Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:-- | スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
Private Equityファンド、特にバイアウトファンドについてのまとめ①
pic05_b.jpg

 またまた柏本作品。 つくづく、自分は凝り性である。 タイトルはdomani。 googleで調べたら、domaniとは、「明日」という意味らしい。 なるほどねえ。

 
 閑話休題。

 久しぶりに、まじめなねたでも書いてみようかと。
 
 「Private Equity(プライベートエクィティ)投資」というものをご存知であろうか? 現在、ファイナンスの業界では、一番アツいと言われている投資分野である。 以下、Private Equityを、PEと略することにする。 

 Private:私的、Equity:株。 
 PE投資とは、未公開事業に対する投資のことである。 単にPEと言っても、未公開事業投資を意味する。 ここらへん、新しく出来た分野のせいか、概念の整理がかなりごちゃごちゃしている。
 このPE投資の先は、大きく二つに分かれる。 
 ・ベンチャー企業に対する投資
 ・既存企業に対する投資    の2種類である。

 現在、PE投資というと、主に後者の既存企業に対する投資について言うことが多い。 さらに言うと、投資というよりも、買収というほうが実態にはるかに近い。
 
 投資(買収)対象である既存企業は、株式非公開である企業だけとは限らない。 株式を公開している上場企業なども投資の対象である。 しかし、投資(買収)をする際に、これらの株式を非公開化する手続きを経て投資を行う。 
 
 PE投資は、投資会社がファンド(基金)を組み、行われる。 このファンドに投資家たちが出資をする。 ファンドの資金では足りない部分は、金融機関から借り入れたりして補うことになる。 
 混同も多いところであるが、この資金としての基金もファンドと呼ぶが、この基金を募る会社もファンドと呼ぶ。 だから、投資ファンドというと、①投資ファンドを募る会社、②投資をするために集まった基金の両方を意味することが出来る。 

 特に、買収を行うファンド(会社として)を、バイアウト・ファンドと呼ぶ。 現在、PEというと、このバイアウト・ファンドと連想されることが多い。 買収なので、M&Aに属する。

 バイアウトファンドの利益はどこから生じるか。 それは、買収をした企業の価値を上げることによる。 
 例えば、市場現在価値が100億の企業を買収し、その経営状態その他を改善させ、企業価値を200億に高め、その企業を上場させたり、他の機関に売却する。 これにより、100億の利益を得るのである。
 一番話題となったのは、リップルウッドの新生銀行の事例であろう。
 10億円の元の資金からファンドを募り、1200億円を調達し、それをもって、日本長期信用銀行を買収。 それを新生銀行として再出発させ、再上場、保有していた株式を売却。 
 リップルウッド・ホールディングスが市場に売り出したのは、国が保有する優先株を除くと、新生銀行の発行済み普通株式13億5,800万株のうち、4億4,000万株。 約32%である。 
 上場時の売り出し価格が525円だったので、525円×4億4,000万株=約2,300億円!! 手数料を差し引いたとしても、2,200億円程が利益となるわけである。 投資家から預かった資金の1200億円にプレミアムをつけ、1.5倍くらいの額で返却しても、まだ残っている68%の株式と共に、莫大な利益を得たのである。 うーむ、マネーゲーム。

 さて、次に、PEファンドのバイアウト分野での活動内容について見ていくことにする。
Comment
≪この記事へのコメント≫
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する
 
Trackback
この記事のトラックバックURL
≪この記事へのトラックバック≫
Designed by aykm.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。