Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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頭の使い方。
 頭がいい人なんてほとんどいないと思います。 いるとしたら、頭の使い方がうまい人なんだと思います。 頭のよさは生まれつきのものなのですが、頭の使い方というのは訓練すればある程度までは鍛えられる類のものだと僕は感じています。

 僕達は、経験から、身体の全ての部分は鍛えればある程度の水準まで達する事を知っています。 運動が出来ない人だって、一生懸命努力すれば運動能力が上がる事を知っています。 例えば、僕は、高校一年生のときの体力測定は、身体能力・運動能力共にC/3でしたが、高三の頃には両方A/1となりました。 理由は簡単。 部活を必死にやったから。 それと、ポジションが全体的な身体能力を鍛えられるものだったと言うのも関係あるかもしれません。 鍛えれば、人間何とかなるものです。

 だから、頭の使い方も、鍛えることが出来ます。 なぜか、頭の使い方に関しては努力と言う言葉が似合わないような見方が世間的に広まっていますが、それはおかしいと僕は感じています。 
 
 前置きが長くなりました。

1.記憶力について。
2.創造力について。
3.成果について。
4.要領のよさについて。


 分けて書きます。


1.記憶力について。
 脳物理学を専攻している某先輩によると、人間の記憶力の総合力は変らないのだそうです。 変るのは、記憶の性質です。 20歳を過ぎてから記憶力が落ちるわけではなくて、記憶のメカニズムが変化するのです。

 どう変化するのか。

 一言で言うと、人間の記憶の仕方は、年を経るごとに、より総合的なものに変化していくのです。

 子供のときは、単純記憶力が秀でています。 例えば、いまでも九九や覚えた詩を暗誦できる人が多いと思います。 しかし、物事を総合的に覚えられるかと言うと、それは苦手のようです。
 
 大人になるにつれて、総合的な記憶力が優れていきます。 これは、例えば、ストーリーや流れを覚える能力です。 色々なものをからめることによって、記憶をより強固にすることができるようになります。

 別に大人になったからと言って暗記を出来なくなったと嘆くには及びません。 自分の記憶のメカニズムを理解して、それにあった覚え方をすればいいのです。

 また、記憶そのものが時間を経るごとに低下していくことは、大人子供同様であるので、復習は誰にとっても重要な過程だということが出来そうです。




2.創造力について
 僕が何か創造的なものに打ち込むときに2つの原則を持っています:
 ・重点的に集中するものは3つ以内に絞ること。
 ・しかし、関心は多方面に拡げておくこと。

 なんか矛盾してそうですが、これも、頭の性質を利用しようとした結果です。

 まず、3つ以内に限定すると言う点について。
 例えば、パソコンでプログラムを5,6つ同時に開くと、僕のパソコンであればちょっと動きが遅くなります。 こういった場合、当然ながら、プログラムを3つくらいずつ開いていった方が効率よく仕事を進められますよね。
 これは、人間の頭の構造についても同じだと感じています。 3つというのは、僕の経験上の結論なので、人にとって差があるとは思います。 3つ以上一生懸命やる事を頭に抱えると、何にも手につかない状態に陥ってしまいがちです。

 だから、僕は、3つに絞ります。 その3つのうち一つをクリアすれば、また、やるべきことリストの中から一つを引っ張ってきます。 
 ちなみに、これは、今はなき偉大な経営学者ドラッカーも行っていたことだったそうです。


 次に、関心は多方面に拡げておくこと。
 これも経験の裏づけがあるのですが、全く関係のない事柄から、ぱっと物事を思いつくことって、とても多いと思うんです。 林檎が落ちるのをみて万有引力を思い立った、ニュートンの例などがそうですね。
 ニュートンは、物理に全力で集中していた。 しかし、他方面についても関心は持ち続けていた。 だから、このような創造的な発想を出来たのだと思います。 ちなみにこのような発見をする体験を、アハ体験(aha experience)と言います。 GMATの過去問にも載ってましたね^^;

