Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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Insiders everywhere?
 無事にマーケットメカニズムのレポートを完成させ(締切日24時5分前に提出しました。笑)、エクイティの宿題もやりきり(何をまちがえたかρを求める方法でβを求めたので答えがずれまくりました。。)、今から数学基礎の宿題をやれば、やっとひと段落です(と、思いきや土日出勤が確定していたりして)。 
 
 
 さて、最近、インサイダー取引関連で有名マーケットビジネス法律ブログはものすごい盛り上がりを見せています。 レポートを作成しながら、インサイダー取引と関連して興味深い発見があったので、有名ブログと議論の方向は違うのですが、ご参考までにと言うことで、トラックバックさせていただきます。


 、、、と、前置きが長くなりましたが、本日のエントリーの要旨はこれです:
 

 インサイダーって、もしかしたらなのですが、結構そこらへんにいるのかもしれません。  (←防御線はりまくりですね^^;)
 
 

 以下は、TBSと阪神電鉄の株価チャート、それと、このM&A関連では著名なPaul Asquithの実証研究の結果です。

 20060610000135.jpg

20060610000206.jpg

20060610000234.jpg



 TOBの報道と同時に株価は一気に跳ね上がります。

 TOBの以前から株価は徐々に上昇を見せていますが、これは、買収する側が事前に少しずつ対象企業の株を購入していることに主な理由があると、一般的には説明されています。

 
 そして、次に示すのは、インサイダー情報保有者が、莫大な資金を持っていた今回の仮想市場におけるTOB対象株の価格推移。 横軸の「4」がTOBニュース報道時点です。

 kabuka.jpg

 
 、、なんか、普通の市場と同じような推移を示していますね。。 おっかしいなあ。


 インサイダー取引を行う人間がいる市場においては、TOBにまつわる株価の変動は、インサイダー取引が行われていない(はずの)現実市場のそれよりも緩やかな反応をするはずなんです。 なぜなら、株価が上昇する事を見越した人(インサイダー情報保有者)が取引を多く行うことにより、TOBの報道前にM&Aが株価に与える影響がより多く織り込まれるからです。

 
 今回のトレードでは、僕が属したチーム(インサイダー状況保有者)は、マーケットを大きく揺さぶるほどの資金力を持っていました。
 
 けれど、株価の推移は、上に示したとおりです。 
 

 なぜでしょうか。

 ぱっと考えられる理由は、以下の2点なんですね:
 1)サイバートレーダー達のTOBのインサイダー情報に対しての反応が遅れたため
 2)現実の市場においてインサイダー取引が頻繁に行われているため(!)

  
 1)に関しては、以下に示した通り、僕たちのチームは、かなり早い段階に買占めを行っています。 水色の部分は、ポジション残高を示しています。

 20060610001128.jpg


 
 なので、1)が理由とは考えにくく。


 もちろん、今回の実習結果のみを元に「インサイダーはそこらへんにいるんだ」と言うのは、あまりにも乱暴な議論だと思います。 他にも色々な理由は考えられそうです。


 サイバートレーディングを「子供だまし」と言う人もいるみたいです。 確かに実際の市場とは違うことが多いのですが、仮想市場だからこそ見えてくるものがあるわけで、簡単に子供だましと一蹴することは難しいんじゃないかな、と感じています。 特に、今回のような不法行為を観察するためには、サイバートレーディングを行うしかないわけで。 

 この授業は引き続き行われるとの事なので、3,4年後に蓄積されたデータを宇野先生にいただきたいものですね。


 と、まあ、尻切れトンボ気味ですが、今から宿題を解かないといけないので、これくらいでご容赦ください。 おやすみなさい。
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