Taejunomics

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ライブドアのニッポン放送株式取得について総括⑦-近況について。
 一時期周囲で流行語になっていた、「時代の孤児」となる前に、ライブドア関連の一連の騒動の、近況についてちょっと書いておく。


 今回の騒動も、そろそろ、終わりに近づいてきた。

 12日、転換社債発行日に450円だった株価が、ついに300円を切り、292円。 
 さすがにこれはまずい。 さらに、3月末で、転換のために新しく発行された株を含めると、総発行株数は約8億を超えている。 元は6億4300万足らずだったはずなので、かなり膨れ上がっている。 発行総数がこれだけ増え、さらに、買収がうまくいきそうにない状況にありながら、いまだ292円で踏ん張っていることが、むしろすごいことなのかもしれない。 
 さらに悪いことに、リーマンは転換していない融資額をまだ140億円残している。 

 2月ごろの、堀江氏の持ち株総数は、2万2000くらいだったか、すでに、全体の25%程度になってしまっている。 これも、とてもまずい。 リーマンが現在の転換額で全額転換したとしても、5400万株は、新たに発行され、さらに、ひとつひとつの株の価値が薄くなってしまう。 株主の利益が害されたため、株主から訴訟を起こされて、堀江氏が敗訴する可能性は、非常に高い。 

 それと関連して、興味深いニュースが二つある。

 一つは、堀江氏が、なぜか西海岸へ行ったこと。
 何をしに行ったのだろう。 
 当人は、金策をしに行ったことを明確に否定している。 「業界はそんなに遅れてはいない」、として。 しかし、重大な融資の取引は、常に当事者またはその代理人が赴いて契約を交わすというのが、基本的なスタイルである。 
 と言うわけで、金策に行った可能性は否定は出来ない。 

 しかし、堀江氏が行ったのは、西海岸。 リーマンやモルガン、ゴールドマン・サックスなど大手の投資会社は、すべて、東海岸、さらに言えば、ニューヨークに集中している。

 ここから考えられることは、
 「もし、金策に行ったのなら、ちょっと危険な投資銀行に金を無心しに行った可能性が高い」ことである。
 金策に行っていないのなら、ただの邪推にしか過ぎないのだが。 真相は自分にわかる由もない。


 さて、もう一つ、ライブドアが保有しているニッポン放送株をフジテレビに譲渡するというニュース。 
 これも、確証はできないが、裏で何らかの取引がされている可能性と、ライブドア方に泣きが入っている可能性が高い。 可能性であって、確証はないが。 ただ、現在のライブドアの状況、記事の出所が読売新聞(ライブドアに対し、かなり批判的だった)というあたりから、蓋然性は低くないと思っている。



 堀江氏が行ってきた事は、業界の問題点について浮き彫りにしたということに対し、評価はすべきだと思う。
 しかし、彼が行ったことは、株主の利益を著しく損ねるリスクがとても高いものであった。実際に、元々の株主の利益は大きく損なわれた。 経営者は株主の利益のために経営を行うべきことを考えれば(これについて異論がかなり出てきているが)、これは、経営者が行うべき事ではなかったと、正直思う。
追記:今日気付きました。 
   一つ数字を間違えていて、それに従いずらずらと間違えていました。 訂正します。

 さらに言うと、今回のMSCBのような、引き受け側(リーマン)に「著しく有利な価額」の社債を発行する場合には、株主総会の特別決議による承認が必要です。 ライブドアではやっていません。 今回の条件を、「著しく有利な価額」による社債発行と見るのなら、法的にも問題が生じます。
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