Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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ライブドアのニッポン放送株式取得について総括⑨ちゃんちゃん♪
 ライブドア、フジテレビ、ついに基本合意に至ったようだ。

 最近のライブドア関連のニュースは、報道側も事実と推測が入り混じったものが余りにも多いため、まずは、プレスリリースを読むことにしている。 研究類をするに当たって、最も重要性を持つのは、第一次資料(原文)である。 これを殆ど読まないで、ものを書く人が、ジャーナリズムの世界のみならず、学問の世界にもかなり増えている気がする。 たとえば、立花隆はメディア ソシオーポリティクスに掲載したライブドア関連の文を、他のブログでたたかれまくっている。

 
 閑話休題(それはさておき)。
 
 ライブドア側としては、ホッとしたというのが本音であろう。 もう少し長引いていれば、いよいよ資金難におちいり、大変なことになっていたと思われる。 それでも金額の収支は大きなマイナスであるが、当時の公約であった「メディアとネットの融合」を勝ち取ったのは大きい。 (ただし、本人にこの融合をする意思が本当にあったのかは、微妙なところのようである。)

 解せないのは、フジ側の譲歩。 どうしても、疑問符がついてまわる基本合意文である。 ニッポン放送を子会社化するという基本方針を貫くとしても、ライブドア側の体力切れを待っていれば、もっと良い条件を勝ち取ることは、いくらでも可能であったと思うのだが。

 今回の問題について、間にはいったのが、日興プリンシパルだということである。おそらく、このあたりに、疑問符に対する答えがあると思われる。 以前、フジテレビが奇形的な株の持ち合い関係をとってまで、鹿内一族を追い出した時に暗躍したのは、日興証券であった。 また、日興は、ライブドアの主幹事でもある。 

 また、今回の合意に基づき、ライブドア株がまた反発し、一時は350円にまで戻った。 MSCBにより新しく発行された株式を取得した人々にとっては、なんともおいしい話であると思われる。 元の株は450円だったので、元々の株主たちには、それでも大きな不満が残る。

 
 純粋にマネーのみで見た場合、今回の勝者はリーマンと村上。 敗者は、フジとライブドアである。

 裏で日興が絡んでいたので、意思決定をする余地がなかったのかもしれないが、それにしても、今回の基本合意は、まずい結果を惹起しうる。 海外の投資家たちに、日本の企業に対する敵対的買収はしやすいと考えさせるに十分な基本合意であった。 現状で、買収に対する防衛策をサクサク策定できる柔軟性を、日本の企業は持ち合わせていないので、事前に防衛策をとらなければいけない。 皆さん大変である。 今、M&A関連でコンサルタントでもしていたら、儲かるのだろうなあ。
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