Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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29.2%は高い?
 最近のアイフルへの業務停止命令を受けて、現行の消費者金融の提示する利子率について議論が巻き起こっています。

 さっき(3時ごろ)やっと職場から自宅に帰ってきたのですが、ふらふらで回っていない頭で脊髄反射的に書いています。 

 明日は朝から大学院でカンヅメ、あさってはアナリストの試験のはずなのですが、まあ、気にしない気にしない。(笑)

 

1.29.2%は適正か?
 ひとつの争点が、現在の29.2%の金利は適正か、ということなのですが、僕にはどうしても適性とは思えないのです。 この点はNeon98さんに同意します。

 利子率は要求収益率であって、リスクに見合う分だけとるものだというのは、ファイナンス理論を知っている皆が知る原則だと思います。
 
 どう考えても、僕には、消費者金融が負っているリスク(債務者のデフォルト、訴訟、その他)が、29.2%に見合うとは思えないんですよね。

 全然違う投資形態ではありますが、「3件中1件大成功すればよし」とされるPEで30%、「10件中2件成功すればたいしたもの」、とされるベンチャー投資では40%くらいが、平均的な要求収益率です。 さらに社債の格付などでも、29.2%なんてのは、めったにみない数字です。 これらと消費者金融との比較が難しいのは分かりますが、こういった投資を脇で見ながら皮膚感覚的に、やっぱり「29.2%は高い」と感じている僕がいます。


 だからといって、29.2%の上限を変えるべきか、というと、そうでもなかったりします。 理由は後述します。



2.なんで高いのか?

 僕は、一種の信用割当が起こっているため、現在の消費者金融の金利があんなに高いのだと思っています。 信用割当について図で説明するとこんな感じです。
 
 20060422032803.jpg


 何らかの理由、一般的には情報の非対称性(例えば、金の貸し手は、借り手の財政状況について借り手ほどには知ることができない)など、によって、資金供給曲線がある点から急傾斜になってしまうと、このように、普段よりも高い金利で資金需給が均衡するようになってしまいます。 こういう状況をさして、「信用割当が発生している」といいます。

 もちろん他にも要因があるとは思うのですけれど。。



3.制限は有効か?

 上のことを鑑みると、一番必要なのは、現在の信用割当の度合を減じることにあって、政策論議はその観点からされるのが有効だと感じています。
 換言すると、現在のゆがんだ需給状況を変えることに政策論の焦点を置くべきだと考えています。
 

 規制はどうしても新たな非効率を生むので、経済全体にとってはマイナスになると思われます。 アイフルの社長さんも常に言っていた「制限金利を下げると、借りられない人間が出来てヤミ金がはびこる」というのにも一理あると思います。 この点は47thさんisologueさんの取り上げていた議論に共感します。

 「じゃあどうやって信用割当をなくすの?」と聞かれたら、「これで間違いない」という打開策を考えるのは難しかったりします。 まだまだ未熟者なので、ご容赦ください^^;



 、、、なんかしまりがありませんが、走り書きまでにて。
 

 明日は朝から授業なので、寝ます。

 おやすみなさい。
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2006/04/22(土) 22:35:34 | ふぉーりん・あとにーの憂鬱
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