Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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LBOについて②LBOの利点。
さて、レバレッジについての説明を終えたので、次は、LBO全般の利点について述べようと思う。

ざっくり言って、LBOの単なる買収に比べた場合の利点は

①レバレッジによる資本・リターン比率の向上
②課税対象額の減少
③経営陣に対するプレッシャー

が、あると思われる。

①は、前回のエントリーで述べたとおり

②課税対象額の減少
 金利に対する支払いには、税金がかからない。
 そのため、レバレッジを大きくすることにより(買収の際の資本を増やすことにより)、税金を少なく払うだけですむことになり、この分、企業の価値は増加することになる。
 
③経営陣に対するプレッシャー
 負債を高めれば高めるほど、倒産のリスクは高くなる。 
 経営陣というものは、えてして、倒産のリスクが低くなった場合、放漫経営をすることが多い。 しかし、倒産をしたときに、もっとも責任を負うのは経営陣であるため、負債を増やすことで倒産のリスクを上げ、経営者が経費の無駄遣いなどをすることが減る。 


 
 これらが、現在、バイアウトファンドが買収をする際にレバレッジをかけたLBOを多用する理由である。 負債を多くするということは、経営はなるべく自己資金でまかなうべきという、従来の経営の基本的な考え方に抵触するが、以上の利点からLBOはよく用いられている。

 ただし、先にも述べたように、負債を増やすほど倒産のリスクは上がるし、さらに倒産をした際のコストもかかる。 これらの不利点の上、さらに、この不利点により、金融機関から借り入れをする際の金利も上がることになる。

 さらに、エージェンシーコストの問題もある。 エージェンシーコストとは、株主・債権者と経営者の利益が相反することから生じてしまうコストである。モニタリングコスト、経営者の非金銭的満足のための支出による企業価値の減少、ボンディングコストなどがそれに含まれる。 このコストにより、企業の価値は減じることになる。 


 よって、ある程度のレバレッジをかけつつも、さまざまなコストを鑑みて、最適な資本構成というものを考える必要がある。 どれくらいの比率がベストかと。 こういうことを、金融工学では数式を用いて計算したりするのだが、文系の自分には、式の意味を理解は出来ても、それ以上はお手上げ、エクセル君などに計算を任せているのが現状である。
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