Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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世界一分かりやすいバリュエーション①
 世界で一番分かりやすいバリュエーション(企業価値評価)のエントリーを書こうと思います。 
 高校卒業くらいの読解力があれば、誰でもわかるような。

 専門家の人には退屈な記述かもしれませんが、このブログの本来の目的の一つ、「知の共有」を考えて、書き直しました。 もっと分かりやすい表現、誤解を与える説明や誤った記述があれば、ご指摘いただけると幸いです。

とりあえず、
0.バリュエーションってなに?
1.企業の価値の土台となる数値は何だろう?
2.企業の価値が向上するときの主な要素は何だろう?

 で、2回を書いて、その次に、実際の分析に入っていこうと思います。

 
 長くなるので、「MORE・・・」をクリックしたら、読めるようにしました。 (GREEなどのSNSからは直接見れません。 「続きを読む」をクリックして、本ブログに来たら見れます。)

0. バリュエーションってなに?
 バリュエーションというのは、「価値を評価すること」。英語の動詞・名詞valueにionをつけてvaluation。 株式のバリュエーションといえば、その株の価値がいくらかを評価することです。 このエントリーでは、数回に分けて、企業の価値を評価しようと思います。


 では、本論に入っていきましょう。
1. 企業の価値の土台となる数値は何だろう?
結論:コア事業から生じた現金を算定するべし。


-------------------------------

 テジュンさんは、評価方法を探して、新宿はゴールデン街にやってきました。 ここには、数多くの猛者が集うと聞いていたからです。 さっそく、居酒屋で飲んでいた人に聞いてみました。 

 快く答えてくれました。

 「企業の価値? 簡単さ。 
まずは、yahooかgoogleあたりで、EDINETってまず検索してみ? そしたら、そのサイトに着くから、そこで見たい企業を検索して、有価証券報告書ってのを探す。 
 その有価証券報告書に、貸借対照表って項目があるだろ? そこをクリック。
 そこの、資産の欄か、負債・資本の欄、どっちでもいい。 一番下に、資産合計、もしくは、資産・負債合計ってのが書いてある。 その金額が企業価値さ。
 え? なんで、どっちでもいいかって? そりゃあね、貸借対照表(バランスシートとも言う)の、資産の合計金額と、負債・資本の合計金額は絶対に同じになるからさ。 同じになるから(バランスするから)バランスシートって言うんだよ。」



 バリュエーション  完 

  脚本:Taejunomics
  主演:Taejun
 助演:よっぱらい
 提供:FC2ブログ
 



 ・・・
 んなわけないですね。


 例えば、全く動いていない工場をいっぱいかかえていたり、必要もないゴルフ場を社長の利益のためにのみ作っていたりしている企業を考えてみましょう。 工場やゴルフ場は固定資産というものに含まれます。 その合計が500億として、他の資産が100億円としましょう。 この場合、バランスシートの資産の合計額は、600億になります。 これが、企業の価値だと言えるでしょうか?
 答えは当然、ノーですよね。

 じゃあ、どのようにして、企業の価値を評価しましょうか?
 上の教訓から分かることは、もっと企業の本来の価値をはっきりと見せてくれるような指標が望ましいということです。

 
 酔っ払いを見ながら、自分もいっそのこと酔っ払って問題を解決してしまおうと(?)、ビールを頼みかけたテジュンさんに、隣で聞いていた書生風のお兄さんが話しかけてきました。

 「お話を聴いていました。 「企業が毎年生み出す利益」というのはどうでしょうか?
 有価証券報告書には、損益計算書と言う項目があります。 それの一番下に、当期純利益というものが出ています。 それを元にすればどうですか?」


 これは、なかなか有力そうです。 少なくとも、バランスシート(貸借対照表)上の資産合計や負債・資本合計を見るよりは企業の価値に近づけそうです。

 けれど、酔っ払おうとしていたくせに都合のいいテジュンさん。また疑問が浮かびます。
 それは、次のようなものでした。

 (企業が生み出す利益の中には:
 ・本来の事業と関連していない分野から生じた利益(例えば、石油会社が株で大もうけしたとか)と、
 ・企業の本業から生じた利益
 が含まれているんだから、これを一緒くたにしてしまうと、また、誤った判断につながりかねないんじゃないかな。

 例えば、本業では年間100億円の損害を生じさせている企業が、株式投資で偶然数年間にわたってプラス200億円の利益を生じさせている場合とか。
 この企業から、毎年生み出される利益は、トータルで言えば、年間100億円となる。
 けれど、この企業に永続的な成長が望めるだろうか? 怪しいなあ。 今までもコア事業がうまくいっていない部分を株式投資とかで一時的にはまかなってきた企業はあったけれど、その多くは最後には破綻している例が多かった気もするぞ。) 


 
 その疑問をぶつけようと、書生さんを探します。
 あれ?どこにもいません。
 ふと見ると、酔っ払いの人と一緒に、書生さんももう飲んだくれていて、
 「利益? 現金?  明智君、時代はカードだよ~~」

 と言う始末。


 テジュンさんは、ここでようやく、企業価値を知る方法を考えるのに飲み屋がひしめくゴールデン街に来た事の誤りに気がつきます。

 けれど、収穫はありました。
 テジュンさんの結論の一つはこうでした。

 ただ単に企業から生じる利益ではなくて、「企業の本来の事業から生じる利益」を土台にして、企業の価値を考えるべきなのだ。



次回、
 2.企業の価値が向上する時の主な要素は何だろう?
 結論:コア事業からの利益のみならず、成長率、投下資産に対するリターン、資本コストが企業価値を上げもするし下げもする。
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