Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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最近の日本のPE業界についての備忘録。
 いつも勉強させていただいているウォールストリート日記さんへのトラックバックです。 ここ2年はPEには入らない(入れない)のですが、引き続き興味を持っている業界なので、自分の記憶の整理のためにもエントリーを書いています。



 現在、日本におけるPEを取り巻いているのは、かなり混沌とした状況、というのが一番近い表現になるのでしょうか。 現在の状況がバブルなのか隆盛なのかには色々議論の分かれるところだと思われます。

 この頃のバイアウト業界では2つのトレンドが見受けられます。

 ・案件の大型化
 去年PEにはかなりの資金が流れ込んだようで、各ファンドではそれを使い切るために四苦八苦していたような感じがあります。 そんななか、ディール1件あたりの金額がかなり大きなものになっている気がします。 

 ・オークションの激化
 日本でのM&Aの隆盛と関連しているのですが、とにかくオークションが多く、ファンド関係者達の多くは、このことに頭を悩ませているようです。 売り手側としてはオークションの方が都合がいい一方で、買い手側としては適正な価格で落札できるわけでもなく、また、落札に関しては日本独特の文化もあるようで、これらはIRRを落としてしまう大きな要因になっているようです。


 このトレンドの理由として考えられるのも2点。

 ・M&A文化の浸透
 一部では反感を買いつつも、日本においても大分M&Aが根付いたような感じがしています。 ライブドアの件は一時期、影を落としはしましたが、それでも着実に根付きつつあるという感じを受けています。 結果M&Aを企業戦略の一つとしてとらえる企業がかなり増えているように感じられます。


 ・ファイナンスの難しさ
 ファイナンスは多くの場合銀行から受けています。 PE投資を通じてvalue upを行って、リターンを得たい、というのは山々なのですが、そのリスクが高い案件にはいいファイナンスがつきにくく、結果として、IRRも高くならない。 反面、そこそこのリスクの案件に対してはファイナンスがつきやすいのでレバレッジをかけやすく、そこそこ高いIRRを出すことが可能になっている感があります。 結果、リスクの高い案件に関しての需要が少なく、一部の優良案件へ各ファンドが殺到するという状況に拍車がかかっている感があります。



 いずれにせよ、先行き不透明という考えは多くの人に共通しているようです。 しばらくは様子見をしておこう、と他業界へ移る人も散見されます。

 それでも、市場の規模は確実に拡大していく、というのは大勢を占める意見のようです。
これから、5~10年の間に何倍にも大きくなると予想されています。 しかし、同時に、ファンドの数は現在の3割になるだろうというのも多くの人が予想するところです。 バイアウトファンドほどファンドの実力の差が顕著に出るファンドの形態は無いからですね。



 以上、取り急ぎ、備忘録までにて。 参考になれば幸いです。
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