Taejunomics

            政治、経済、社会、哲学、芸術、文学、スポーツ、マイクロファイナンス、教育などなど、徒然なるままに書き綴ります。 ※お初の方はカテゴリー欄の「Taejunomicsについて」、をご覧ください。
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改革と脱・部分最適化。
 日頃から当事者の視点で考える癖をつけるようにしています。 自分が政策の執行者だったらどうするか、自分が経営者だったらどうするか、などなど。 同様に、日銀総裁がまだ決まらない件についてもつらつらと考えていました。
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 改革が難しい理由の一つは、部分最適化の行きすぎにあるのかもしれません。 各集団で一種のコミュニティを作ってしまい、そのコミュニティ内の人々は、自分達のコミュニティの最適化のみを目的として行動をしている事が多いように思われます。 
 
 野党は反対のための反対票を入れる、患者のためでなく教授グループの利益のために病院の方針が決定される、横並びであれば安心して融資を決定する、明らかに過剰である財政支出も一部の人々のためになされる、、、数えだしたらきりがありません。

 コミュニティが形成されれば、その最適化を図ろうとするインセンティヴが生じることはある程度当然なのでしょう。 しかし、一定の事柄においては、自分たちだけの最適化のみならず、全体の最適化に向けて、ベクトルをそろえる必要があります。 そうしないと、何も先に進めることが出来ない。
  
 こういった、異なるグループの最適化の方向性をある程度同じくするためには、市場メカニズムの導入やマーケットデザインが一つのカギとなるのかもしれません。 ぱっと考えても、二つくらい成功事例があります。

 一つの成功事例として僕が考えるのは、排出権取引です。 市場メカニズムの導入により、企業集団の最適化と環境保全が、少しずつ同じ方向を向けるようになりつつあります。 部分最適化の傾向が大きな問題となっている分野について、何とか市場メカニズムを導出することにより、よりよい意思決定をもたらすことが可能なのかもしれません。 

 もう一つは、匿名オークションの導入によるカルテルの激減。 システムデザインにもコツがいるのですが、オークションにおいて完全な匿名性を確保したところ、談合が激減した事例があるそうです。

 私的セクターについては、こういった変革は比較的容易そうです。 公的セクターについては、色々と難しいことは多いと思いますが、それでも出来ることはありそうな気がします。 そんなこんな考えていると、ゲーム理論やマーケットデザイン、契約理論に興味がわきつつあったりします。 とりあえず、蟻川先生お勧めの教科書を購入しました。 早速読んでみます。
 
  
A Course in Game TheoryA Course in Game Theory
(1994/07/12)
Martin J. Osborne、Ariel Rubinstein 他

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