Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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久石譲「感動をつくれますか?」。
 図書館で勉強していると、ついつい興味が湧く新書に手が伸びます。
 こういう感覚はとても大切にしています。 なんというか、本腰を入れて学ぶものと同時に、他の分野からの刺激があると、わくわくして学びの質が上がる感じがするんです。

 今回手が伸びたのは、久石譲氏のこの新書。 

HisaishiJoe.jpg

 アート全般に興味を持っている僕には、とても共感することが多かった本でした。
 
 本筋の内容は、要約すると、こういうところのようです。

 ”作品のうち95%は論理、残り5%が感性の産物。 この95%のおかげで、プロはどんなときにでも相手から望まれた作品を作ることが出来る。
 しかし、論理だけでは、無難な作品を作ることは出来ても、自他共にすばらしい作品は作ることが出来ない。 そのすばらしい作品を作るためには、感性が必要。 この感性が創造力の肝。 
 しかし、感性は直感的なものなのでプロにとっては危うい性質のもの(なぜなら、直感的なものはその時の雰囲気に左右されやすく、コンスタントに創造する事を求められるプロにとってはリスク要因となるから)。  それでも、感性を磨くことはある程度は可能。 質より量の気持ちで多くの作品に触れたり、既成概念をすべて取り払ってものを考えるなどによって。 また、生活のペースを整えたり、集中できる場を作ることにより、感性が引き出されやすい状況を生み出すことができる。”



 
 感性を磨くことは、4年くらい前から僕の主題の一つで、これはずっと大切にしようと思っています。 久石さんの言っていることは、芸術の世界のみならず、ビジネスや学問においても同様だと思うんですよね。

 世の中には多く「できる人」がいて、その人たちを「できる人」にしているのは、ひとえにロジックによるものだと思います。 たとえば、ロジックに沿ってビジネスモデルが成立するかを考えたり、ロジックに沿って難しい数学の解を求めたり、ロジックに沿って絵の構成が破綻していないか考えたり、エトセトラ。

 しかし、ロジックだけでは、さらに頭一つ出ることは出来ないんですよね。 どうしても、いまだ人々の間では言語化されていない感性的な部分、アートに属する部分が、頭一つ出るためには必要なのだと思います。 事実、ずば抜けた功績をもたらした人々は、どの分野活動であれ、アートの部分において傑出していると感じます。 たとえば、ファイナンス理論において、すばらしい実績を収める研究者は、数理的(ロジック)にはもちろんなのですが、概念的(アート)にすばらしいアイディアを考え出しているんですよね。



 ちょっと極論ですが、こういったアートの部分において秀でている人は、何をやらせてもすぐコツを掴んでうまく出来る人間なのだと思います。 そのアートの部分を磨くために、僕はいろんな自分なりの取り組みをしているわけですが、思うに、アートのみならずロジックの部分においてもまだ先は遠い事を思い知る毎日なので、両者を平行させていく必要がありそうです。 あと何年かかるかな・・・

 ※その取り組みはこんな感じです(これ書いてからもう一年になるんですね…): http://stjofonekorea.blog6.fc2.com/blog-entry-252.html

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久石譲久石 譲(ひさいし じょう、Joe Hisaishi、本名:藤澤 守、1950年12月6日 - )は、日本の作曲家。長野県中野市出身。長野県須坂高等学校、国立音楽大学作曲科卒。宮
2007/01/23(火) 01:55:32 | みぶきの日記
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