Taejunomics

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論理トレーニング。
 そろそろペーパーを考えていく必要があるので、形式論理学の復習をしようと考えています。 購入した本は、野矢茂樹と言う人の『論理トレーニング』と、『入門論理学』。 論理とは、本書における定義を用いるのなら、広義においては「主張の間の関連性を定めるもの」であり、狭義においては演繹を指します。


 ここまでぱらぱらと読みながら、感じた事を。

 1.思考と論理の関係
 2.思考の論理化の大切さ



 1.思考と論理の関係

 本書でも述べているように、論理と思考にはかなりの違いがあります。 思考は、自由や飛躍の産物である場合が多い反面、論理は規則に伴う訓練の産物である場合が多いのですね。 両者の関係性は次のように説明できるかもしれません。

 思考で行きついたゴールを論理でたどる。

 閃くのは、思考力の役割です。 多くの、特に天才と呼ばれる人々は、事象から何かを感じ取り、飛躍的にある結論を閃きます。 しかし、それは単なるひらめきに過ぎないのであって、それが正しいこと、かつその結論が他者にとっても認められるものになるためには、論理を用いなければいけません。

 例を挙げてみましょう。 
 僕は、雨の予測が子供の頃から出来ました。 なんとなく、「木々が不安そうに揺れている」ことと、嫌な予感がすることが、雨降りのサインでした。 
 その他人が納得できる形で説明できるようになったのは、その10年後くらいの事でした。 低気圧と雨降りは密接な関係をもっているのですが、木々が不安そうに揺れるのは、雨降りの前に気圧が下がることによるもので、なんとなく嫌な気分になるのは、片頭痛が低気圧と関連を持っているためだったのです。 
 
 思考力と論理力の関係と言うのは、上の様なものなのでしょう。




 2.思考の論理化の大切さ

 上で見たように、人は、論理の積み上げではなかなか至らない結論を飛躍的に閃き、その道筋を論理で説明するという順序で追うことが多いようです。 と言うことは、人は、物を考える際に、自分が考える以上に相当な量の情報を、同時に処理しているといえるかもしれません。 例えば僕たちは、人の表情一つで、その人の心理状態をある程度まで推測することが出来ます。 その「表情→感情」という結論を導くのに、言葉で論理を追って説明しようとしたら相当の時間がかかるのに、僕たちは、多くの場合、一瞬で概ね正しい結論を導いているのです。 脳による同時一瞬情報処理能力には、ものすごいものがありそうです。 長年の経験に基づいた勘や思い付きなども、脳による同時一瞬処理なのでしょう。
 
 そのような勘や思いつき(時にはヒューリスティックとも呼ばれるもの)は、概ね正しいことが多い。 しかし、時に誤りを犯します。 その誤りを避けるためには、勘や思い付きの理由を明らかにすることが必要なのだと僕は思います。 
 そのための方法は、思い付きや勘を、可能な限り論理的に書いていくことなのですよね。 すなわち、自分がある自称について「こうだ」と思いついた理由を、可能な限り論理の世界に引きずり込んで、系統だった、目に見える言語の形に当てはめていく。 すると、自分の思考過程のどこに問題があったのかを、知ることが出来ることになりそうです。 あたかも、自分の思考のプログラムを抜き出して、そこにあるバグをみつけて訂正していくように。
 
 もちろん、全ての思い付きを論理的な言語の形で表現できるとは思いません。 ですが、相当な部分についてはそのことが可能だと僕は思います。 そして、こういった訓練を日々積む事は、自分の思考の力、思いつきの精度を高めるために、ものすごく重要なのだと思います。

 こういう「思考の言語化」を行うことが、僕がブログを書く理由の一つなのですよね。 より素晴らしい思考力を身につけるために、一歩一歩自分の思い付きを、可能な限り言語と言う形で論理的に述べるように慣れればと思います。 日々、訓練あるのみですね。

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