Taejunomics

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ダンス・ダンス・ダンス。
ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 ダンス・ダンス・ダンス〈下〉
村上 春樹 (2004/10)
講談社



 最近、小説がエンターテイメント化しています。 先週は、羊をめぐる冒険の続編である、ダンス・ダンス・ダンスを読みました。

 村上小説の構造についての新しい発見(?)なのですが:ありえない世界に放り込まれた主人公が、その中で冷静に自分のできることをこなしていく、という筋が多いのですね。

 本を読みながら、ブランキージェットシティの、3104丁目のダンスホールの歌を思い出しました。

  

 「音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ。おいらの言っていることはわかるかい?踊るんだ。踊り続けるんだ。なぜ踊るかなんて考えちゃいけない。意味なんてことは考えちゃいけない。意味なんてもともとないんだ。そんなこと考え出したら足が停まる。一度足が停まったら、もうおいらには何ともしてあげられなくなってしまう。あんたの繋がりはもう何もなくなってしまう。永遠になくなってしまうんだよ。そうするとあんたはこっちの世界の中でしか生きていけなくなってしまう。どんどんこっちの世界に引き込まれてしまうんだ。だから足をとめちゃいけない。どれだけばかばかしく思えても、そんなこと気にしちゃいけない。きちんとステップを踏んで踊り続けるんだよ。そして固まってしまったものを少しずつでもいいからほぐしていくんだよ。まだ手遅れになっていないものもあるはずだ。使えるものは全部使うんだよ。ベストを尽くすんだよ。怖がることは何もない。あんたは確かに疲れている。疲れて、おびえている。だれにでもそういうときがある。何もかもが間違っているように感じられるんだ。だから足が止まってしまう。
  
 でも踊るしかないんだよ。

 それもとびっきりうまく踊るんだ。みんなが感心するくらいに。」


 

 人生はダンスホールで、皆はダンサーなのかもしれませんね。




 
Comment
≪この記事へのコメント≫
踊る舞台は身の丈に見合って小さい舞台かもしれないけど、その舞台の上では自分は主役なんですよね。
たまにはステップを間違えることもありますが、それはそれ。気にせず停まらず踊ればいいんだと思います。

それはそうと、僕は村上春樹ファンです。

村上春樹の作品に出てくる人物は、たいてい何かしらのハンディキャップもしくはアンバランスさを持っているように思います。

身体的なハンディキャップを持っている人だったり、
精神的な苦しさを抱えている人だったり、
華やかな成功の裏で人間的な何かを失っていたり、
羊男だったり(笑)。

主人公の目線を通して、若しくは、物語を鳥瞰して、何を感じ取ることができるのかが試されているように思います。
比較的軽いタッチで読みやすいですが、テーマとしてはなかなか重いものが多いように感じます。
2007/06/01(金) 02:22:11 | URL | 福の字 #-[ 編集]
 福さんこんばんは。 コメントありがとうございます!!!

 はい、もう悩まずに、いや、悩みながらも、ダンスし続けて、乗り切ろうと思います! 

 僕の友人も、村上春樹について同様のことを話していました。 軽いタッチで、エンタメ的に読ませるけれども、その奥には何か粘液質の実存的なものがあるのだと。 時代をとらえようとしている作家なのでしょうね。 

 と、コメント書いていたら、無性にまた読みたくなったので、4冊ほどまとめて買ってしまいました^^; 
2007/06/02(土) 01:53:05 | URL | Taejun #-[ 編集]
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