Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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朝鮮籍についてもう少し。
 前に国籍の話を書いたら、意外と反響が大きかったので、もう少し。

 
Alien.jpg


Excerpt:朝鮮籍、とは、日本の国籍法上は、記号に過ぎません。 少なくない在日コリアンは、その記号を抱えて、半世紀以上をすごしてきました。


 在日コリアンは、戦前、日本国籍所有者でした。 といっても、戦後数年間は、事実上日本国籍を離れたとはいえ、その国籍はとても曖昧な状態にありました。 そんな中、日本に住み、朝鮮半島にルーツを持っていた人々は、朝鮮人と一括して総称されるようになります。 また、一部の人々は、大韓民国の国籍保有者として、韓国、として登録されました。

 そして、サンフランシスコ講和条約後に、在日コリアンは正式に日本国籍を喪失します。 この登録に関する決まりは、そのまま継続されることとなりました。 結果、どうなったかというと、

 ・積極的に大韓民国を指示してその国籍名での登録を希望した人~韓国籍
 ・それ以外(即ち、DPRK支持者や国籍になんら関心のない人んど)、そしてその子孫~朝鮮籍

 ということになりました。 50年代くらいだと、圧倒的多数が、朝鮮籍保有者でした。

 
 韓国籍については、大韓民国の国籍保有者として登録されたという経緯から、「韓国籍保有者-大韓民国国籍保有者」とすることができます。
 しかし、逆は必ずしも真ならず。 朝鮮籍保有者については、そんな事を全くいえなかったりします。 最初にも述べたとおり、朝鮮籍とは、便宜的に使われた記号であって、それが今も引き続き使われているのに過ぎないんですよね。

 
 そんな宙ぶらりんな存在をもって生まれてきた僕なのですが、今のところ、多少の不便は感じつつも、国籍を変えようとは考えていません(といっても、朝鮮籍の場合、上でも述べたとおり、国籍ですらなく、上の写真で言うと「国籍等」の「等」に過ぎないのですが。。)。

 もちろん、韓国籍に変えたほうが遥かに物事が楽に進むのですが、
 ・祖父母や親の思い入れが強いこと(多分、国籍が統一されている少なくない家庭で、一人がいきなり国籍を変えたら一族の問題になります)
 ・移ろいやすい政治状況のうんぬんから判断したくない(合理性とはかけ離れたところにある、生まれたときから持っていたものに対する意地ですね)
 といった理由から、いまだ変えずにいません。 

 それでも、僕の本籍地は、大韓民国済州道にあったりします。 祖父の生まれた実家の家系図には、僕の名前が載っているんですね。 

 こんな在日コリアンが、日本にはまだ数十万人います。

 子供の頃は同じような背景を持った人々が多い中で育ったので、大して違和感を感じなかったのですが、今となると、本当に不思議ですね。 色々と考えるきっかけを生来もっていたことは、もしかしたら僥倖なのかもしれません。

 ちなみに、会社での僕のチームには、10人強の中に、6種の国籍が混じっていて、お酒を飲むときなどは、Nationalityの問題について話すことが少なくありません。 世の中どこでも複雑なんだなあ、と考えずにはいられない日々です。
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