Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:-- | スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
証券アナリスト模範解答の、「?}。
 証券アナリスト試験がいよいよ来週の日曜日なので、過去問を解き始めたのですが、

 問題の公式模範解答がちょっとひどいので心配になってきました。

 僕は、経済と会計については、素人に毛の生えたような知識しかないので、大したことも言えないのですが、ファイナンス理論のパート、ちょっとまずいです。


 たとえば、


 平成17年の第二次試験の第五問

 リスク(標準偏差)とリターン(投資収益率)について

 株式     14.69 14.12
 短期金融資産 6.85 2.79
 長期国債   7.82 9.88  
 中期国債   7.95 5.07
 長期社債   8.23 8.34
 不動産    16.81 12.90
 海外株式   17.88 16.20
 
 がわかっている。 この資産で効率的ポートフォリオを組むと、配分比率がゼロ近くになると予想される資産クラスを二つあげなさい。 また、そう判断した理由を簡単に説明しなさい。


 模範解答 
 
 シャープレシオの低い、長期国債、中期国債、長期社債の投資ウェイトが極めて低くなると予想できる。 資産間の相関関係に対する考慮も必要であるが、資産間のリターン格差はポートフォリオのリスク分散に果たす個別資産の効果をはるかに超えると予想される。




 、、、断じて言えますが、誤りです。 共分散(相関係数でもいいですが)の値がわかっていない限り、答えがわかりっこありません。 特に、債券と株式の場合、相関係数が低いことは容易に起こりうるので、上で組み入れられないと述べられた資産が組み入れられる可能性は大いにあり得ます。

 (もし興味がある方は、以前僕が作ったエクセルシートに適当に数字を入れて確認してください。
 https://www.webfile.jp/dl.php?i=146143&s=00ec93838b622541917e )
 
 とても深刻なのは、この模範解答が、試験委員(大学教授)によって作成されたということです。 ポートフォリオにおけるリスク分散は、ファイナンス理論の基礎の基礎なのに、その解を求めるための式を示したMertonの原論文も読んでいないのでしょう。。 模範解答の中には、このように突っ込みを思わず入れてしまいたくなる解説がいくつかあります。

 理論を本当にしっかりとわかっている実務家は、僕を含め全然いないのが実情ですが、アカデミックな場合でもわかっていない人がいるとなると、暗澹とした気持になってきます。 これはそのうち、市場に大きな悪影響を、、ぶつぶつ。。。


 とまあ、この調子で、「?」が湧いてくる模範解答を見ながら勉強をしていると、なかなかモチベーションが下がりそうになってしまうのですが^^;、受からないでも空しいだけなので、しっかりとがんばります。 足切りのパートである、職業倫理が、一番危ないです…
 
 それでは、また月曜日からがんばりましょう! 
 



Comment
≪この記事へのコメント≫
試験がんばってください
確かに理論(というか勉強?)を知らない実務家は決して少なくないと実感します。
なので、教授といえどもそれに合わせて執筆しているのでしょうか。受験しようと考えていた私もやや失望します。

これに関連するかどうかわかりませんが、世間にあふれるレポートにコメントするという企画をブログではじめます。自分としてはスパーリングみたいなもので、某ボクサーのように勝てる相手だけを選んで滅多打ちにするという、主に話題づくりに励みたいと思います。

試験がんばってください。私も近い将来受験します。
2007/05/28(月) 13:36:07 | URL | チキンワイヤー #-[ 編集]
いよいよ実力勝負の予感です。
確かに実務のレベルを考慮しての回答かもしれませんね。 なんにせよ、暗澹たる気持ちになる事には変わりなさそうですが。。

単純作業中のイメージトレーニングと、音声教材の活用で乗り切って見せます! ありがとうございます。

2007/05/29(火) 02:06:18 | URL | Taejun #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
Trackback
この記事のトラックバックURL
≪この記事へのトラックバック≫
Designed by aykm.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。