Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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冷静な情熱。
 冷静な情熱。
 厳酷な世界の冷たさにさらされても、決して冷めることのない情熱。


 自分がこれからやっていこうと思っている業界のパイオニアで、常にすごい実績をあげてきた人にお会いしてきた。 メールを送ってから、約1ヶ月待って、やっと。

 話した内容は三種類:
 1)彼が教えているクラスについて
 2)その業界について
 3)僕のビジョンについて 
 
 
 (テクニカルな話を書いたほうが良いのだろうか? 要求があったら書こうと思います。 このエントリーでは、3)についてだけ書こうと思います。)


 彼が、自分が行ってきた投資について、「ハートのある投資」という言葉を発したときに、意を決して切り出した。


 話した内容は、以下の通り。 もちろん、敬語。

「僕は、社会における人間的発展と物質的発展を同時に達成させたいと思っている。 そのためにはどうすればいいか、高校を卒業するときくらいから考え続けてきた。
 今は、人間的な側面を重視する企業・組織が少ないと思う。 けれど、僕は、物質的な側面のみならず、人間的な側面(人が仕事に生きがいを感じる、株主が会社とのかかわりに金銭的には測れない満足を得る、etc)を重視する企業・組織が、絶対に成功すると信じている。 そういった事例が数多く出れば、世の中は変るのではないかと考えた。
 (ここらへんは、以前のエントリーを参照してください:http://stjofonekorea.blog6.fc2.com/blog-entry-329.html
 そのために、僕はそういった事例を数多く手がけたいと思うようになった。 僕が経営者になったら、一つの会社は変えられるかもしれない。 けれど、それだと、社会に与えるインパクトは小さいかもしれない。 投資業であれば、同時に多くの分野に着手することが出来る。 特に企業の経営に深く関与できるPE投資であればなおさらだ。 だから、僕は、この業界でやっていこうと考えるようになった。
 事業を、日本のみならず、統一した朝鮮半島でも行っていきたい。 その後には、発展途上国でも同じ事をしていきたい。」 

 
 
 そして、意見を求めた。 一番緊張した瞬間。
 
 答えは、整理すると、こんな感じだった。


「君の言うことは正しいと思う。
 私は、そういった人間的側面、金で測れない幸せという側面に、競争優位を見出すことが出来ると思っている。 ハートのある投資が必要なのだ。
 だが、今、業界には、ハートのある投資家はほとんどいない。5%もいないかもしれない。 そして、君が言ったような投資(ハートのある投資)は、ハートをもともと持っていない人に「ハートのある投資をしましょう」と言ったからといってできるものではなくて、もともとハートのある人間にしか出来ないものだ。
 頑張って。 世の中にはそういう人は少ないけれど、いつまでも変らずその志を持ち続けてくださいね。」



 今まで少なくない人々にクレイジー扱いされてきたけれど、実務の修羅場をくぐってきたこの人にそう言われて、俄然力が湧いてきた。 
 ヘーゲル(哲学界のゼウスとも言われたドイツの哲学者)も語っていた、冷静な情熱を、いつまでも持ち続けようと思います。
Comment
≪この記事へのコメント≫
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2006/01/12(木) 18:53:29 | | #[ 編集]
PE業界に身を置いた者としてコメントすると、マネーゲームをお金や自らのプレゼンスと言ったモチベーションのために投資とExitを繰り返すプロフェッショナルが7割以上です。
そして、このような方々がいなければ今現在のPE業界の拡大や将来的な市場の成熟も難しいことは事実。

僕は「ハート」という言葉は正直あまり好みません。言うなれば、「ルーツ」ではないでしょうか。
それはビジネスの土台であり、お金や地位などの表面的で脆いものではなく、内面的で自分自身のアイデンティティと切り離せない要素(人間的な生きがいや満足感など)であれば、より強固なものとなるでしょう。

まずは前に進むこと、それが「ルーツ」を形にすることです。
2006/01/13(金) 11:23:55 | URL | MI #-[ 編集]
 MIさん、いつも素晴らしいコメントをありがとうございます。

>このような方々がいなければ今現在のPE業界の拡大や将来的な市場の成熟も難しいことは事実。
 確かにそうですね。 


 「ルーツ」、いい表現ですね。 
 昨日話した後に、そのルーツ(エントリーで言うハート)を持つ投資を、ビジネスの論理にしっかり沿ったものとして理論化したいと思うようになりました。 それと同時に、実務の世界でそのモデルを手がけられればと思っています。 

 
 >まずは前に進むこと、それが「ルーツ」を形にすることです。

 もし、よろしかったら、この点をもっと詳しく聞いてみたいと思っています。 お時間があったら、よろしくお願いします。 
2006/01/13(金) 21:47:22 | URL | Taejunomics管理人 #-[ 編集]
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2006/12/26(火) 18:31:13 | | #[ 編集]
初めて書き込みさせていただきます。キャッシュフローモデルで検索かけてて通りがかりました。私はストファイを職業にしてます。会社に関する考え方非常に同感する部分多いです。自己防衛ばかりしている、なんだかなぁという人ががほんと多いですね。「金銭的には測れない満足」は時代により必要に迫られて構築されるニーズだと思います。もう少しするとリターン狙い以外の投資商品が売れる時代が来そうですよね。私もそれまで私も腕を磨いていかなければです。
2007/01/20(土) 21:34:32 | URL | HI #-[ 編集]
有難うございます。
HIさん、コメント有難うございます。
現実の冷たさに触れる日々なので、そう仰ってくださると、すごく力が出ます。 環境問題に対する対応が進歩的な起業で組んだインデックスの方が、市場のそれより高いパフォーマンスを上げたという話は、聞いたことがあります。 確か、アメリカの事例でしたか。 もちろん、環境問題に考えをまわせる起業は、金銭的に余裕のある企業だから、バイアスがかかっているという話も聞きますが。。

なんにせよ、理想を決して捨てずに、頑張ろうと思います。 重ね重ね、ありがとうございました。
2007/01/21(日) 22:35:36 | URL | Taejun #-[ 編集]
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