
 
 過去の業績について6年間分をまとめた。 6年間であった理由は、EDINETに掲載されている情報が2000年3期までのものだったから。


1.バリュエーションの大まかな道のりについて
 参考にしたのが、何度も紹介しているマッキンゼーから出版されているvaluation 第四版だったので、エンタープライズDCF法を採用する。

 エンタープライズDCF法の基本公式は

 EV=NOPLAT(1-g/ROIC)÷(WACC-g)

 ここで:
 EV:企業価値
 NOPLAT:Net Operating Profit Less Adjusted Tax事業からの純利益から調整された税を差し引いたもの。
 g:成長率
 ROIC:return on invested capital投下資本に対するリターン率
 WACC:weighted average cost of capital加重資本コスト。ファイナンスするのにかかるコストをあらわす。

 
 そのため、ここでやろうとすることは:
 ①過去数年間におけるその会社のコア事業からの利益NOPLATを知る。
 ②その会社の投資資産に対するリターンを算定。
 ③成長率を算定。
 ④その会社の資本コストを算定。
 ⑤過去分析に基づいてその会社の将来の①~④を予測する。


 となる。

 この1週間は、本と実践の違いにかなり戸惑った期間だった。 特にきつかったのが:
 ・会計の方針の変更に伴い、ちょくちょく項目の名称や分類がことなっていた。
 ・なかなか探したい項目が見つからないことが多々。
 ・教科書が洋書だったので、日本語の財務諸表を見ながら一時途方にくれた。 これは自業自得ですね。。


 第一回のこの過程で一番重要なのは、コア事業からの利益、レバレッジをかけていない状態における利益を算定するために、項目をちょこちょこいじること。 バリュエーションにあたってコア事業からの利益とそうでないものを峻別するのはとても重要なことなのだ。
 


 2.要約BSと要約PL

 まずは、財務諸表を見ながら、項目を適当にまとめつつ、バランスシート(BS)と損益計算書(PL)を作成。
 20051223024835.jpg

20051223024843.jpg





3.算定用BS
20051223024853.jpg

 次に、算定用にBSをすこしいじる。
 要チェック項目は減価償却費か。 何故かというと、減価償却費は新規に固定資産を購入するまでには手元に残るため。 
 
 それと、営業用現金は、一般的には売上の0.5~2%で推定するとされている。 ここでは、2%を採用。


 
 
4.投下資産算定用BS
20051223024903.jpg


 次に、後のROIC計算のときに投下資産を算定できるようにBSをまたいじくる。
 ここで重要なのは、営業に関する資産や負債とそうでないものとを分けること。
 



5.NOPLATの算定
20051223024913.jpg

 

 のれん代が途方もない額であったりしない場合は、NOPLATは、EBITAからEBITAに対する税金を差し引いたものとなる。 EBITAに対する税金は、すなわち、レバレッジをかけていない企業が本事業を行うときにかける税金。 法人税に利子払いの節税分を控除し、他の税金を足し合わせたものがそれとなる。

 また、NOPLATは、その定義上、当期未処分利益から同様に算定することが出来る。 それは、ワークシート上で示している。



 とりあえず、こんなところで第一弾。。。


 って、説明が全然不足している気が。。 けれど、アルコールによって半ば麻痺しかけている脳はあまりそういったことを考えさせてくれない。
 次回は、第一回の説明を補足することに費やされそうです。。

 おやすみなさい。
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