Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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評判のいい人は得をする。
 というのは、皆が感じていることだと思う。
 評判がよかったり、名声のある人だったら、何をするにも事がうまく運ぶ場合が多い。 信頼関係を築くことは容易だろうし、交渉などもうまく進みそうだ。 


 ゲーム三国志Ⅴでは、この名声が天下統一のために重要な事柄の一つだった、とまあ、それはおいておこう。

 この評判の事を英語ではレピュテーションと呼んでいる。 ビジネスの世界では、評判と言わずに、レピュテーションという言葉がよく使われる。 この名声をいかにして高めるかは、最近注目を集めていることの一つだ。

 以前エントリーで書いた研究、いけるところまでは、このレピュテーション概念を使って進めていくのも一つの手だと思う。 ファンドのレピュテーションとパフォーマンスに関する定量分析。

 
 レピュテーション自体が最近の概念であるので、研究の量はまだ多くは無い。 
 現在レピュテーションに関しての先行研究で有名なのは、チャールズ・J・フォンブラン氏のもの。 彼はレピュテーションの要因として:
 ・顕示性:注目がどれくらいされているか
 ・独自性:他との違いは明白か
 ・真実性:誠実に自らを提示しているか
 ・透明性:適切に情報を開示しているか
 ・一貫性:対話を確立しているか

 を挙げていて、これを元に「名声指数」を作り、それと企業の財務パフォーマンスとの相関を調べている。 彼によると、名声指数が高い企業は、財務においても高いパフォーマンスを示していた。


 彼の研究に批判的考察を加えつつ、それをうまく応用できればいいものが出来るかもしれない。
 
 批判的考察の対象はここら辺になると思う:
 まず、彼のレピュテーションの定義は明確でない。 レピュテーションの効果については語っているが、そもそもレピュテーションとは何かについての議論は弱い。
 
 レピュテーションの定義をよりよくすることによって、レピュテーションの要因についても、もっと掘り下げてみることが出来そうだ。 今挙げられている5つの要因は、どうもすっきりしない。 レピュテーションの要因と、レピュテーションをマネジメントするための原則がごっちゃになっている感じがする。

 そして、上のことからの帰結だけれど、測定手法も、より洗練されたものにすることが出来るだろう。 それでも、かなり恣意的なものになることは避けられないかもしれないが。

  
 応用については:
 応用の基本は、環境に対する考慮から始まると思う。
 PEファンドに関しては、ステークホルダーとビジネスサイクルを考慮する必要がありそうだ。
 そして、ビジネスのサイクルごとに、ステークホルダーごとに、レピュテーションとの関連性を見ていくと良さそう。
 
 何よりもまず、投資会社のレピュテーションは、普通の事業会社のそれと性質が違うと思われる。 少なくとも、各要因がレピュテーションに貢献するウェイトは違いそう。

 

 会社に出すレポートを書いている途中でつまったので、思い付きをまとめてみました。
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