Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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夢をカタチに。
 先週は休暇だったのですが、その期間に、知り合いの方々の会社を回ったりしながら過ごしていました。

 特に一番感銘を深く受けたのが、大学院の同期のYさんがCOOを務める、証券会社。 ちょっと、この会社について紹介をしてみたいと思います。

 この証券会社は、一言で言うと、ヘッジファンドのベンチャーキャピタルです。

 

 Yさんたちは起業の10年以上前から、ある問題意識を持っていました。
 それは、「なぜ、日本のファンドマネージャーは日本株におけるトレーディングにおいても、外国人より高いリターンをあげることができないのか」、というものでした。
 Yさんたちは、その理由は、ファンドマネージャーを育てるインフラが社会的に整っていないことにあると考えました。 証券会社や運用会社で、自身の運用哲学に徹底的に基づいた投資を行うのは容易ではありません。というのも、組織の一員として行動する以上、いくらかの制約がかかる場合があるからです。

 では、独立してはどうか。


これも、厳しいのが現状です。 なぜなら、ファンドマネージャーが自分の運用会社をつくるとなると、少なくとも次のことをクリアしないといけないからです:
 ・2000万円の営業保証金(供託金)と、5000万円の資本金(投資顧問業法施行令第4条の2、投資顧問業法施行規則第27条の3)
 ・規制への対処
 ・営業
 ・投資家への報告
 その他いろいろを考えると、相当な負担がかかるわけです。
 今、日本で成功している独立系の運用会社には、スパークスやタワーなどがありますが、この創業者たち(すごいやり手)でさえ、相当苦労してきたそうです。

 このインフラを提供することができるのなら、日本においても、実力のある国産の運用会社が作られるのではないか、とYさんたちは仮説を立て、そのインフラを整備する会社を作りました。 それが、この証券会社です。

 この会社において、ファンドマネージャーは、自身の投資助言業にのみ集中することになります。 それ以外は、すべて会社が請け負う。
 ここまでなら、考え付く人がいるかもしれません。 でも、創業において一番難しい問題があります。 それは、資金調達。いくら証券業界でやり手といわれる運用者であっても、独立した直後にその人々に投資助言をしてもらう名目で数十億のお金を集めることは容易ではない。 そこをYさんたちは、投資家の特性を踏まえたストラクチャーを組んで解決し、資金を取り付けました。

 創業から3年、この証券会社は、ほとんどメディアへのエクスポージャーをしていません。
 ですが、運用者たちの間では知られる会社となり、紹介等を通じて、今までで200人以上の方が、この会社での運用を申し込んだそうです。現在は、7人の方が、インベストメントアドバイザーとして、投資助言業務に当たっています。

 将来的には、すべての人に、本当に良いファンドを提供したいというのが、Yさんの目標です。




 (感想)

 何よりも感銘を受けたのは、明確な問題意識を持つのみならず、その問題の原因の所在を定義し、その解決策についての仮説を立て、実務経験と知識に基づいてそれを遂行することでした。 
 Yさんから直々に会社の説明を受けながら、これを1から考えてつくるというのは、並大抵なことでは出来ないという事を痛感しました。 知識と、情熱と、仲間と、そのほかにも多くのものが必要そうです。

 Yさんから、将来会社をつくる人間が持つべき、技術的側面を教わりました。 それは次の二つです:
 ・実務についての精通
 ・キャッシュ

 それと、最重要課題として、パートナー探し。  いいパートナーを、一人でもいいから見つけ出し、そのパートナー(たち)とベストの組織体系(役割分担)を作り仕事を始めること。 これができない組織は、失敗することが少なくないそうです。

 、、、僕には足りないことだらけですが、これらをがっちりと身につけられるように頑張ろうと思います。 Yさん、お忙しいなか本当にありがとうございました!


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