Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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GM,フォード格下げ・・・
 両社とも、このところ、株価の下落が続いていたところ、衝撃のニュース。 ゼネラル・モーターズ(GM)とフォードが、BB、BB+に格下げされた。

 これは、なかなかすごいことである。 

 格付は、格付会社が行う。 アメリカでは、スタンダード&プアーズ(S%P)と、ムーディーズが、主なものである。 この会社が、債券の格付を行う。 たとえば、○○社の社債を格付することにより、その会社を、○○国の国債を格付することにより、その国を格付するのである。

 格付は、
 最高 → → →  → → 最低
 AAA-AA-A-BBB-BB-B-CCC-CC-C-D (S&P)
 Aaa-Aa-A-Baa-Ba-B-Caa-Ca-C (ムーディーズ) となっている。
 さらに、S&Pは、これに、+、-をつけ、(例:BB+、BB-)、ムーディーズは、1,2,3をつけ(例:A1,A2,A3)、格付を細分化している。

 BBB,Baaまでが、「投資するのに適している」格付であり、それ以降は、「投機的(ギャンブル的)」な対象とされる。 BB,Ba以下の債券を、「ジャンク債」と呼ぶ。 ちなみに、ジャンクとは、ガラクタのこと。 

 格付が下がるということは、企業や国家にとっては、とても恐ろしいこととなる。 
 企業の場合、株価は落ち、その他、資金を借り入れるときもより不利な条件で借り入れなければならなくなる。 たとえば、今回の格付の発表を受けて、GMとフォードの株価は、一気に5%落ちた。 これで、資金繰りが苦しくなり、さらに経営状態は悪くなる→さらに格下げ、という恐ろしい悪循環がおこりうる。
 国家の場合、その国家に対する投資が落ちる。 これにより、国家の経済成長が落ち込み、結果、さらに格下げ・・・と、これも、恐ろしい悪循環を惹き起こしうる。

 たかが格付であるが、ほとんどの経済主体が、この格付に従い行動をとるため、もっと正確には、従わせるほどの背景をもっているため、恐ろしい影響力を世に持っている。 当然ながら、この格付会社には、ある種の人々の息がかかっている。 ちなみに、金大中大統領が当選し、民主化、対米路線の変更が叫ばれた際に、格付会社は、格付を下げた。 無言の圧力である。 政権当事者たちは、これに震え上がったという。 
 
 まあ、今回のはアメリカの看板とも言える自動車産業の企業であるから、純粋な格付であると思う。 それでも、格付が始まった当時、GMは、AAAであった。 それを考えれば、この凋落は、驚くべきものである。 今回の格下げが、会社の凋落をさらに進めるのは、かなりの高確率で起こると思う。

 さて、困ったことに、アメリカの自動車産業の不調は、アメリカの経済全体に影響が及ぶ。 そのとばっちりが、他の国に及ばないとも言い切れない。 日本などは、もろに影響を受ける可能性が高いので(特に、多くの場合アメリカ車の不調は、日本に責任がなすりつけられる)、すこし、マーケットに注目する必要があるかもしれない。
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