 原理的な話を言うと、脳の神経線維というのは、外から入ってくる刺激が多いほど、よくつながるようになっているそうです。

 だから、僕は3つの事に集中しつつも、いろいろなものに関心を拡げるように心がけています。 未知の分野・苦手を感じている分野に対して知り合いが誘ってくれたりしたら、時間が許す限り基本的にのります。 



 3.成果について

 結論:コツコツこなすこと。
 です。

 脳の神経線維のつながりと言うのは、網の目式につながっていきます。 このつながりが、いわゆる成果につながります。 このつながりは事象の連合と呼ばれたりしますが、べき乗で増えるという性質を持っています。
 とても単純化すると、
 
 勉強量0:2のゼロ乗=1
 勉強量1:2の1乗=2
 勉強量2:2の2乗=4
 勉強量3:2の3乗=8

・・・

 と言った感じです。
 ですので、もともと多く勉強している人が新しい分野に踏み込んでも他の人よりはるかに高いパフォーマンスを発揮するのは、才能でもなんでもなく、その人のこれまでの努力の積み重ねの当然の帰結なのかもしれません。 
  


 4.要領のよさについて。
 
 要領のいい人は、何が優れているのでしょうか?
 僕が今まで話してきた頭の使い方という側面からいうと、要領のいい人は、ワーキングメモリの使用において優れているのだと考えられます。
 ワーキングメモリと言うのは、一定の時間の間保たれる記憶です。
 
 イメージとして例を挙げます。
 様々な材料の中から料理を作るとします。
 調理台が広かったら、材料をすべて一点に集められるので、それらをみんな生かしたいい料理が作れる可能性が高いですよね。 逆に狭かったら、大切な食材を抜かした料理を作ってしまいかねません。
 この、調理台が、まさにワーキングメモリです。
 ワーキングメモリが優れている人は、判断材料をより多く集めて、短時間内でより適切な判断を下すことが出来るようになります。 これが、要領のよさや、段取りのよさ、判断力に現れるようになります。 

 この要領も最近の研究では鍛えたらある程度は成長することが認められています。
 例えば、朝に何かしらの文章を読んで、夜に、その内容を記憶だけを頼りに要約することです。 その意味で、要点だけをまとめた日記をつけるというのも、とても有力な方法だと思われます。



 何か付け足してくださる方、歓迎します^^
Comment
≪この記事へのコメント≫
2点を加筆します。
-ロジカルシンキング
特にマッキンゼーやボストンコンサルティング、ベインコンサルティングなどの大手コンサルティングファームの方と仕事をすると良く分かります。
特にMECE(Mutually Exclusive collectively Exhaustive)の考え方などは基礎として非常に重要です。
要領通いに近いですが、より技術的で学習可能な頭の使い方です。
1を聴いて10を知る、と言いますが、ロジカルシンキングのできる人間は、1を聞いて10に分解し10の想定される問題点や状況を考えて20の質問をしてきます。

-表現力
自分の考えや知識、アイデアをアウトプットする方法は非常に沢山あります。
大きく分類すると口頭と非口頭。
口頭は会話を通じたコミュニケーションで、その直接性に応じて面談、電話、ボイスメッセージなどがあります。
非口頭には、書籍やweb site、手紙などの文字を使った表現から絵画、音楽など芸術的な言葉以外の伝達方法があります。
賢い人間は、ある事象を伝える上で最も効率的に伝達できる手段を取ります。”効率的な”とは、必ずしも”お手軽な”という意味ではなく、自分の真剣さをどう伝えるか、や相手からのレスポンスの内容・タイミングなどを考慮した上で決定されるということです。
また、当然ですが、生まれ持ったコミュニケーションの個人的な得意・不得意があることは、伝達手段の選択に大きく影響します。(ポジティブな面では文才、会話力など。ネガティブな面ではあがり症など)
こういった広義の意味でのコミュニケーション力のある人間は、多少他の”頭が良い”という要素に欠けていても、相手に賢い印象を与えます。
2006/02/13(月) 12:38:19 | URL | MI #-[ 編集]
 MIさん、コメント有難うございます! 
 
 本当に同感です。 これも努力次第でいくらでも出来るものですよね。 磨いていきます^^
2006/02/13(月) 23:25:31 | URL | Taejun #-[ 編集]
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