Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:-- | スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
羊をめぐる冒険。
 村上春樹長編も、これで5つ目。 これでひと段落つけるつもりです。 それにしても、この繁忙期によく三、四千ページも小説を読む時間があったものです。

 最後は、「羊をめぐる冒険」でした。

 もう色々と書いたので、二つだけ感じた事を。

 

 人間描写において、人間を個性を持った人間らしく見せるのは、「くせ」などの非合理的な部分だということ。 思えば、村上春樹の作品に出てくる人間は、くせや偏愛に満ちています。 この描写を通じて、人間描写に現実味が帯びてくるのですね。
 
 逆に考えると、僕(たち)の頭は、そういったものに対して「人間味」を感じるようにインプットされているようで、この点に付随して色々と面白い発見があるかもしれません。


 
 著者は、色々な調査や踏査を元にして、自分の作品の心象風景と終りの構図をあらかじめ決めているような感じがします。 そうでないと、クライマックスの印象的な情景やそこに至るまでの見事さは考えられないのです。 終りの風景と、それを彩る人物を思い描いて、それらを演繹的に記述している感じがします。

 将来、一つくらい小説の類を書いてみたいと思っているので、この発見はそのときに活きてくるのかもしれません。 って、僕なんぞが書いたら、噴飯ものの字のガラクタが出来上がるのがオチかもしれませんが・・・


 村上春樹の作品は、考えさせられるものは多かったのですが、僕の思想信条に影響を与えるという類の本ではなく、いい意味でエンターテイメント的でした。 読む分には楽しいのですが、僕にとっては、無人島に持っていく本ではなさそうです。

 
 、、、というわけで(?)次は、安部公房ファンさんおすすめの、安部公房です。 とりあえず、箱男と他人の顔を購入しました。 またレビューを書きますね。

 
Comment
≪この記事へのコメント≫
>いい意味でエンターテイメント的

それが村上春樹の良い点であり、大衆ウケの理由なんだろうね!
その意味では、シドニィ・シェルダンとかと同じなんだろうよ!!
そういえば村上春樹の本で「鼠」が出てくる本が何冊かあるんだよね!!!(ノ∀`)
本の内容は違うんだけど・・・
誰かをモデルにしているのか、
それとも何か共通させたいものがあるのかね・・・

ま、それが理由で、
村上ワールドにハマったのが私ですが・・・
2006/12/15(金) 17:11:58 | URL | a Go #-[ 編集]
やっぱり、エンタメなんですね!
村上春樹作品、いろいろな固定伽羅が出てきますよね。 ネズミとか、猫とか。。

2006/12/16(土) 17:41:48 | URL | Taejun #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
Trackback
この記事のトラックバックURL
≪この記事へのトラックバック≫
Designed by aykm.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。